チャ「池袋にはここ北口店ともうひとつ、南池袋店もあります」
C「その酒場、最近いろんなとこで見かけるよな」
チャ「塾長さまのテリトリー、西新宿にもあるんだよ」
チャ「固形燃料が見えてるけど、これ、お通し用なんだって」
C「鍋か!? 突き出しが鍋なのか!?」
チャ「クマルさんが来店するまで、待ってもらいました」
クマル「お待たぁ」
チャ「ということで、これがお通し」
C「イカの浜焼き風か」
クマル「この写真右側の上にある、こがし七味がいいのよねぇ」
チャ「漁場ということで、それっぽいアテを注文してみました。これ、「胡麻刺し」。その日の鮮魚で刺身が違うんだって。今回はサバ。なんか九州ぽくてイイ」
チャ「つづいて注文したのは、「酒肴三点盛り」。手前から<甑島きびなごの漁師漬け>、<炙りカニ味噌>、<クリームチーズの醤油漬け>。これには――」
チャ「ーーこうしかないよね」
C「どうでもいいけど、そこ、ぜんぜんクマルさんぽくない店じゃね?」
クマル「あのね、こーゆー店は女子的には重要ポイントだから あんたたちは、個人経営じゃないと酒場じゃないと思ってる節があるけど、それって勘違い甚だしいから つか、どっかの酒場ツーと称するウスラトンカチの受け売りでしょ 脳味噌が不足してるヒトに限って、自分の意見でものがいえないのよね」
C「おい、それはわたしにいってんのか」
クマル「女子的にっていったのは、こーゆー店じゃないと、女子はおしゃべりできないことをおしゃべりしてんの」
チャ「どんなこと話してるんだろう」
C「どうせ、ろくでもないことだろ」
クマル「守秘義務とかがあるからね、大っぴらには話せない内容」
チャ「守秘」
クマル「客と従業員が、あまりにも近いと、そーゆー話とかできないじゃない? そーゆー意味でもチェーン店は貴重なのよね」
クマル「で、おいしいものがある。ここも外せないポイント。これ、海苔のりアボカド。当店オススメNo. 1(あくまでもクマル的に)。刻み海苔のしたに、海苔の佃煮が入っていて、ワサビきかしてるって、優れもの」
チャ「これ、ほんとおいしかったね。これ食べたさに、また来たいって思った」
クマル「炙り魚味噌と季節野菜。これ、最強な」
チャ「この魚味噌、帰りにもらえるんだよね」
C「嗚呼、それでいつも冷蔵庫に入ってるのか」
クマル「店では、炙って出してくれるから、また風味が変わっていいのよねぇ」
チャ「つまりクマルさん的なアテも揃ってる、ってことですね」
クマル「もあるしね」
チャ「でも、今日はなんですね」
クマル「おいしい日本酒ならいただくわよ」
チャ「ぼくは、本日の鮮魚から「どんこの肝和え」を注文しました。これは実に淡白で味わい深いアテでした。なんかこの店、いいね」
クマル「でしょ? 昇進するとき、また付き合ってやるからな」
C「昇進?」
チャ「名刺つくってもらいました。ぼく、係長です」
クマル「ちなみにアテクシは部長だけどな」
チャ「課長に昇進するときは、店からプレゼントがあるみたい」
C「でも、名前チャイロじゃないのな」
チャ「ぼく自分のことチャイロ系って認めてないからね 何度も、くまごろっていうんだよ。って、いってるからね」
クマル「ということで、また魚味噌もらったぶる」
チャ「いつものタッパーと違いますね」
クマル「アテクシの行きつけは○○店だから。店舗によって違うんじゃね」
C「食べてもいい?」
クマル & チャ「ダメ!」
C「ケチ」
【くりす的全国名酒場紀行@四十八漁場】←お店の詳細