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話題シリーズ24

2006年06月10日 18時50分12秒 | 社会全般
1)残業賃金引上げ

Yahooニュース - 読売新聞 - 残業の抑制に「割増賃金」最低基準を引き上げへ

記事によれば、『政府は10日、一定時間以上の残業に対する割増賃金の最低基準を引き上げる方針を固めた。現行の25%を40%程度にすることを検討している。』ということらしい。


そうですか。まあ、過労死等の問題を考えると、長時間の時間外労働は避けるべきですよね。その方がワーク・ライフ・バランスもいいかもね、ということでしょうか。家庭での生活時間が長くなれば、男性の家事や育児への参加も多少期待できるようになるかもしれないし、その結果、うまくいけば少子化対策にもなるかな?


企業側にとっては、ちょっと困る、という面がありますが、その分時間内での能率を上げることを考えるか、雇用人員をある程度確保するしかないと思えます。「長時間会議」のようなもので、時間が長いと能率が落ちたりするかもしれないし、「短時間でやらねばならない」というある種の強制が働けば、組織のシステムや仕事の流れ・やり方というものにも変革や工夫が出てくるかもしれないですよね。まあ、経営者の立場になれば、やはり「辛い」という面はあるかもしれないけれど、何とか、頭を使い知恵を絞るしかないですよね(笑)。


<でも、時間外賃金の対象外の人々もそれなりに存在するので、そういう人たちにとっては朗報とは言えないですよね。終業時間の短縮には全然繋がらない。それも、・・・以下、ご想像にお任せします>


2)財務省はちょっと頑張ったね


Yahooニュース - 読売新聞 - 国の随意契約、8割弱が不適切…財務省緊急調査

(以下に記事より一部抜粋)

中央省庁を中心とする国の機関が2005年度に所管の公益法人や天下り先の民間企業と結んだ約3万件の随意契約のうち、8割弱に当たる2万3000件が会計法から逸脱した不適切な契約だったことが、財務省が実施した緊急調査で10日、明らかになった。金額では、2兆3000億円のうち1兆4500億円を占めている。政府は今後、こうした契約のすべてを競争入札に切り替える方針だ。




少し見直した。でも、どうして今まで調べなかったのか、不思議。エリート官僚の象徴のような集団が、大蔵―財務省なんですよね。そんな優秀な彼らが何故、これほど長い年月に渡って、全省庁にある、「暗黙の了解みたいなシステム」を温存し続けてきたのか、疑問ではある。頭のいい官僚諸君が「気付かない」はずなんかないと思うけど。内部事情にも精通しているでしょ?


でもね、昨今の会計検査院の検査では、財務省、国税庁や日銀にも検査が入ったし、それなりに「指摘事項」があるので(旅費の返還とか)、ちょっと見直したんですよね。ひょっとすると、内部の事情通とかに言わせれば、こんなのは「ある種お決まりの芝居」(というか、「手土産」?的なもの)に過ぎないんだよ、とか叱られるかもしれないけど、私の個人的評価では会計検査院は一応頑張ったと思っています。


<ちょっと寄り道:野党の諸君は、会計検査院に「全部調べないとダメだろ」とか国会で言ったりするんですが、そんなことは物理的に無理だと思えますけど。今の人員・組織では不可能です。なので、検査院としては、いくつかのサンプル抽出のような感じで検査するよりないのでは。もし全部調査になれば、コストや時間が膨大にかかってしまうと思うのですけどね。そもそも、各省庁の官僚諸君やその他公務員たちが、適切に業務を行っていればそれで済むことなのです。野党議員の方々も試しに、いくつかターゲットを絞って詳しく調べてみたらいかがでしょうか。ネット上でもある程度は調べられますよ。独立行政法人や公益法人等は財務諸表を公開してたりするし。でも、いかんせん数が多い。自分1人では、いちいち財務諸表を見ていくのが大変です。なので、ある程度手分けしたり、省庁ごとに絞り込んでいくとか、予算規模のデカイところを集中的に調べるとか考えた方がいいと思います。私もいくつか見てブログに書いたりしましたけれども、結構面倒でした。>


そういう風に考えれば、財務省も全省庁の「随意契約」約3万件のうち、約2万3千件を「不適切」ということを調べたんですから、それなりに大変だったと思うよ。「人海戦術」で調べるといっても、3万件だからね。各省庁から提出させた時点で、ある程度の判定を付けてもらってたのかもしれないけれど、それでもやっぱり集計して、振り分けて、各省庁からの意見を聴いて、最終的に2万3千件を確定したんじゃないかな?と。この作業は、「今までやってこなかった」だけに、辛かったんじゃなかろうかな、と。毎年発生する新たな分だけを判定するならば、これほどの労力はかからなかったのではないかと思うけど、これが一気に全部ですからね(笑)。夏休みの宿題に出る絵日記みたいなもんで、積み重ねって結構スゴイよね、っていうか、これを「一気に全部書け」ですから、多分大変だったろうなと思いますね。


民主党にも言われていたので、「随意契約を全部出して並べてみろ」という上から(小泉さんとか・・・)のお達しが来れば、当然やるし、できるんですよね。そういう意味では、政治の世界も動いたんですよね。財務省さえも、「仕方ない、やってみるか」ということで、3万件を調べるんですよね。公務員も変わろうと思えば変われるんじゃないか、と、チラッと思ったりもする。


3)W杯開幕ですね

人生がいかに早く過ぎるか、と実感します。オリンピックやW杯。

「この前は、~」って記憶を手繰ると、それは子どもなんかにしてみれば「遠い過去」とか「生まれてない」とかの時代なのに、自分では「あれ、結構最近の範囲じゃない?」と思ってしまうんですよね。因みに、音楽もそう。流行歌なんかの自分の区分としては、90年代以降は「最近の方の歌」って感じがしますが、世の中では「随分前」になるんですよね・・・笑。

私にとって「古い歌」とか「昔」という区分は、自分が高校生とか大学生くらいまでを指すかもしれない。ああ、そうか、就職して仕事をするようになってからは、そこからが「一つの時代」というように感じているのかもしれないな。自分の年齢に対する認識が甘かった、ということですね(笑)。