Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

はがき

2011年12月12日 | My Life

クリスマス前だというのに、年末の忙しない空気が徐々に近づきつつあるこの頃。
仕事関連の用事が殆どなのですが、一日おきに横浜へ行ったり
書類や帳簿・・・
明日でいいかななんて思うと、あっという間に溜まってしまう。
仕事の大半は自宅で片付くこととはいえ、かつて現場で働いていた頃の頭や体力では
ないだけに、油断大敵です。

この時期は、来年の年賀状のデザインを考えたりする頃でしょうか。
お隣さんやご近所では、お休みの日に玄関先で家族写真を撮られる姿を
多く見かけました。
特に、家を新築した年などは引越しの知らせも兼ねてなど、
伝えたいことがいっぱいです。

しかしその一方で、先の大震災を思い、年賀状の言葉をどうしたらいいのか
思い悩む方が多いとか。

娘も、
『去年みたいには書けないな・・・』
と呟いていました。

我が家でも、だんな様の仕事先や、長年のお付き合いのある方
友人たちなどに出してはいますが、
その皆さん方の中には、遠縁であったり、また、ご友人など
被害に遭われた方もいらっしゃることでしょう。
今日までに喪中はがきを出してくださった方の中には、一言添えてくださる方もいて
あの震災の凄まじさを思い知るばかりです。


福島に住んでいた友人は、疎開した先に

『子供たちも楽しみにしているから、今年も年賀状をくださいね』

とメールをくれました。
あの震災の直後この辺りでは、スーパーから殆どの食品が消えたり、
買えなかったことで随分大変な思いをしましたが、それ以上の大変な思いをしてきた友人一家。
努めて冷静に、そして子供たちのためにと、辛い選択をせざるをえなかったのを聞いていただけに
この一言が嬉しい反面、その強さと切なさに胸が苦しくなります。

子供たちの写真の年賀状は、富山の実家と親戚用に。
ほかのお宅には、シンプルで、でも、新年を迎えるに相応しいような
そんな言葉なりを考えています。

喪中はがきを下さった方へは、お見舞いの言葉を添えて
おはがきをお出ししようと思います。


夕飯の支度をしていたら、子供たちが

『今年の漢字は【絆】だって』

と教えてくれました。

絆・・・

来年は、小学校最後の年になるお姉ちゃんには、友情という絆を確かめ合う年になるでしょう。
2年生に進級するお兄ちゃんは、友情を深め合う年になるでしょう。
幼稚園という初めての集団生活を迎える弟君には、新しい友情を築く年になるでしょう。
子供たちの絆は、やはりお友達との関係かな。


『夫婦二人で一本の糸の半分ずつを持ち合うこと』

友人の結婚式のときに、主賓と思われる方がご挨拶の際に仰っていたのを憶えています。
中島みゆきさんの『糸』
夫婦の絆は・・・
緩まないよう、でも締め付けすぎないようにと言ったところでしょうか。

あまりセンチメンタルな感情になるのも、今はそれすらも
商売や金儲けに利用しようとする気配があるので、少なからず注意が必要ですが
大事にしたい言葉ではあります。

年賀状の受付は15日からだとか。
毎年ギリギリ組みなので、今年もたぶんそうでしょう。
考える時間はそうないにしても、考える意義はあるでしょう。

ちなみに、私の今年の漢字は(今日のニュースキャスターはみんな書いていますね)

【始】

でしょうか。
子供たちのことを始め、新しい生活、世の中の変化・・・
色々な難問を突きつけられて嫌気が差しても、でも始めなきゃ進まないんだって知った
そんな年だったように思います。