もう皆さんが、散々感想を書かれておいでなので(笑)私的横道な感想を。
○たぶん文庫化されたら、もっと売れるんじゃないでしょうか?
私が有川さんの作品を一冊も知らなくて、初めて読むのであったら、ハードカバーで1200円は買わないです(ごめん、けちんぼで)でも、文庫だったら買うと思います。私が恋愛物を(しかも極純愛物)を普段からほとんど読まないタチなので尚更なんですが、ちょっと内容がハードカバーにしては、薄いです。有川さんは、ハードカバーで出したかったから「図書館内乱」とリンクさせたのかしら?と思いました。
○障害の話~障害には色んなものがあります。
今回の聴覚障害をお持ちのヒロイン人見さんの抱える不安や苦しみを、他の「障害」と言われるモノに置き換えてみると、同じように当てはまりますね。パニック症候群や対人恐怖症などの精神的なもの、生まれ付いての四肢の欠損や脳の発達不良などの肉体的なもの、後天的あるいは先天的に障害を持っている方は、今もって理由のない差別や偏見に、取り囲まれています。それでも、10年・20年あるいはそれ以前よりは、ずっと理解が進んで来ています。
有川さんは旦那様のご病気があったから、聴覚障害について書きたかったと「あとがき」に語っておられますから、今作でその事についての記述が多かったのは、仕方がないです。でも「障害」を持つ人が、ごくありふれた隣人として居るんだと言う事を、訴えた点では良い作品だと思います。
○「純な恋愛」の進み具合が、読んでいて恥ずかしかったです(笑)
・・・来た(汗)えーと、如何にもメール全盛な年代の恋愛事情でした。
お付き合いする始まり、お顔を見て話して・・と言うのが大前提ではなくなったんですね。こうやってPCに言葉を打ち込んでいる私ですが、現時点では、メールから始まる恋愛は未体験です(これからもないって・笑)
お話の中で、メールで話が盛り上がって行くなか、向坂君も「こんなの初めてだ」と言いますが「実物に会う怖さ」を興味が上回るのが、今時のお兄さんだなァと私は思いました。「いや、普通でしょ?」と思われる方、某TV番組の「ブラックメール」で私がどんだけ大笑いしているか見せたいですよ。あんなに簡単に信じちゃうの、可笑しくないですか?(いや、確かにメールの文章が感心する程上手いんですけど・笑)
そういう抵抗感が無いのが「向坂君が、人見さんにいつもとは違った恋心を既に感じているからさ」という事を、暗黙的に読者に伺わせるところが、創作だ~と思います。痛い目にあっていたら、こういう夢見がちな展開に行かないでしょう?え、男の哀しいサガで行っちゃう?あるかもねぇ(ため息)
お話の恋愛部分は、極ありきたりな「お付き合いする事」の可愛らしさが書かれていて、恋愛中のお嬢さんやお兄さんには、すごく身近に感じられたんじゃないですか?私は・・・うん、昔こんな事あったね(爆)
○お話の発端となる「ラノベ」について
もう画像を挙げて感想を書かれておいでのブログさんもあったので、へぇ実在するんだと思いました。長いラノベの愛読者さんへの、ファンサービスでもあり、有川さんも人見さんや向坂君のように、語り合いたかったのかもしれませんね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この本の感想を探していて「ききみみずきんのポケット」様のブログに廻り合いました。物心ついた時からの難聴でおられるそうで、その感想はやはり健常者とは違う視点で興味深いものでした。そして、記事の中に”岡山県聴覚障害者センターのリンクページに、県立図書館が登場しました”というものがあります。「図書館と聴覚障害とがこれほど密接に結びついた具体例を、私は初めて見ました」とお書きになっておいでですが、とても心に響くものでした。有川さんの「図書館シリーズ」をお好きな方、読書がお好きな方、ぜひ皆さんに読んで頂きたく、ご紹介させて頂きます。
「ききみみずきんのポケット」はこちら↓
http://kikimimizukin.at.webry.info/200610/article_14.html
○たぶん文庫化されたら、もっと売れるんじゃないでしょうか?
