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早大の混沌

2006年06月28日 22時15分50秒 | 社会全般
先日から研究費の不正疑惑が報道されていた早稲田大学ですけれども、学長選とも重なっていて、内紛の様相を呈しているようですね。

asahicom:流用疑惑、早大大揺れ 教職員が調査報告を批判-社会

(以下に記事より抜粋)


午後6時半すぎから大教室で開かれた集会には、約150人の教職員らが集まった。学部長クラスの幹部教員が次々に登壇し、加藤哲夫・法学学術院長は「民事法学の専門家として、報告書は信じられないほどずさん」と強く批判した。 足立恒雄・理工学術院長は「調査委のメンバー構成の適切さに疑問がある」と指摘し、棚村政行・法学学術院教授も「トップが責任を取らないのはせつなくて悲しい。早稲田の歴史の汚点といえる」と話し、会場は大きな拍手に包まれた。また会場から「総長は責任を下に押しつけている」などの声が相次いだ。

松本教授の疑惑は、国からの研究費の一部1472万円の不正流用など。同大は23日、白井総長らが会見して調査委の中間報告を発表し、その中で04年の内部調査の結果を足立理工学術院長と逢坂哲弥研究推進部長が大学本部に報告しなかったなどと指摘した。 足立、逢坂の両氏はこれに強く反発。「報告は上げていた」などと文書で大学理事会に異議を申し立てた。

一方、文科省は26日、7月に早大に支給される予定の研究費(科学技術振興調整費)約13億円を、不正防止の具体策を大学が示すまで支給を見合わせることを決め、早大に通知した。これに危機感を覚えた教職員らが27日の集会に集まった。




何と言っても、13億円という巨額研究費の支給停止、というのが最も厳しいということなのでしょう(笑)。おまけに、学長選挙ということで、批判や責任追及が行われている面もあるのかもしれませんね。


ところで、早稲田は「学術院」と呼ぶのですね。法学学術院とか、理工学術院とか。これって、「学部」と似たような意味合いなのでしょうか?初めて知りました。歴史的な名称ということなのかな?さすがに伝統校ですね。


しかし、混沌の行方はどうなるのでしょう。「歴史の汚点」は消せるのでしょうか。