ペンタ様に教えて頂くまで、ちっとも知りませんでした。
だって、先月号でようやく宿敵であるグラーン王を倒したばっかりなんですよ?これでようやく戦争終結に向けての動きと、それから・・・と思っていたら、今月号のプリンセスGOLDが「最終回」でした・・・あんぐり。
>「不思議月の庭」様 http://blog.goo.ne.jp/rireisdiary/d/20061017
10月17日のブログから、引用させて頂きます。
中山星香先生の所のHPに行ったら・・・
最終回で描き足りなかった分のエピソードを、年明けから読みきりの後日編を描くことが決定したそうです( ̄ー ̄)v ブイ!
最終回とはいえ主人公たちのその後を知りたかったんですもの。
「ローゼリィとアーサーの旅立ち編」
「残されたローラント王達のその後」
「冥府と仙境」
「光の剣と光源」
がテーマらしいですが、一番興味があるのはやっぱり「残されたローラント王達のその後」でしょうな。
ローラントの妻は誰なのよってな感じで(笑
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この情報を知って、とりあえずほっとした、と言うのが正直な気持ちです。
作品として、あの終わり方ではあんまりでしたから。長年コミックを読んでおいでの方ならお判りと思いますが、発売されるコミックでは、ちゃんと補完補足された作品が読めるから大丈夫、そう思われたのではありませんか?本来なら、最終話の残り3Pが50Pであってもおかしくない、大長編の最終話ですよ、何かがあったのだろうと思いました。
とりあえず、私の中では以上の外伝を読み終わってから、妖精国・最終回の感想を言いたいと思うので、今、強く感じている事を書きます。
「なんでこんな終わり方になったんだろう?」
たぶん、雑誌を読まれた読者のだれもが感じた疑問だと思うのですが、ネット検索していく中で、少し様子が見えて来ました。中山さんが長年されてきた、この「コミックでの補完補足」に加えて「文庫化」が、近年では相当困難な事なっていたようです。
以下、引用が二つ続きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>商業では限界ちかい
これは著者の先生もコメントされていますが、
雑誌に入稿される原稿をコミックスにされるときに手直しをされる。
そして文庫版にされるときにさらに細部に手直しをされる。
そういった通常の作品では考えられない手間ひまかけて創られています。
そのためにいくつもの連載を掛け持ちするのと同じような状態に
なっておられるわけで、それも手直しの経費は持ち出しであるそうです。
出来はもちろん文庫版が完成形と先生が自信をもたれているので、
まとめ読みの方は紙の質もいい文庫版をお勧めします。
>「ムーアにおまかせ!~あなたの知らないちょー大長編の世界」様 http://sekichiku.freehosting.net/dalan_01012.htm
ヒロインの復活以降の展開については『歌姫-カンタービレ-』の巻末付録で作者自身が釈明している。これによると、当初の構想では、
「ほんとはローゼリィが死んだあと、戦いがどんどん進んでいって、どんどん人が死んでいって、もう最高に悲惨なときに彼女を復活させようと思ってたんです。」
…だったのだが、アンケート獲得の為に復活を早めたそうである。
つまり、本来は不在のはずのヒロインを活躍させねばならない為、「秋の部後半~冬の部」の一連のエピソードを無理矢理ひねり出した訳だ。死亡退場のかわりに度重なる拉致監禁による休場、ということだろうか。
*「歌姫ーカンタービレー」篠崎砂美・作(平成五年十一月刊)角川スニーカー文庫。第3巻の付録として、著者と中山星香の対談が収録されている。
*このムーア様のサイトでは、中山さんの作品に対して、真っ向から論じておられますので、批評がだいぶ辛口になっています。それでも大丈夫と思われる方は、最新の最終回感想をどうぞ。
「詳しい話をしてやっても良いが、いかんせん尺が足らん」http://sekichiku.freehosting.net/dalan_01000.htm
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夢を見続けるには、相応の労力と財力と精神力と体力が消費される訳です。
私は、この作品が中山星香さんの創作の中で、一番とは思いません。
「花冠の竜の国」こそが、もっとも中山星香さんらしさが出ている、まさに「少女の為の漫画」だと思っています。(なので、この作品の外伝終了後に花冠の最終編が予定されていると知って、純粋に嬉しく思いました。)
あだち充さんなら「タッチ」が、高橋留美子さんの創作の中では「うる星やつら」が最もらしさが出ていて、一番だと思うと書けば、妖精国を未読の方にも判って頂けるでしょうか?
「確実に読者を集めて、しかも質を落とさない」
これが雑誌編集をする方、あるいは出版社の方の理想とする作家さん像でしょうね。ただし、何十年もそれが出来るかどうか?それは不可能に近いでしょう。
ですが、長年の愛読者からすると、なんとか作家さんの望むように、創作を続けさせて欲しかったと思うのです。作家さんと編集部の、そういう関係を期待するのは、もはや収益重視で創刊と廃刊の乱舞する、今の漫画雑誌界では無理なのでしょうか?
