金融庁のボケ、何で今更になって議論が後退するんだよ!!「後藤田叩き」に勤しむヤツラに尻尾巻いて逃げる気か?無知に付け込んで、雪だるまにするのを黙って見過ごせと?エサをばら撒いて、手ぐすね引いて待っている連中に、まんまと食われていくのを放置せよと?金融庁の急速な軟化は一体何なんだ?どんな薬を嗅がされたのだ?下らん特例なんて止めちまえ。利息制限法の上限は当面守れ。市場がまともになり、下らん引っ掛けに嵌らないような環境が整ったら、失くしてもいいよ。それまでは、凍結。利息制限法死守!!
大体、経済学の講釈垂れて、もっともらしい理屈を並べ立てていた連中が何か「事実」を示したか?反論に耐えうるような説明ができたか?経済学理論が正しいなら、説明がつくはずでしょう。何が一番腹が立つかって、もっともらしいことを言って引下げの反対だけはするが、「経済学理論」に基づいてよい解決法を何一つ出しもしないことだ。残念ながら、日本の経済学のレベルというのが、信頼に値しないと心底感じていますね。大学院生レベルでさえ、ド素人程度のことすら考えられないのか、と。
貸金業の問題について、いくつか気になったことがあるので書いておこうと思う。
まず、業者数であるが、減少してきたものの依然かなり多い。特に小規模業者数が圧倒的に多い。貸金業の費用構造を見れば、大手が有利である印象はある。調達金利、人件費等の占める割合が相対的に低くなり、有利であるのかもしれない。実証研究ではどうなのか不明であるが、規模の経済は存在する可能性があるのかも。銀行でも、規模の経済が確認されていたと思う(うろおぼえ、メガバンク誕生以前だったと思うが)。銀行業務のリテール強化で、銀行カードローン等の貸出増となるならば、範囲の経済も働く可能性もあるのではないかな。特に銀行口座を保有している人であれば、携帯電話料金や公共料金等の引き落とし状況が情報として蓄積されているので、「延滞」傾向とか判りそうな気がするが。ほかのカード引き落とし情報なんかがあれば、もっといいのかもしれんが。平均残高なども判りやすいだろうしね。
個人向け無担保融資は、今までの蓄積(経験?)というのが大事な面があるのかもしれない(特に零細業者などでは、数字に表れない特別な審査能力が培われてきたのかもしれない)。特に昔は地域性ということがあったりして、質屋や貸金業などが一定範囲の地域だけを市場としていて、分断されていたのかもしれない。しかし、そうした地域分断はATM網とかネット環境などによって、失われていったのかもしれない。その結果が、業者数減少ということで顕れてきているのかもしれない。
貸出競争と「貸し込み」は異なっていると考えている。最初に大手から借りて50万円に到達すると、次の借入は他の大手から困難になることもあるかもしれないが、3社くらいまでなら借りられる場合もあるのかも。でも、大手の全社からは借りられなくなってくるだろう、多分。大手の貸出は借入先が3社以内である債務者が大半だからだ(平均的にはゼロが多い。つまり初回借入先に選択されやすい)。なので、大手の2~3社から借りることができても、次は借りられなくなるということは考えられる。そのような債務者は、既に「利息が利息を産む」という初期段階に到達しているが、破綻まではまだまだ時間がかかるだろう。大手は審査によって断ることが少なくないことも、大手からいくつか借りてしまって新たな借入先を求め回遊している借り手は結構いるだろうと推測している。次に借り手はどうするかと言えば、「貸してくれるところ」をひたすら求めるしかない。
そこで登場するのが、次の准大手グループだ。この業者数はかなり多い。20社以上ある。特徴は昔からこのグループは「貸倒率が高い」ということだ。業績拡大を目指すからなのか、ノルマとかの影響なのかは不明だが、大手数社から借りている債務者に積極的に貸し出すということだ。しかも、金利は高い。これは当然だ。「大手の金利」を下回ることは、通常有り得ないのである。債務が膨らんでいるからであり、貸倒率も高いので、必然的に金利は高く設定されなければならないのである。なので、准大手にとっては、最初の1~2社以内に入れても、大手から借りる場合よりも金利は高いことが多い。こうした現象は、「大手の金利」が必然的に「下限」を形成してしまっている、ということでもある。一種の「貸し込み業者」的振る舞いをしているのが、この准大手グループではないだろうか。