ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

愛ってなに? 星の王子から

2012年04月30日 | 随想

 世界で聖書以外に一番多く読まれているのが「星の王子さま」だそうです。Prince このブログも「星の王子さま」が下敷きになっています。ではこのお話のどこに心惹かれるのかというと、人それぞれでしょうが、わたしは以下の、「愛すること」の発見なのです。それは作者サン・テグジュペリがそうであったように、私自身も過去の痛みを持って、共感するのです。

 このストーリーは、王子さまと一本のバラの花だと言っても良いでしょう。ある日王子さまの小さな星に、一本の赤いバラが咲きました。ちょっと気どった、高慢なバラの花に、王子さまはふりまわされながらも、一生懸命世話をしました。愛していたのですが、バラからいろんな仕打ちを受けて王子さまはもう疲れてしまい、バラと別れることを決心してしまいます。
 別れの朝、「さようなら」と二度もいう王子さまに、やっとバラは「あたくし、ばかでした・・・・・あなたが好きなんです。」と告白しながらも、耐えて泣きながら送り出します。

 その後王子さまは、いろんな星をめぐり歩くのですが、結局は一本のバラの花とのことに終始するのでした。王子さまが最後に着いたのが地球の砂漠。そこで王子さまはたくさんのバラの花が咲く庭を見つけます。五千本ものバラが咲き乱れた庭で、それに比べ自分の愛していたのが、たった一本の平凡なバラに過ぎないことを知って王子さまは、泣いてしまいます。

 ところがキツネ(右イラスト)と出会って、王子さまは「愛」とは何かに気づPrincefoxいていく。
キツネ:「肝心なことは、目に見えないんだよ。」「あんたが、あんたのバラの花
をとても大切に思っているのはね、そのバラの花のために、ひまつぶしをしたからだよ。」

 この言葉がわたしの心をとらえるのです。

 自分の愛した女性は、どこにでも咲いている一本のバラなのかも知れない。五千本咲いているところに行けば、もっときれいなバラだってあるだろう。けれども自分にとって欠けがえのないのは、最初の、愛して育てた一本のバラなのです。
※「毎日水をかけ、寒かろうと覆いガラスをかけてやり、ついたてで風にあたらないようにしてあげた。毛虫をとり、不平も聞いてやり、自慢話も聞いてやった。花がだまっているなら
Photoるで、時には、どうしたのだろうと聞き耳をたててやった花なんだからね。ぼくのものになった花なんだから。」※はほとんど本からの引用文。

 だから五千本のバラは、ただ咲いているだけであり、ぼくの一本のバラは、とても大切な、欠けがえのない花なんだ・・・・・・

 最後に王子さまは、もう一度バラの居た自分の星に帰る決心をするのですが、帰り方が悲劇的です。毒蛇に噛まれ、体のないものになって・・・・・帰って行くのです。

PS:以後、わたしは一本の赤いバラとは、できるだけ時間をいっしょに過ごすよう決めています。どこに行くにも、たとえ家の中にいても、いつも一緒です。水や覆いガラス、風よ
けのついたてのように、とりとめのない話であろうとも聞き続け、黙っている時にも側にいます。


 「ひまつぶし」をし合うこと。自分の大切な時間、それを自分のしたいことに使わずに、共にいる時間に使う。もちろん、第一に神さま、第二に・・・・・という順序は崩さずに。愛って、むずかしく考えるもんじゃないのです。 (ケパ)

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リラックス

2012年04月29日 | ネコのコールと‥‥

連休だからと出掛けるわけでは無いけれど、Cat37すっかり車の中でリラックスしてます。

それも特等席です。それは助手席の私の前。ダッシュボードの上から私達の様子を見て、安心して寝ています。

勿論、運転の妨げにならないように、細心の注意が必要ですが、こんなドライブ好きなネコって今までの猫たちで初めて!! ドルカス

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高い所がお好き&その居場所作り

2012年04月28日 | ネコのコールと‥‥

Photo  以前に2匹の猫を家の中で飼っていたことがある。その時は2匹でいつもじゃれ合ったり、家中を走り回る運動会をしていた。しかし1匹だけで家猫となると、どうしても人間と猫が濃密に関わり合うようになる。そこで猫ばかぶりを発揮し、ドルカスのアドバイスで猫の快適空間を作ってみた。

