シナモンmamaのケーキ&料理教室のブログ

教室での愉快な出来事や,失敗なども,ケーキや料理の写真と一緒にのせて行きます。mama談義も!

アンチエイジングに叶うサーモンのナッツソテー

2016-02-29 11:10:26 | グルメ
以前の山形ガスの料理教室でも、お約束していた、今流行りのアンチエイジングの料理の一つです。

この美しいサーモン。臭み取りをしています。



魚は簡単に焼けるので、サイドメニューを作っていきます。

今回はブラジル風にするために、フェジョンを使います。日本の赤ささぎ豆とは少し違いますが、まあ似たものです。
食べ方が違います。日本は豆というと砂糖を使いますが、玉ねぎとニンニクでからりとオリーブオイルで香りを出してから、茹でた豆を
焼き付けるようにフライパンで炒めます。
最近よく見かける、わさび菜を熱湯かけをして辛くして食べますが、辛くなる前に冷蔵庫から出しますので、本当は3時間以上ラップに巻いておくと、
しっかり大人の味の辛さになります。
これを薄めただし醤油でいただきます。
硬めの茎はフライパンで焼きます。

サラダ用の野菜とプチトマトを飾って、ナッツ30gぐらいをフライパンで炒めます。
それを細かく刻んでおきます。
これをサーモンの片側にしっかり押し付けます。
サーモンは軽く洗い、水気を拭いて、塩、胡椒に小麦粉を少し叩いて、ナッツをのせて焼きます。

フライパンに油を入れバターも入れて、サーモンの片側をまずしっかり焼きます。
皮の下にオイルが行くようにします。
形を崩さないように、裏返して、ナッツを香ばしく焼きます。
すぐ焼けます。火を通し過ぎないように!



準備をしておきます。
テーブルも全てセッテングを終えておきます。

フライパンをペーパーで拭いてから、バルサミコ酢と赤ワインを入れて、煮詰めてバターと仕上げにレモンを好みに垂らします。

それを魚にかけて、お皿にメーキングします。




出来上がりの写真です。




ご飯は雑穀米、スープはごぼうとセロリにスキムミルクで味付け。
簡単なデザートはプレーンヨーグルトにイチゴとキーウイを入れ、オリゴ糖を少し垂らします。

体の中からのアンチエイジングの料理の完成です。



この料理のメーンの鮭は、昨年の10月頃からモンテディオ山形の選手のデエゴさんたちのランチを頼まれたことから、生まれました。
アスリートたちの料理は本当に考えられているものでした。
油はオリーブオイルとバターぐらいで、脂肪の少ない魚や鳥肉もササミか胸肉。
野菜を多く、豆を毎回添えるパターンでした。
お産で里帰りしていた奥さんは冷凍庫に、いっぱいのフェジョンを入れてありました。
1、2ヶ月もするとその豆もなくなり、圧力鍋で1袋煮込みました。通訳の方がそれを感謝してくれ
ブラジルの人にとっては豆は米と同様の位置にあると思いました。

いつもナッツの大箱がキッチンにあって、毎日食べているのがわかります。
それを見て、いつも同じソテーでは飽きると思って、そのナッツを刻んで魚につけて
バルサミコ酢とワインはなかったのでバターとレモンで味付けしたのでした。
親指を立てて、大声で叫んでいました。
どうやら美味しいらしいです!

次の日、デイエゴさんはゴールしました。J1から陥落目前だったので、私たちランチ組も
気にかけます。
同じ料理を次も作りました、当然ゲン担ぎです。

単純な料理を毎日食べて、砂糖と油を取らない、彼らのシンプルな
料理は、勉強になりました。
自分たち日本人はどれだけの料理を、飽くなく求めているのだろうと。
その一端に関わっている私も、本当、反省しました。
もっとシンプルに、それでいて四季と旬を食卓に反映して、なおかつ健康的な
アンチエイジングの料理を目指していきたいと、思いました。