孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

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第2次世界大戦の飛行機 番外編 (飛燕と白糸台掩体壕)

2020年03月26日 09時09分09秒 | 日本雑感 (日本の話題何でも)

第2次世界大戦の飛行機 番外編で調布飛行場の掩体壕を紹介しましたが、現在、調布飛行場付近には4つの掩体壕が保存されているようです。先日訪問したのは大沢1号、大沢2号と呼ばれる調布飛行場の北東にある掩体壕でした。今回は府中市にある、白糸台掩体壕に行ってきました。場所は西武線白糸台駅から徒歩7分程度の場所で旧甲州街道沿いなのですが周囲は全くの住宅地。近くまで来ないと、こんなところに戦争の史跡が残っているなんてわからないです。

白糸台掩体壕には、西武鉄道多摩川線白糸台駅から北に向かって線路沿いに歩きます。しばらくすると案内板がありました。

案内板に従って進むと、空き地があり公園かなと思ったら、そこが白糸台掩体壕です。

市の史跡として保存のため、奇麗に整備されていました

掩体壕を後ろから眺める。 周囲は住宅街です。

掩体壕の全景です。奥に見える道路は旧甲州街道。

掩体壕の前面から内部をのぞいてみました。壁のコンクリートはかなりボロボロというか、砂利が混じっていて戦中の建築物なので粗悪な感じがします。大きさは大沢1号、大沢2号の掩体壕と同じです。規格化されていたのでしょう。いずれにしても飛燕のサイズに合わせて最小のサイズで作られていたようです。

案内板があり、掩体壕についての経緯などが記載されていました。

案内板に記載の飛燕の写真です。

飛燕は上空から見つからないように迷彩塗装されていたんですね。

戦後の武装解除してから撮影の写真のようですが、この写真は水冷エンジンの飛燕ではないです。水冷エンジンの調達が困難だったので、エンジンを載せ替えた飛燕でしょうか・

掩体壕の構造です