 できあがったのはコールの展望台(上写真)である。涼しい風が吹き込んでくる4階の窓から、優雅に下を見下ろすのは、ずいぶん快適でストレス発散になるらしい。とても
喜んでくれている。
 さてこれは次のような台で、半分が蝶番で折りたためるよなっている。このPhoto_2は夏場以外は閉め切るため、使わない時にはベッドサイドの物置台にするためである。コールくんが喜んでくれれば、材料費しめて1200円などは安いものである。 (ケパ)Photo_3

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ピースフル練習

2012年04月27日 | ゴスペル

今夜はピースフルの練習でした。いつも来てくださるメンバーと、新しい曲「NeverWorry」の練習。何度か聞いてる曲なので、メンバーはすぐに歌い出せた曲でよかったのですけれど・・・

Cat36

本当は、しっかりと発声練習から始めなければ喉を痛めます。しかし中々指導は難しい。首と顔の筋肉はほぐしたけれど、情けないなあ。(そういえば、車の中でコールもストレッチしてたなぁ~)


こんな私でも神様はリードしなさいと言われます。「 神様。今の状況を感謝します。どのように指導したらよいでしょうか。なにも出来ない者です。」と思わず心の中で祈りました。

皆さん楽しんで歌えたかなあ~と、心から心配したのでした。心配することは無いと、歌ったばかりなのにです。あぁ感謝です!(ドルカス)

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二つの祖国

2012年04月27日 | 信仰

   むかし、山崎豊子さんの小説「二つの祖国」(写真は文庫本表紙)を原作にしたTVドラマがあった。Photo
  天羽賢治という日系二世が主人公だった。アメリカで育ったが、日本の大学を出て加州新報のバリバリの記者だったが、日米開戦で次第に引き裂かれて行くお話しだった。何しろ敵対関係ともなれば、どちらかに属さなければならないし、属さなかった方とはどうしても深い傷を生んでしまう。それまでの自分のアイデンティティが股裂にされてしまうわけだ。


   クリスチャンにも二つの祖国がある。世の国と神の国だ。そして多くの方は平和的な状態にあって、両方のメリットを享受している。しかし国籍不明のどっちつかずの状態ともいえる。ところが中には、どちらかの国にしか住めないギリギリの選択をさせられているクリスチャンもいる。私は断言するが、天羽賢治とは異なって、これは不幸なのではなく、素晴らしい至福への機会である。神に愛され、チャレンジを受けている。


  そこで神の国を選んだ者は、特別な祝福があることを知っていただきたい。一つは神の国での祝福である。永遠の国での、永遠の喜びがそこにある。これは行って見なければ分からないという人も多いが、私はそのすばらしさを確信している。肉体の命にまさる、絶大な価値がある。

 もう一つはこの世での実際的な祝福がある。実はこれが一番誤解されていて、これはまずもって神の国を選択したWorship_58結果での恵なのに、神の国を選ぶ前に、実際的な祝福を望んでしまう人が多い。恵がほしいために神の国を求めても、順序が逆なので、どんなに祝福を望んでも与えていただけないのである。別にケチなのではない。それではかえって滅んでしまうからなのだ。


 神は人の心を見られる。偽りは通じない。人間の力では神の国を選ぶことは困難である。だから困難や試練があり、神の国を選ぶ機会が提供される。この世の国ではなく、見えない国の国民として歩む信仰を祈り求めるしかない。「大切なものは見えない」のだから。   (ケパ)

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さくら咲く長野

2012年04月25日 | 自然

 今週の月・火と長野県は東御、上田、松代と巡る機会があTohmi_2った。 病院見舞いとかの所用があったためだが、行く先々で桜が美しく咲いていた。東御市の芝生公園(上)は七部咲き、上田城趾公園(中・ただし写真は公園近くの風景)、松代城趾(下)が満開を過ぎて散り始めという状態だった。

 桜がハラハラと散って、城のお堀がピンクに美しく映えていた。桜はそれまでのモノトーンの世界が、淡いピンクの華やいだ世界に一変する瞬間だ。この後もすぐさま散った先の枝先から、あざやかな黄緑色の新芽が次々と開くので変化が慌ただしUeda2 い。   「こんなにもあっちこち、桜があったのか?」と驚く。


