方程式について考えるシリーズです。
【第1章】
(1)等式の性質
◯=△のとき、
◯+□=△+□
◯-□=△-□
◯×□=△×□
□≠0のとき、◯÷□=△÷□
(2)移項
a+b=c …①
両辺にbの逆元-bを足す。
a+b+(-b)=c+(-b)
a=c-b …②
①と②を見比べると、
左辺にあったbを、等号(=)をまたいで移動させると符号が変わるように見える。
a-b=c
a-b+b=c+b
a=c+b
等号(=)をまたいで移動させることを、「移項」といい、
移項させると符号が変わる。
(3)1次方程式
2x+3=0のように、ax+b=0 (a≠0)の形の式を、「1次方程式」という。
整理して、ax+b=0になるものである。
(例)
-x+3=0, -2x-5=0, 3x-1=0, 5x=0
(3x-2)+(-2x+5)=0→x+3=0
(x^2-2x-3)+(-x^2+5x+1)=0
→3x-2=0
【1次方程式の解法】
ax+b=0 … bを移項する
ax=-b … 両辺をaで割る
x=-(b/a)
(例)
2x+3=0
2x=-3
x=-(2/3)