今年のNHK大河ドラマはご存じ「西郷どん」。彼は幕末の激動期、何度も死を覚悟する浮き沈みの激しい人生を生きた人で、主君斉彬の急死の報を聞いた際には、殉死をしようとした人物だ。彼は「敬天愛人」の大義のために生き、己の為には生きなかった。

昔の武士は名のために生き、名を残すために死んだ。私たちの親の世代はお国のために死ぬのが男子の本懐と言われ、一銭五厘で兵隊になって多くの若者が死んでいった。私は江田島の旧海軍兵学校の資料館で、特攻隊の遺書がずらーっと並べてあるのを読んだことがある。その上で赤がかった自分の短慮を反省した経験がある。

ひるがえって現代の若者は、本当に幸せだろうかと思う。私には彼らが「何のために自分は生き、この命を使わなければならないのだろうか?」と、さま迷っている放浪者のように見える。

かつての軍国主義とか武士道を美化する気はさらさら無い。かと言って今のミーイズムで己さえ良ければ、では人はかわいそうだ。人は己が他者のために役立ってこそ生き甲斐を感じる。しかしそれも、時々虚しくなり、自分を鼓舞しなければならない時もある。

がそれが、天地万物の創造者にして、十字架に架かってまで愛してくれた神であり、永遠のいのちで酬いてくれる方であったらどうだろうかと。人相手のような虚しさなど、どこにもない。すべてを見ていてくださり、悪ですら究極的には支配され、永遠の都で私たちは再び、生きるのだ。
この命よりも大切なものがある、そのことほど人をかえって生かし、輝かせるものはないのではないだろうか。
命をかけるほどの、正しく大切な使い道が見つかっていることほど、幸せはない。あなたはただ、自分のために自分を消費して、何処へ去っていくのだろうか? 終活の先、あるんです。
ケパ

昔の武士は名のために生き、名を残すために死んだ。私たちの親の世代はお国のために死ぬのが男子の本懐と言われ、一銭五厘で兵隊になって多くの若者が死んでいった。私は江田島の旧海軍兵学校の資料館で、特攻隊の遺書がずらーっと並べてあるのを読んだことがある。その上で赤がかった自分の短慮を反省した経験がある。

ひるがえって現代の若者は、本当に幸せだろうかと思う。私には彼らが「何のために自分は生き、この命を使わなければならないのだろうか?」と、さま迷っている放浪者のように見える。

かつての軍国主義とか武士道を美化する気はさらさら無い。かと言って今のミーイズムで己さえ良ければ、では人はかわいそうだ。人は己が他者のために役立ってこそ生き甲斐を感じる。しかしそれも、時々虚しくなり、自分を鼓舞しなければならない時もある。

がそれが、天地万物の創造者にして、十字架に架かってまで愛してくれた神であり、永遠のいのちで酬いてくれる方であったらどうだろうかと。人相手のような虚しさなど、どこにもない。すべてを見ていてくださり、悪ですら究極的には支配され、永遠の都で私たちは再び、生きるのだ。
この命よりも大切なものがある、そのことほど人をかえって生かし、輝かせるものはないのではないだろうか。
命をかけるほどの、正しく大切な使い道が見つかっていることほど、幸せはない。あなたはただ、自分のために自分を消費して、何処へ去っていくのだろうか? 終活の先、あるんです。
ケパ