彼らは、数社から借入を行っている借り手が、更に「貸し手を捜す、資金を調達してくる」ということを知っていれば、「貸し出せる」のである。直ぐには「貸し倒れない」ということを知っているのである。もっと借入件数が増えるというのが判っていれば、貸し出すのは合理的戦略と思える。多少の例外はあるが、大抵は社内下限金利が高く、上限は29.2%なので、大手に比べても「狭いレンジ」の金利帯であることが多い。これも必然的ではあるが。5社以内くらいに入れれば、利益を上げられる、ということが大体判っているのである。金利帯の低いところ(例えば上限が18%とかになっているような銀行系とか)は、逆に貸出を見合わせることになってしまうだろう。
借り手を見ると、大手貸金の新規顧客は20~30代が過半数であり、経済環境とか低収入とかそういう状況を反映している面はあるかもしれない。所得が低いフリーター等が多い世代なので、借入需要も多い可能性は有り得る。ただ、貸し手を合理的に選択しているかどうかは、やや疑問が残る。主にイメージなどで借りてしまっていることも考えられるからである。他には、銀行などの場合、窓口での手続きなどに心理的マイナスがあるのかもしれない。大手貸金の契約の7割以上が無人機であるからだ。「窓口は面倒」とか、他を調べるのが面倒、といったこともあるかもしれない。他には、「時間帯」というのが案外と影響しているのではないかと思ったりもする。無人機の効果は、24時間とか深夜までとか、そういう営業が可能になるからだ。ネットとか、窓口での手続きは、決まった時間までに行わねばならなかったりするかもしれず、特に銀行系とかの有利な金利のところでは、そういうのが不便とか思われているのかもしれないな、と。若年層の活動時間を考えれば、仕事が終わってからの方が多いだろうし、通常は夜の時間帯に借入行動を起こしやすいのではなかろうか、と。あと、夜の段階で「急に入り用になる、気付く」などの事情などもあるかもしれず(遊んだりする時だってそうですよね)、遅い時間帯で借入可能というのは若年層の行動様式に合っているのかもしれないな、と。あくまで印象なんですけれども。
金利の有利な業者がどの程度借り手をリスクで排除しているのか不明なのであるが、「最初の借入がどこか」というのは重要な判断情報になっている可能性はあるかもしれない。
例えば、銀行カードローンとかの有利な金利はあまり選択されないが、「審査が厳しい」ということでもあるかもしれない。そこでの情報として、「貸金からの借入があるか、ないか」ということが排除するかしないかの分岐点になっていると、借り手がこれを知っているかどうかで変わってくるのではないかな。
・貸金負債あり→排除
・貸金負債なし→貸出
このような原則である場合、これを借り手が知らずに、最初に貸金大手を選択してしまい負債が残ったまま、次に銀行カードローンを選択しようとしても、自動的に排除されることになる。順序が逆ならば、同じ資金需要であっても借入可能であるのですけれども。銀行カードローン10万円、次に大手貸金20万円、とかの組み合わせはできるが、大手10万円、次には大手or准大手20万円、という具合に条件が悪化していっている、ということである。「貸金から借入を行ってしまうこと」というのが、借り手の信用リスクを増大させ、そのことを知らない借り手は不利な状況となるのではないか。もう低金利帯へ戻ることができなくなってしまう、という可能性もあるのではないか。
単なる私の推測ですが、貸金利用者と非利用者を比べると、業者選択の基準で「低金利」を理由としているのは後者の方が有意に高いのではないかと思っています。初回貸出で「貸金」を選択している時点で、最も低い金利の業者を選ぶという判断ができていないことがあるからではないかと思うのですよ。消費者全部(借りる必要のある人もない人も含めて)でみれば、「金利で選ぶ」という人は大半でしょうね、きっと。そういう人は、その判断の結果、そもそも貸金からは「借りない」という選択をすることが多くなるためだと考えます(実際貸出金利は高いので)。借りてる人の存在割合は、人口比で見ればかなりの少数派ですからね。
ところが、貸金利用者で見れば、
①金利の高さを十分理解しているが、合理的に判断した結果借りている人
②他から断られて、これしかなくて借りてる人
③金利を見ずに、何となく借りてしまっている人
