What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

ガガガ文庫創刊  その後 

2007年05月31日 15時07分39秒 | 
うさ道 - ガガガ文庫は衰退しました

 以前拙宅でも取り上げました、小学館から新たに創設された「ガガガ文庫」ですが、さっそく話題になっているようです。上記リンクの感想は、これまたとびきり潔くラノベを愛する気持ちが溢れていて、あちらこちらから「言いすぎ」と評されてますが、面白かったです。

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記事内より引用

 しかし、私の個人的な考えですが、「小説として良く出来ていること」は、ライトノベルと呼ばれている作品群において、必ずしも「正しいこと」ではありません。

 毎年1000近い数の作品が刊行されるライトノベルでは、何よりもまず、隣に並べられた作品と比較して「目立つ」ことが重要になります。そのような場面において、小説そのものの出来というものは、はっきりいってほとんど役に立ちません。役に立つのは、あらすじやキャラクター、イラストなど、ひと目で、あるいは短時間で判断することのできる要素です。

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 好いですね~、潔いですね~。書かれた方が、普段如何にラノベを愛読されているか、凄く良く伝わって来る文章じゃないですか。良し悪しはともかくとして、読んで見なけりゃ始まりませんわ。

興味の沸かれた方は、こちら↓のブログを参考にされると良いと思います。

>ガガガ文庫創刊ラインナップ全部読み 短文感想

「星ぼしの荒野から」ni-to様 http://d.hatena.ne.jp/ni-to/20070530

 書店員さんによるとても判りやすい書評です。私はこちらを拝見して、ためらっていた「FREEDOM」を買って読まなきゃと思いました。という訳で、本屋さんに行って来ま~す。



*追記 「FREEDOM」読後感想

 カズマとタケルが、地球がまだ生きていることを知る場面まででした。
しかしこの作者さん、あの「魔人探偵脳噛ネウロ」ドラマCDをプロデュースされた方でしたよ。成る程ねと思わされる「旨み&お遊び」が、文章のあちこちから感じられました。

 なんだか読んでいるうちに、エデンが「北のあの国」に重なって見えて気の毒でした。ほんの一昔前の日本だってそう変わりない状態だった時代があったのですが、「あの北の国」では、この瞬間もカズマのように体制に疑問を抱いている若者が、ちょっとでも行動を起こせば、粛清され処分され再教育されて居るのだと思うと、日本は平和だとつくづく思います。




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「魔王」と「DIVE!!」が少年サンデーで漫画化

2007年05月31日 10時07分35秒 | 漫画
  うっかり昨日サンデーを立ち読みしなかったら、ビックリするようなことが起きてました。

下手の考え休むに似たる マンガ感想別館:少年サンデー26号感想 - livedoor Blog(ブログ)から引用

・三号連続新連載告知。

原作:伊坂幸太郎による「魔王」と、原作:森絵都による「DIVE!!」二つの小説原作作品が同時期開始となる模様。

これはダレン・シャンの成功を受けてのことなのか……?
それにしても、あれだけ読み切りや短期連載を出しておいていざ本格連載となったら他から原作持ってくるってどーなんだ!?

しかも調べてみたら「魔王」も「DIVE!!」も小説出版は講談社じゃないか……。

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 えぇーーっ?!「DIVE!!」はまだなんとなく漫画化のイメージが描けるけれども、「魔王」は・・・どうやるんだろう?青年誌ならともかく、あの思想的な部分はサンデー読者層に合うのかな?サンデー編集部の考えも、WJ編集部と同じくらい判んないなぁ~。記事内でも書かれてますが、講談社で出版されている原作を元に漫画化するってのは、会社的に良くないんじゃないでしょうか?売れればOKってことなのかな。

「?」ばっかりでなんですが、ともかく注目して起きましょう。

*追記

>「最後通牒・こぼれ話」様より

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記事内から引用

この中で『魔王』に関しては伊坂氏が「モーニング」公式サイトの近況で語っているので以下に引用します。

6月第1週から、「週刊少年サンデー」で、僕の『魔王』をもとにした漫画が連載されています。漫画家の大須賀めぐみさんが、少年誌用にリミックスしてくれたものです。小説のテーマはそのままに、主人公を高校生にしたもので、オリジナルな作品といってもいいかもしれません。僕の希望もあって、別作品に出てくる殺し屋も登場することになりました。本当に楽しみです。

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”第7回「本格ミステリ大賞」発表記念座談会”のお知らせ

2007年05月31日 09時37分48秒 | 
>「みっつの徒然たる読書日記」 
http://plaza.rakuten.co.jp/bacarabit/diary/200705300000/

 ステキな催し物を教えて頂きました♪

■第7回「本格ミステリ大賞」発表記念座談会■

【日時】
  2007年6月10日(日)
  開場13:30 開演14:00
  ※座談会終了後出演者によるサイン会あり

【会場】
  東京YWCA会館 カフマンホール〔地図〕
  〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-8
  TEL:03-3293-5421
  JR「御茶ノ水駅」より徒歩4分
  東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B1出口より徒歩4分
  東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄新宿線・三田線「神保町駅」A5出口より徒歩8分

【出演者】
  道尾秀介さん(小説部門大賞受賞者)
  巽昌章さん(評論部門大賞受賞者)
  北村薫さん(本格ミステリ作家クラブ 会長)
  綾辻行人さん
  法月綸太郎さん

【参加条件】
  先着150名様・入場無料
  参加ご希望の方に、神田本店1階レジカウンターにて整理券を配布いたしております。
  お電話でのご予約も承っております。
  ※参加には事前のお申し込みが必要です。

【サイン会注意事項】
  書籍のお持ち込みは1冊(出演者1名につき1冊)に限らせていただきます。
  なお当日は、会場内で出演者著作を販売いたします。

【お問い合わせ】
  三省堂書店神田本店 1階  03-3233-3312(代) (10:00~20:00)

≪共催≫ 講談社・光文社・東京創元社

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 なんとまぁ、豪華なメンバーによる座談会!ミステリーファンなら倒れそう(笑)
残念ながら、本格ミステリーはいまいち縁遠い私ですが、ちょっと参加したかったなぁ。そもそも当日神田まで行けませんから問題外ですが。機会のある方は、いまの日本ミステリー界を代表する作家さんのお話を堪能なさっては如何でしょうか?


                        ◇ ◇ ◇

 道尾さんの作品が未読な私が言うのもなんですが、やっぱり「向日葵の咲かない夏」は相当救いが無いお話だと、皆さん思われたんですねぇ。そんな作品の評価に対する、道尾さんの回答がここで読めます。

東京創元社|Webミステリーズ!(道尾秀介)

「僕の価値観では、「一から十まですんなりと同感できた小説」というのは「読んでも意味がなかった小説」と同義だからだ。「同感」のレベルで感じた喜怒哀楽なんてたかが知れている。わざわざお金と時間をかけて活字を追い、得るほどのものじゃないと僕は思う。」


 道尾さんのご意見は成る程な、と私も思います。
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