孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

「孫文さんの“北京の隠れ部屋”」を「孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”」に変更しました。

日中間で戦争は起きるのって!? エエッ??

2013年11月30日 04時12分27秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
11月29日、天皇誕生日レセプションに参加してオフィスに戻って数時間後、中国某市に駐在している知人から電話が来た。
彼の第一声は“最近、日中関係が緊迫しているけど、戦争は起きそうなの??”
彼は中国駐在経験が短いわけでもなく、中国語も達者、しかも伴侶は中国人。 その意味では私より先輩格。
しかし、彼曰く、1年前はデモもあり怖くて市内も歩けなかったといい、不安を感じていると激白。 (私はうそでしょ、彼ほどの経験者ならと言いたかったけど)
北京と地方都市とでは、入ってくる情報量が違うので、マスコミ報道を信じるしかなく、不安を増長するニュースが配信されえ来るので心配になり、電話が来たというわけ。
早速、ここ数日、彼の駐在地で起きているニュースで報道の誤りを(日系某誌、事実でない事まで書くなっていいたい)伝え、北京では何も緊張感は起きていないし、デモの兆候も無いことを伝えたのだが・・・

北京と地方都市の方とは、生活環境違うからストレスの度合いも違うんだろうなぁと、あらためて感じた。

冷静に考えてみると、中国って国は被害妄想で覇権主義の思想だし(真っ赤になって否定しているが)、南シナ海はなんとしても中国として確保したいエリア。 そのためには、東シナ海は押さえておきたい場所。
いや、東シナ海の主導権をとらなくては、海洋進出が出来ない。
やっぱ、覇権主義だと思うんだけど。

被害妄想の例として、日本は北朝鮮からの脅威に対抗するため、戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)等を視野に入れたミサイル迎撃システムの構築を目指そうとしている。
9月に行われた、日中間の言論フォーラムに参加し、安全保障の分野を聞いていたが、中国側は現役の将軍たちが参加。その中で、日本に対して(日本側は自衛隊OBが参加)北朝鮮からの迎撃ミサイルは中国からの攻撃を視野に入れたものではないかと発言があった。 日本側は聞いていた私も含め一同、その発言にはあっけにとられた。
ただ、このとき、日本も中国も軍事当事者は、日中間は緊張関係にはなっていないと発言した。
尖閣付近での衝突は、共に白い船によるもので、ねずみ色の船がいるわけではない。ねずみ色の彼女たちは後方でじっとしているし、両国間のパイプは閉じていないので相互に何をやるかわかっているというのが、両国の説明。
軍事的にはそのとおりだろう。

しかし、現場で間違ってレーダー照射を再び行ったら、防空識別権問題で、試しに1度ぐらいと人民解放軍のパイロットが米軍機に対してロックオンしてしまったら・・・
米軍相手に、そんなイタズラしたら、お尻ペンペンでは済まない事に。

そういえば、先日、江蘇省の塩城に出かけたが、夜になると空がうるさく民間機だと思って空を見上げたら、軍用機でたぶん練習機(騒音状態から戦闘機とは思えなかった)が毎日練習していた。 ちょうどホテルの上で旋回していった。
連雲港では戦闘機(これは本物の)が訓練を続けていた。こっちは離陸時の騒音でうるさかった。
中国では人目につかないよう、訓練を夜やるんですかね??

そんな中国の人民解放軍の軍用機のショットを・・・ (撮影は2009年10月、記事と写真は関係ありません)

給油機のおっぱいからミルクちょうだい!!と戦闘機がねだっているところ。


戦闘機の編隊


これも戦闘機ですが、鉛筆のような胴体が、なんとなく、キャプテンウルトラのシュピーゲル1号機を思い出しました。


塩城で飛んでいたのは、たぶんこのような練習機だったのでは?