私が有川さんの作品を一冊も知らなくて、初めて読むのであったら、ハードカバーで1200円は買わないです(ごめん、けちんぼで)でも、文庫だったら買うと思います。私が恋愛物を(しかも極純愛物)を普段からほとんど読まないタチなので尚更なんですが、ちょっと内容がハードカバーにしては、薄いです。有川さんは、ハードカバーで出したかったから「図書館内乱」とリンクさせたのかしら?と思いました。
○障害の話~障害には色んなものがあります。
今回の聴覚障害をお持ちのヒロイン人見さんの抱える不安や苦しみを、他の「障害」と言われるモノに置き換えてみると、同じように当てはまりますね。パニック症候群や対人恐怖症などの精神的なもの、生まれ付いての四肢の欠損や脳の発達不良などの肉体的なもの、後天的あるいは先天的に障害を持っている方は、今もって理由のない差別や偏見に、取り囲まれています。それでも、10年・20年あるいはそれ以前よりは、ずっと理解が進んで来ています。
有川さんは旦那様のご病気があったから、聴覚障害について書きたかったと「あとがき」に語っておられますから、今作でその事についての記述が多かったのは、仕方がないです。でも「障害」を持つ人が、ごくありふれた隣人として居るんだと言う事を、訴えた点では良い作品だと思います。
○「純な恋愛」の進み具合が、読んでいて恥ずかしかったです(笑)
・・・来た(汗)えーと、如何にもメール全盛な年代の恋愛事情でした。
お付き合いする始まり、お顔を見て話して・・と言うのが大前提ではなくなったんですね。こうやってPCに言葉を打ち込んでいる私ですが、現時点では、メールから始まる恋愛は未体験です(これからもないって・笑)
お話の中で、メールで話が盛り上がって行くなか、向坂君も「こんなの初めてだ」と言いますが「実物に会う怖さ」を興味が上回るのが、今時のお兄さんだなァと私は思いました。「いや、普通でしょ?」と思われる方、某TV番組の「ブラックメール」で私がどんだけ大笑いしているか見せたいですよ。あんなに簡単に信じちゃうの、可笑しくないですか?(いや、確かにメールの文章が感心する程上手いんですけど・笑)
そういう抵抗感が無いのが「向坂君が、人見さんにいつもとは違った恋心を既に感じているからさ」という事を、暗黙的に読者に伺わせるところが、創作だ~と思います。痛い目にあっていたら、こういう夢見がちな展開に行かないでしょう?え、男の哀しいサガで行っちゃう?あるかもねぇ(ため息)
お話の恋愛部分は、極ありきたりな「お付き合いする事」の可愛らしさが書かれていて、恋愛中のお嬢さんやお兄さんには、すごく身近に感じられたんじゃないですか?私は・・・うん、昔こんな事あったね(爆)
○お話の発端となる「ラノベ」について
もう画像を挙げて感想を書かれておいでのブログさんもあったので、へぇ実在するんだと思いました。長いラノベの愛読者さんへの、ファンサービスでもあり、有川さんも人見さんや向坂君のように、語り合いたかったのかもしれませんね。
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この本の感想を探していて「ききみみずきんのポケット」様のブログに廻り合いました。物心ついた時からの難聴でおられるそうで、その感想はやはり健常者とは違う視点で興味深いものでした。そして、記事の中に”岡山県聴覚障害者センターのリンクページに、県立図書館が登場しました”というものがあります。「図書館と聴覚障害とがこれほど密接に結びついた具体例を、私は初めて見ました」とお書きになっておいでですが、とても心に響くものでした。有川さんの「図書館シリーズ」をお好きな方、読書がお好きな方、ぜひ皆さんに読んで頂きたく、ご紹介させて頂きます。
「ききみみずきんのポケット」はこちら↓
http://kikimimizukin.at.webry.info/200610/article_14.html