型紙

８月、３週目の週末が終わり、いよいよ今週は子供たちは学校＆幼稚園。
は～、なんて長い休みだったことでしょう。
特に今年は“辛い”と感じる日が多く、
気持ちも身体も塞いでいたように思います。
それもあと数日の辛抱。
先ずは、お兄ちゃんの幼稚園が一足先にスタートです！

気持ちが少し楽になったせいでしょうか、久々に手仕事の意欲が
戻ってきたみたいで、一人静かな夜にさっそくハトロン紙を広げ・・・
本当は夏休み前に作りたかった、リネンのパンツの型紙作りを開始しました。
参考にさせて頂いたのは、ご存知、月居良子さんの本
【フランス風の布で作る～】から。
シンプルなロールアップズボンを、気持ち手を加えて私サイズに。

市販本のパターンは、大概の方に合うよう、気持ち大きめになっているとか。
過去に、違うパターンで作ってみたところ、確かにちょっとゆとりがあったり
また逆であったり・・・。
何点か作っていれば、どこが“それ”は分かりますが、
今回は初めてのパターン。
先ずは、本の通りに写し取り、後は補正する際のページを参考に
全体像を確認し、前後見頃を合わせ大まかに欲しい線を足したり引いたり。
実は、この作業が何気に好きなんです。

使うのは、今年に入って買った(と思う)Ｃ＆Ｓさんの透け感のない
しっかりしたリネン。
２度地直ししたというのに、まだしっかり張りがあって
この状態で穿くのはどうかな・・・。
でも、ブルーグレーというのでしょうか、すごく良い感じの色。
手にとったとき、ぜったいズボンにしようと決めていました。

これから型紙を布に合わせ、裁断を行う予定です。
大事な布だけに、慎重に慎重に・・・。
そう思うと、ハサミを持つ手が震えそう。
大人買いしたとはいえ、結構使うんですよねズボンって。
呼吸を整えて、弟くんが泣かなそうなのを確認して始めます。

気持ちに余裕がなかった夏休みでしたが、そんな時は手仕事も雑で
失敗の連続になるのは過去で経験済み。
ミシンにとってはひと月以上も動かしていないので、大丈夫か心配ですが
失敗して生地を無駄にする方が、今の私には痛手が大きい。

この夏、作るつもりでいたワンピースとかチュニックとか・・・
夏布は残念ながら来シーズン用となりました。
せっせと使うつもりでいたのですが、またストックが溜まってしました。
そのくせ、８月の予約布を注文している私です。

リクエスト

連日の猛暑から少しだけ開放された週末。
とは言え気温は３０度超し。
まだまだ威勢の良い夏は、ドカンと居座っておりますね～。
ついつい、冷えた食べ物に手が行きますが
身体の冷えは夏バテのもと。
今日も暑さを堪えておでんを作り、自分の身体の方を熱くして
熱気を跳ね除ける・・・気持ちの上ではね。

家族の健康は一番に考えている私ですが、自身の身体はいまひとつどころか
二つ三つ、崩しっぱなしです。
原因は相変わらずの歯と、それによってあまり食べ物が食べれないことで
抵抗力が落ちてきてのこと。
今は、舌に出来た口内炎が辛い！
しゃべることも間々ならず、子供たちを叱り飛ばすこともできません。
子供たちにしたら、口内炎様様といったところでしょうか。

出来るだけ食べれるものをと思っても、もうここまでくると
起きているが辛い、息をするのでさえ・・・
と、本当はどっか悪いんじゃないの？と思う有様。
だんな様には、
『何にも食べさせていないみたいだ。』
と、頬のこけた大人の女と思ってくれずに、既に骸骨にみえるんでしょうか。
目が合えば、
『何か食べたい物はないの？』
と、一緒になって初めて、優しい言葉を掛けていただいております。

せっかくのご好意。
ならばとお願いしたのが、ニューヨークチーズケーキ♪
ベイクドじゃないんですよ←ここ大切。
少し重めの食感でありながら、しっとりしたかつ、濃厚な味わい。
サワークリームの酸味を少し感じつつも、甘い物に目がないニューヨーカーに
こよなく愛されてる、あの味です。

でも、実際に日本で売られてる“それ”が果たして、本場でも売っているかどうかは
あいにく分かりませんし、
ニューヨークで食べた物が、その味だったかどうかも
今となってはすっかり思い出せませんが。

そんな私の切ない願いを聞いて、買ってきてくれただんな様。
ありがとう、今度のは“スフレ”じゃなかったよ～。
限りなく、好みに近かったです。
でも、あちこちで探し回ったようです。
それらしい見た目の、デンマーク産のチーズを使ってるというお店で

『これ、ニューヨーク風ですか？』って、わざわざ聞いてくれたようです。
ちなみにお店はモロゾ・・・だったような。

私なら、デンマーク産って謳ってる店で、そんなこと聞けませんけど。
妻への直向な愛情と思い、
(でもこれじゃないんだよね～。)とは決して言えませんし、聞かれたら大変。
ありがたく頂戴しました。

あまり食べられないので、どうしても食べたい物が好物へと傾きます。
それでも硬さのあるものはＮＧ。
プリンやゼリーなどの柔らかく、あまり噛まずにすむもの。
今日も溜まっていくストレスのささやかな解消として、プリンを一つ食べました。
ああ、甘い物は身体に沁みていきます。
明日は、たまには手作りプリンでもしようかと思います。
もちろん手作りならではのビッグサイズです。

来週には頼んだ詰め物が出来るので、この不自由さともおしまい。
先ずは何を食べようか、今はそれが楽しみでもあります。