先日、井の頭恩賜公園に行く機会があった。東京では珍しく大きめの池があって、ここから神田川が湧水しているとは知らなかった。恩賜と言うからには、もと天皇御料地で、公民へ払い下げられてそのまま公園となったようだ。
以前五反田にある「み声新聞社」に行く度に神田川を渡った。そして今住んでいる和田も同じ神田川沿いにある。どこも神田川はコンクリートで固められた巨大な排水溝という感じである。
神田川と言えば30年むかし、かぐや姫が歌っていた「神田川」を思い出す。しかし、上京して初めて見た神田川はある程度は予想はしていたが、まったくの 期待外れだったことを思い出す。全く風情がない川だったからだ。しかし、である。この日見た源泉地の井の頭公園は、そして「お茶の水」の泉(写真下)は、まだきれいだった。春になって、桜が咲くと、きっと見事だろう。
その時期になったら、ここでやすらぎの歌10集の「さくら」を歌いたいと思った。妻とのギデオンズで、心から造物主なる神様に賛美をささげるために。 (ケパ)