 こんなにもすぐに散ってしまう桜を愛し、数多く植え、養生する日本人。しかし間違った愛し方があった。昔、朝鮮半島を武力で併合し、日本の一部としていた時代があった。その当時の日本人はおそらく半島の全域にわたって、日本化すべく全土に桜を植えまくったのだろう。

 朝鮮の国土が日本の敗戦によって独立できた日、自由を回復した誇り高い彼らは手に手に鋸と斧を持って山々を巡り、すべての桜を斬り倒して回った(ごく一部、例外的Mastusiro2残った地域もある)。桜には罪がなかったが、受けて当然のそんな受難の時期もあった  

 この国では桜は安泰だ。侵略などに使われることもない。ここ日本で改めて、桜咲く「四季折々の美しい国だ」と実感する。ただ一つ、未だ個人的な見解であるのが残念なのだが、天地万物を創造された主なる神の、この美しさを創造された御業(みわざ)に感動する。  (ケパ)

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テーマパークのような

2012年04月24日 | 示されたこと

1  久々8時前の時間帯に寄居パーキングてのトイレタイム休憩です。

このblogの始めに伝えたい言葉は「星の王子さま」の一節からですが、実はこのパーキングがきっかけでした。

 6月で三年目というここは、美しく庭も整えて休憩する人々を夢心地にします。 物語りの世界ですが、トイレもこんなに素敵だと、又寄りたくなる寄居パーキングです。(ドルカス)

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ジジくん、こんにちは

2012年04月23日 | ネコのコールと‥‥

 コールが長野県の、上田教会に来ました。そして元Ziziドルカスの猫で、今はすっかりこの教会猫となったジジくんに会えるんです。まずはご覧の通り、挨拶を(写真)交わします。

 基本的に紳士のジジは、コールが一番はじめて出会った猫であり、親しくなった猫です。御年15才のジジは、人間で言えば八十歳代の老猫。でも、すごく元気です。人と違ってシワが見えないので(白髪が増えたとドルカスは言っていますが)、年よりもうんと若く見えます。   (ケパ)

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渋滞中

2012年04月23日 | ネコのコールと‥‥

渋滞中
 ケパさんと所用が出来、関越道を走行中ですが、事故が起きたのか、三芳SA手前で渋滞中。しかし「そんなことは知らないよ」とばかり、後座席で落ち着いて睡眠中のコールです。だいぶこの車に馴れて、セカンドホーム的になってます。 (ドルカス)

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英語ができない

2012年04月22日 | 感謝

  教会に外国人のお客さんが来た。と言っても牧会する教会にではない。今夜、中心的な教会の礼拝に出席していた時だ。イスラエルを支援するヨーロッパの団体で、フィンランド・英・カナダ・ドイツの牧師や学者たちによる日本訪問らしい。Forigner
   メッセージは当然英語だ。必死に聞き取ろうとしても、ちょっと構文が複雑になったり、知らない単語が出るともう、お手上げだ。仕方がないのでもっぱら通訳に頼る。いずれにしても、じれったいことに変わりはない。特にユーモアで直に分かる時は面白いが、通訳を通てとなると、ちょっと間の抜けた笑いとなるのが残念だ。「あーあ、英語を学ばなかったのは、一生の不覚!」と自分にがっかりする。
   また、会が終わってお客さんたちを囲み、会話して交わりを楽しんでいる様子(写真)を
見ながら、そういうわけでどうしても入っていけない。聞きたいことがあっただけに残念だった。


   そんな気持ちなりかけた時、ふと「感謝」を思い出す。できないことに目を留め、God_23らやましがるのではなく、まず、できることを心から感謝し喜ぼう。そうすると私がどんなに神様から愛されていることか!・・・・30年もそれに気づかずにいた放蕩息子だった。自分の命に勝る使命が、神さまから与えられていることだって、素晴らしいことではないか!・・・・かつて目的がなくて自暴自棄になりかけた。 この使命を果たすために今、命が与えられていて、かつ、極めて健康であること。まだある。愛する妻がいて、二人三脚で同じ方向を走れること・・・・かつて、夫婦で信仰が違ってしまい、塗炭の苦しみを体験した。


 こんな風に思い出すと、英語ができないことなど、取るに足りないことであって、なんと私は神の祝福に満ち溢れているかに気づく。今の私の感謝は誰にも、何物にもこれに代えることはできない。 (ケパ)

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