What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

子どもの日です

2007年05月05日 15時50分51秒 | 漫画
 大変穏やかな好天に恵まれた子どもの日に、実家の物置に積んであるダンボールを掘り起こしに行って来ました・・・無理、絶対にあの奥にはたどり着けないって(汗)

 長男に星新一さんの文庫が読みたいと言われて探したんですが、新潮社の「午後の恐竜」と「進化した猿たち1・2・3」しか出てきませんでした、うーむ。私が必死になってる横で「あ、これも、あ、こっちもね」とダンボールを開けては、本や漫画を取り出す長男・・・子どもの日だから、大目に見てやるさ・・・。

 しかしハヤカワSF文庫の懐かしい事、表紙を見てるだけで涙が出てきますよ~。ヴァン・ベクトの「宇宙嵐のかなた」「非Aの傀儡」「イシャーの武器店」だって!長男が読んで、どこまでこの古式豊かな素晴らしい想像の世界を堪能出来るのかは判りませんが、SFって好いよね~と感じて欲しいものです。

 今回、もう一つ長男にヒットしたのが立花晶さんの「サディスティック・19」でした・・・何故?最近すっかりごぶさたな作家さんでしたが、昨年「萌えわかり!戦国時代ビジュアルガイド」(司史生・著/立花晶・絵)という、びみょ~な作品をネットで見かけました・・・ま、お元気なのが判って良かったです。
次男は、高橋留美子さんの「らんま1/2」全巻を紙袋二つにみっしり積めて持ち帰りました(汗)子どもの日を、ごろ寝しつつ漫画を読みふけるという、極楽状態で過ごすらしいです。
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第11回手塚治虫文化賞 マンガ大賞ノミネート8作品決定

2007年05月05日 14時37分05秒 | 漫画
アニメのニュースと情報

《最終選考ノミネート作品》
『大奥』       よしながふみ (白泉社)
『大阪ハムレット』 森下裕美 (双葉社)
『皇国の守護者』 原作・佐藤大輔、漫画・伊藤悠 (集英社)
『団地ともお』   小田扉 (小学館)
『DEATH NOTE』 原作・大場つぐみ、漫画・小畑健 (集英社)
『へうげもの』    山田芳裕 (講談社)
『舞姫 テレプシコーラ』 山岸凉子 (メディアファクトリー)
『もやしもん』    石川雅之 (講談社)

《選考委員》
荒俣宏 作家
いしかわじゅん マンガ家
印口崇 マンガ専門店店長
香山リカ 精神科医 ・帝塚山学院大学教授
呉智英 評論家
萩尾望都 マンガ家
藤本由香里 編集者・評論家
村上知彦 評論家・神戸松蔭女子学院大学講師

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 「朝日新聞社は、2006年に発売されたマンガ単行本のなから年間を通じて最も優れた作品を選考する~」という選考基準は、相当ハードルが高いと思うんです。選考委員の皆様の顔ぶれを見る限り、文句なしの水準の高さを求めるのでしょうから、これは評価される作家さんからすれば、大きい賞でしょうね。


ノミネートされている8作全部を読んでいる訳ではないのですが、

○よしながふみさんは、とにかくお話作りが上手いです。絵の見せ方も上手いなァと思いますが、その構成力は圧巻です。この「大奥」は、連載開始当時から話題になっていましたが、少しも質の落ちる事なく、まったく先の読めない展開が毎回続いていて、読者を離しません。

○森下さんは「少年アシベ」で、大好きになったのですが、この「大阪ハムレット」はもっと大人向けにグレードアップした、孤高の域に達した感のある森下節全開のお話です。「アシベ」でも時々垣間見せた、世間とはちょっとずれた人たちを見守る目の暖かさが、なんとも言えません。ただし、東北人の私には「コテコテの大阪の人たち」がねぇ~理解不能な瞬間があるんです(苦笑)たぶん、地元民の方が読まれたら、もっとニュアンスが胸に迫るはずです。

○「皇国」は、原作を図書館で借りて読んでいたので、漫画化されたらどうなるんだろう?と最初は思っていたのですが、重厚な画風で見事に作品の過酷さを描き出しました。先に原作ありきの作品で、ここまで成功しているのは立派だと思います。

○WJ連載中から、私的にこなかった(笑)「デス・ノート」ですが、メディア展開は、8作品の中で一番でしょう。

○山岸涼子さんの作品は、短編であれ長編であれ「容赦無い展開」が見せ場でしょう(笑)古典的名作「アラベスク」&歴史大作「日出処の天子」に続く名作になるのはもう間違いないですが、やはり”他の誰にも描けない精神世界”は、評価されて欲しいです。萩尾 望都さんも「バルバラ異界」で日本SF大賞を受賞された事ですしね!

○「もやしもん」がすっごい面白いといのは、ネットでよく目にしますし、「へうげもの」も雑誌で面白い!と書かれていたのは読んでいるのですが、未読です。「団地ともお」はまったく作品も作者さんも存じ上げませんでした。



 という訳で、私的大賞予想は山岸涼子さんの「テレプシコーラ」です。果たして結果はどうなるか、5月10日の発表が楽しみですね。
コメント (2)
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