私は中山さんを「看板作家」さんだと、長年思って来ました。なので作品が移られたのを知った段階で、おかしいと感じなければならなかったのです。新人作家さんがどんどん出て、新しいカラーを押そうとするのは、漫画雑誌の生き残りレースの作戦上有効かもしれません。でも、確実に古くからの読者を手離してしまったのは、ほんの僅かな事なんでしょうね。
なんだか大規模チェーン店が増えて、老舗のお店が消えていくのと、同じ理を見てしまいました。
だって、先月号でようやく宿敵であるグラーン王を倒したばっかりなんですよ?これでようやく戦争終結に向けての動きと、それから・・・と思っていたら、今月号のプリンセスGOLDが「最終回」でした・・・あんぐり。
>「不思議月の庭」様 http://blog.goo.ne.jp/rireisdiary/d/20061017
10月17日のブログから、引用させて頂きます。
中山星香先生の所のHPに行ったら・・・
最終回で描き足りなかった分のエピソードを、年明けから読みきりの後日編を描くことが決定したそうです( ̄ー ̄)v ブイ!
最終回とはいえ主人公たちのその後を知りたかったんですもの。
「ローゼリィとアーサーの旅立ち編」
「残されたローラント王達のその後」
「冥府と仙境」
「光の剣と光源」
がテーマらしいですが、一番興味があるのはやっぱり「残されたローラント王達のその後」でしょうな。
ローラントの妻は誰なのよってな感じで(笑
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この情報を知って、とりあえずほっとした、と言うのが正直な気持ちです。
作品として、あの終わり方ではあんまりでしたから。長年コミックを読んでおいでの方ならお判りと思いますが、発売されるコミックでは、ちゃんと補完補足された作品が読めるから大丈夫、そう思われたのではありませんか?本来なら、最終話の残り3Pが50Pであってもおかしくない、大長編の最終話ですよ、何かがあったのだろうと思いました。
とりあえず、私の中では以上の外伝を読み終わってから、妖精国・最終回の感想を言いたいと思うので、今、強く感じている事を書きます。
「なんでこんな終わり方になったんだろう?」
たぶん、雑誌を読まれた読者のだれもが感じた疑問だと思うのですが、ネット検索していく中で、少し様子が見えて来ました。中山さんが長年されてきた、この「コミックでの補完補足」に加えて「文庫化」が、近年では相当困難な事なっていたようです。
以下、引用が二つ続きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>商業では限界ちかい
これは著者の先生もコメントされていますが、
雑誌に入稿される原稿をコミックスにされるときに手直しをされる。
そして文庫版にされるときにさらに細部に手直しをされる。
そういった通常の作品では考えられない手間ひまかけて創られています。
そのためにいくつもの連載を掛け持ちするのと同じような状態に
なっておられるわけで、それも手直しの経費は持ち出しであるそうです。
出来はもちろん文庫版が完成形と先生が自信をもたれているので、
まとめ読みの方は紙の質もいい文庫版をお勧めします。
>「ムーアにおまかせ!~あなたの知らないちょー大長編の世界」様 http://sekichiku.freehosting.net/dalan_01012.htm
ヒロインの復活以降の展開については『歌姫-カンタービレ-』の巻末付録で作者自身が釈明している。これによると、当初の構想では、
「ほんとはローゼリィが死んだあと、戦いがどんどん進んでいって、どんどん人が死んでいって、もう最高に悲惨なときに彼女を復活させようと思ってたんです。」
…だったのだが、アンケート獲得の為に復活を早めたそうである。
つまり、本来は不在のはずのヒロインを活躍させねばならない為、「秋の部後半~冬の部」の一連のエピソードを無理矢理ひねり出した訳だ。死亡退場のかわりに度重なる拉致監禁による休場、ということだろうか。
*「歌姫ーカンタービレー」篠崎砂美・作(平成五年十一月刊)角川スニーカー文庫。第3巻の付録として、著者と中山星香の対談が収録されている。
*このムーア様のサイトでは、中山さんの作品に対して、真っ向から論じておられますので、批評がだいぶ辛口になっています。それでも大丈夫と思われる方は、最新の最終回感想をどうぞ。
「詳しい話をしてやっても良いが、いかんせん尺が足らん」http://sekichiku.freehosting.net/dalan_01000.htm
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夢を見続けるには、相応の労力と財力と精神力と体力が消費される訳です。
私は、この作品が中山星香さんの創作の中で、一番とは思いません。
「花冠の竜の国」こそが、もっとも中山星香さんらしさが出ている、まさに「少女の為の漫画」だと思っています。(なので、この作品の外伝終了後に花冠の最終編が予定されていると知って、純粋に嬉しく思いました。)
あだち充さんなら「タッチ」が、高橋留美子さんの創作の中では「うる星やつら」が最もらしさが出ていて、一番だと思うと書けば、妖精国を未読の方にも判って頂けるでしょうか?
「確実に読者を集めて、しかも質を落とさない」
これが雑誌編集をする方、あるいは出版社の方の理想とする作家さん像でしょうね。ただし、何十年もそれが出来るかどうか?それは不可能に近いでしょう。
ですが、長年の愛読者からすると、なんとか作家さんの望むように、創作を続けさせて欲しかったと思うのです。作家さんと編集部の、そういう関係を期待するのは、もはや収益重視で創刊と廃刊の乱舞する、今の漫画雑誌界では無理なのでしょうか?
私は中山さんを「看板作家」さんだと、長年思って来ました。なので作品が移られたのを知った段階で、おかしいと感じなければならなかったのです。新人作家さんがどんどん出て、新しいカラーを押そうとするのは、漫画雑誌の生き残りレースの作戦上有効かもしれません。でも、確実に古くからの読者を手離してしまったのは、ほんの僅かな事なんでしょうね。
なんだか大規模チェーン店が増えて、老舗のお店が消えていくのと、同じ理を見てしまいました。