数週間前、最近感動した本と言うことでこのブログで「奇跡の脳」を取り上げました。先週、友人からこの「奇跡のリンゴ」の本を「とにかく感動するから読んで!」とプレゼントされ今日久々ゆっくりと休日の今日読み始めたら思わず一気に読み終えました
この時代でそして世知辛いこの世の中で本当にこんな事が、こんな人が、こんな話があるのかと、読み終えてしばし呆然としました。。
今まで自分が考えていた人生の成功とか幸せとかとは、なんと薄っぺらなものかもと考えさせられました。
同じ青森のりんご農家の友人が居るせいか何度か青森を訪れた経験はありますがいつも上辺だけのりんごの花が咲くのどかな風景や赤々と実るりんごに心躍らせるばかりでこんな現実があるのかと驚きと感動でした。
りんごは無農薬栽培は”絶対不可能”と言われていますがそれを覆した農家「木村秋則」さんの無農薬栽培への30年の物語です。並大抵じゃないです、正直木村さんの家族にはなれないと思いましたし、自分と置き変えることさえ考えられません。
とにかく、彼のりんごが食べてみたいです、本当にひとつでいいので食べてみたいです。
「リンゴの木は、リンゴに木だけで生きているわけではない、周りの自然の中で、生かされている生きものなわけだ。人間もそうなんだよ。人間はそのことを忘れてしまって。自分ひとりで生きていると思っている」
2006年12月7日にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられ、ものすごい反響だったそうです。ずっと気になっていた本でした。