今日ケパ牧師と一緒に、病院へ一人のご老人を見舞った。
先週土曜日に見舞った時、また伺ってもよろしいですかと尋ねると、「はい。どうぞ」と言われた。そして次回伺う時には、きっと賛美させて下さいと願い、神さまに祈った。
今日、牧師が再び見舞うことを示され、礼拝の後病院へ車を走らせた。病室でご老人は静かに休まれていたが、そっと近づくと気がつかれて、にこやかに私たちを迎えて下さり、私達はお話を伺うことが出来た。
前回訪れた時、「いまやりたいことがある。」とおっしゃっていたことは何でしょうと、牧師が訪ねると静かに一言ずつゆっくりと話される。ご自分の病をしっかりと自覚されてました。そして、以前に行かれたことのあるインドへもう一度行きたいと、少しはにかんだ表情で嬉しそうに話され、そのことからさらにいろいろ思い出を話して下さった。
ふっと導かれ、「私たちいつもね、どのような時にもイエス様に感謝しているの。良いことも辛いこともどんな時にも、時には踊ってしまいます。そうするとね、不思議に神さまが、喜びで満たして下さってね。嬉しくなるのですよ」と、お話ししました。そして、お願いしてみました。
「その、感謝の歌があるのですけど、歌上手では無いのですけど、小さな声で歌っても良いですか?」「はい。いいですよ。」と言って下さった。私たちは、喜んで心を込めて歌いました。
あなたは私の羊飼い 私は乏しいことは無い すべては益に変わる あなたの愛で
ただただ感謝します ただただ感謝します 棄てる物は何も無い あなたの愛は
弱さ教える坂道も 忘れえぬあやまちも 尊くかえがたい あなたの恵み
ただただ感謝します ただただ感謝します 棄てる物は何も無い あなたの愛は
「ただ感謝します」・・・荒れ地に川ミュージック歌集「やすらぎの歌11」参考
こんな風に「やすらぎの歌」の賛美を歌えたことを主に感謝しました。歌い終わるとご老人は穏やかな顔で目をとじ、平安な様子でした。思わず二人でご老人の手に手を重ね、心からから祈りました。平安がありますように。痛むことや、苦しいことがけしてありませんようにと、
ご老人は今週金曜日退院されご自宅に戻ると言われました。嬉しそうでした。やりたいことのひとつだったでしょうか。好きなように生きたいとも言われてましたから。
いま、安定した状態で一時退院されることと思います。主が導いて下さり、み心でしたらきっとご自宅へも見舞うことが可能でしょう。私たちは希望を持って、教会の週報と、今歌った「ただ感謝します」の歌詞を書いたメモを置いて病室を後にしました。
本当に賛美を、祈りを、することが出来て、主に感謝します。 ドルカス