映画「長い別れ」を観た。これは認知症を患った父を、妻と二人の娘が関わり、介護していく映画だ。
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私は一人暮らしの母がアルツハイマーになり、放っておけないので2年と少し、介護を兼ねて一緒に住んだ経験がある。この映画では自分がしていることを忘れる、身辺自立が難しくなる、徘徊の気配が始まるなどが描かれていた。それら一つ一つ、私も母に重ねては思い出していた。私はこれに加えて、様々な押し売り業者のカモになっていたので、彼らとの対決なあった。
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映画では三人の家族が支えたが、近頃の家庭事情では、そこまで家族が結集する家庭は少数派になりつつある。少子化が進み、家族が力を合わせることが難しくなっているのかも知れない。
母のアルツハイマーを介助していて、一番つらく感じたことは、息子の私ですら忘れ、外に出るときは、幼子になったような存在になってしまうことだ。これは流石に辛かった。