私の行動が、正しいなんて思いません。それは否定しません。しかし、敢えて池に石を投げ込みました。これも、意図があってのことです。以前の時にもそうですけどね。その非難は甘受したいと思います、当たり前ですけど。
ご迷惑をかけてしまったことは事実ですし、それについてはお詫びしたいと思います。
自分の意志や立場の表明なのであれば、何を言おうと構わないと思います。ふざけたり、嘲ったりすることだって、あるでしょう。まあ、個人の自由ですよね。学者たちにしても、他の立場の理論には明瞭に批判をしていることもしばしばですし。それは別にいいと思いますが、単に「~学を知らないで議論なんかするな」ということを、他人に求めることがいいとは思わない、というのが私の考え方です。経済学の理論を用いて考える事は、あくまで手段の一つを知っているというだけだろう、ということです。何かの絶対的基準を示したり、他人の価値判断に踏み込むことなんかできないのではないかと思えます。そういうことを認識した上で、経済学の理論に沿って主張するのは、「一つの意見・考え方」の提示として有用であると思います。
私は貸金業の市場構造について、「寡占市場」と誤ってコメント欄に書いてしまった(この記事のコメント欄の一番最後)のですが、47thさんの記事を読んで初めて「独占的競争」という言葉を知りました。それまでの意見の多くは、貸金業の市場構造については、「(完全)競争市場」という捉え方だったのでは、と思います。件の早稲田大学消費者金融サービス研究所のペーパーでも、そういう前提でシミュレーションが行われておりますが、それには疑問を感じました。
しかし、「経済学をよく知っている」と自認しておられるかどうかは不明ですけれども、経済学に詳しいと思われるような人々は、「競争市場」として通常の需給関係(何と表現するのかは不明ですけど、とりあえず)であるという前提と、均衡金利水準の存在範囲が判っているものとして、金利規制に対する反対意見が述べられていたと思います(違ってるならゴメンナサイ)。「マークアップ」についても同様です。その可能性については誰も述べておらず、47thさんの記事で言及があったのを見て、初めて知ることができました。
つまり、ある人たちにとっては、そういった解釈や可能性については、もっと前から答えが判っており、それ故に市場構造について疑問を感じたりしないし、件のペーパーのシミュレーションも妥当であると判断しているのではないかと思えます。ならば、独占的競争状態については反対の立場をとるはずではないかと推測していますが、今の所そういう反対意見はお目にかかっていません。
特に一部の方々にはご迷惑をかけてしまって申し訳なかったのですが、石を投げ込むことによって、結果的には、いくつかのことが判りました。
学術的な信頼性、意見の質や理解レベル、要求水準、専門性と思考過程、みたいな感じで、色々と考えさせられました。ありがとうございました。
ご迷惑をかけてしまったことは事実ですし、それについてはお詫びしたいと思います。
自分の意志や立場の表明なのであれば、何を言おうと構わないと思います。ふざけたり、嘲ったりすることだって、あるでしょう。まあ、個人の自由ですよね。学者たちにしても、他の立場の理論には明瞭に批判をしていることもしばしばですし。それは別にいいと思いますが、単に「~学を知らないで議論なんかするな」ということを、他人に求めることがいいとは思わない、というのが私の考え方です。経済学の理論を用いて考える事は、あくまで手段の一つを知っているというだけだろう、ということです。何かの絶対的基準を示したり、他人の価値判断に踏み込むことなんかできないのではないかと思えます。そういうことを認識した上で、経済学の理論に沿って主張するのは、「一つの意見・考え方」の提示として有用であると思います。
私は貸金業の市場構造について、「寡占市場」と誤ってコメント欄に書いてしまった(この記事のコメント欄の一番最後)のですが、47thさんの記事を読んで初めて「独占的競争」という言葉を知りました。それまでの意見の多くは、貸金業の市場構造については、「(完全)競争市場」という捉え方だったのでは、と思います。件の早稲田大学消費者金融サービス研究所のペーパーでも、そういう前提でシミュレーションが行われておりますが、それには疑問を感じました。
しかし、「経済学をよく知っている」と自認しておられるかどうかは不明ですけれども、経済学に詳しいと思われるような人々は、「競争市場」として通常の需給関係(何と表現するのかは不明ですけど、とりあえず)であるという前提と、均衡金利水準の存在範囲が判っているものとして、金利規制に対する反対意見が述べられていたと思います(違ってるならゴメンナサイ)。「マークアップ」についても同様です。その可能性については誰も述べておらず、47thさんの記事で言及があったのを見て、初めて知ることができました。
つまり、ある人たちにとっては、そういった解釈や可能性については、もっと前から答えが判っており、それ故に市場構造について疑問を感じたりしないし、件のペーパーのシミュレーションも妥当であると判断しているのではないかと思えます。ならば、独占的競争状態については反対の立場をとるはずではないかと推測していますが、今の所そういう反対意見はお目にかかっていません。
特に一部の方々にはご迷惑をかけてしまって申し訳なかったのですが、石を投げ込むことによって、結果的には、いくつかのことが判りました。
学術的な信頼性、意見の質や理解レベル、要求水準、専門性と思考過程、みたいな感じで、色々と考えさせられました。ありがとうございました。