安藤福子さん作の新しいドレスで。
2023年明けましておめでとうございます!
昨年は大変お世話になりました。
私はもう5年も日本に行けていませんが、皆様はどのような年明けになっていらっしゃいますでしょうか?
新年一週目は、多くの新しい人と出会う予定が目白押しになっています。
新しい世界が開けるのかも知れません!
この記事は、年末に信じられない出来事が起こってから、それに関する初めての私からの公的な発信となります。
日本語ですが、他の言語で読みたい方は昨今グーグル翻訳があるのですから、お好きにお読みになっていただければと思います。
11月からの2ヶ月間、YouTube 上の「らるちぇにっつぁトリオ」の動画が消されていたり、SNS上の写真や動画などのトリオの記録を消すようにプレッシャーが掛けられたりしました。その邪悪な力は、トリオの名前さえ、使用することを禁じようとしたのです。
それは私たち三人で話し合って選んだ大切な名前なのではなかったですか?
これを使用するなと言う権利が、一体誰にあるのでしょう。
この事件の背後に執拗な嫉妬があることが分かったとき、戦慄はしたけれど、これまで起こったことに全て筋が通りました。
誰も勝手な都合で人の過去を奪ったり、人の実績を隠蔽することは出来ない。
そのような卑怯な行為を断じて許してはならない。
私とアタナスは、二人の尊厳を守るため、トリオの活動停止を決断しました。
2021年度日本万博基金の助成事業に採択されました「らるちぇにっつぁトリオ」は、以上の理由により、痛みを持って3年半に渡る活動にピリオドを打ちました。
私は、らるちぇにっつぁトリオでやってきた音楽の軌跡と、それを支えてくださった方々を本当に誇りに思います。
夢であったトリオでの日本ツアーが実現できなかったことに悔いが残りますが、私たちは素晴らしいクオリティーのCDと録画を残すことが出来ました。
このトリオの名称も、映像も、私が個人的に管轄するSNS上では保護しますので、これからもご覧になれます。
https://youtube.com/@mieogura-ourkouzounov779
https://www.facebook.com/mie.ogura19
ところで。
話は変わりますが、最近モーツァルトの「魔笛」を9歳の娘と一緒に全幕見ました。
嫉妬に駆られた「夜の女王」は最終的に地獄に落ちます。
モーツァルトと台本のシカネーダーがタッグを組んで挑んだ、普遍のテーマ。
人間の醜悪ささえ、このような美しい音楽に変えて伝えたモーツァルト、本当に深いですね。
村上春樹氏も著書のなかで、「嫉妬とプライドほどたちの悪いものはない」と言っています。
嫉妬とプライドは、いつしか巨大な邪悪な生き物となって、欺瞞心からそれを許した弱い者を飲み込んでいく。
己の弱さから邪悪を許す者は、加担者です。
宮崎駿監督の「千と千尋」に出てきた、欲で肥え太った醜い化け物のように、それは自分に跪くものを全て飲み込んで、ますます巨大化します。そこには個人の尊厳はない。
このエゴの化け物は、人の気持ちなんて、もう考えることが出来ないんです。真実ではなく自分の妄想を信じ、自分だけを正義化し、他人は自分がコントロール出来るものと信じます。
それを断ち切るには、真実の愛を信じる勇気を持つことのみだと、モーツァルトはその死の直前に、全力で伝えている。
そして勇気の御守りとなったのが、タイトルの「魔笛」。
私はタミーノと同じく「マテキ」を持っている!(マテキフルートです笑)
私もパパゲーノのように、時代を超え、エゴを超え、マテキを始め色んな楽器を携えて、2023年も愛と音楽と真実を信じる旅を続けていきます。
2023年もミエ・ウルクズノフをどうぞ宜しくお願い致します。
どなた様も、良いお年をお迎えください!
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