という人たちが混在するのだろうと思いますね。で、①の人はどの程度いるのか判らないが、そういう人は大体短期間で借りる為に問題ない、ということでしょうね。その人たちにとっては、家の近くにあるから、とか利用時間が便利、とか、そういう別な理由が優先されいるだけで、上限金利が下がったとしても市場からは排除されたりはしないので、金利は関係ないですよね。むしろ、下がるのは歓迎だよね。
問題は②と③で、②にとっては金利が下がれば借りられなくなる、という人は出てくる可能性があるが、③は下がると債務額の成長が抑制されるので多重債務は減らせるようになるかもしれないが、元々借金に対する理解が乏しければ、量を増やすだけ、ということもあるかも。
消費者金融利用者の約9割は「グレーゾーン金利」に任意で払うことを知っていたわけではなく、本人は同意したつもりもない、ということであった。借り手と貸し手の間に、このような情報格差がある時、公正な取引が市場で行われていたとは言い難いのではないか。となると、①の合理的判断で選択した人というのも、どれほど存在するのかやや疑問ではあるな。あまり多くはないかもしれないな、と。
とりあえず。
大体、経済学の講釈垂れて、もっともらしい理屈を並べ立てていた連中が何か「事実」を示したか?反論に耐えうるような説明ができたか?経済学理論が正しいなら、説明がつくはずでしょう。何が一番腹が立つかって、もっともらしいことを言って引下げの反対だけはするが、「経済学理論」に基づいてよい解決法を何一つ出しもしないことだ。残念ながら、日本の経済学のレベルというのが、信頼に値しないと心底感じていますね。大学院生レベルでさえ、ド素人程度のことすら考えられないのか、と。
貸金業の問題について、いくつか気になったことがあるので書いておこうと思う。
まず、業者数であるが、減少してきたものの依然かなり多い。特に小規模業者数が圧倒的に多い。貸金業の費用構造を見れば、大手が有利である印象はある。調達金利、人件費等の占める割合が相対的に低くなり、有利であるのかもしれない。実証研究ではどうなのか不明であるが、規模の経済は存在する可能性があるのかも。銀行でも、規模の経済が確認されていたと思う(うろおぼえ、メガバンク誕生以前だったと思うが)。銀行業務のリテール強化で、銀行カードローン等の貸出増となるならば、範囲の経済も働く可能性もあるのではないかな。特に銀行口座を保有している人であれば、携帯電話料金や公共料金等の引き落とし状況が情報として蓄積されているので、「延滞」傾向とか判りそうな気がするが。ほかのカード引き落とし情報なんかがあれば、もっといいのかもしれんが。平均残高なども判りやすいだろうしね。
個人向け無担保融資は、今までの蓄積(経験?)というのが大事な面があるのかもしれない(特に零細業者などでは、数字に表れない特別な審査能力が培われてきたのかもしれない)。特に昔は地域性ということがあったりして、質屋や貸金業などが一定範囲の地域だけを市場としていて、分断されていたのかもしれない。しかし、そうした地域分断はATM網とかネット環境などによって、失われていったのかもしれない。その結果が、業者数減少ということで顕れてきているのかもしれない。
貸出競争と「貸し込み」は異なっていると考えている。最初に大手から借りて50万円に到達すると、次の借入は他の大手から困難になることもあるかもしれないが、3社くらいまでなら借りられる場合もあるのかも。でも、大手の全社からは借りられなくなってくるだろう、多分。大手の貸出は借入先が3社以内である債務者が大半だからだ(平均的にはゼロが多い。つまり初回借入先に選択されやすい)。なので、大手の2~3社から借りることができても、次は借りられなくなるということは考えられる。そのような債務者は、既に「利息が利息を産む」という初期段階に到達しているが、破綻まではまだまだ時間がかかるだろう。大手は審査によって断ることが少なくないことも、大手からいくつか借りてしまって新たな借入先を求め回遊している借り手は結構いるだろうと推測している。次に借り手はどうするかと言えば、「貸してくれるところ」をひたすら求めるしかない。
そこで登場するのが、次の准大手グループだ。この業者数はかなり多い。20社以上ある。特徴は昔からこのグループは「貸倒率が高い」ということだ。業績拡大を目指すからなのか、ノルマとかの影響なのかは不明だが、大手数社から借りている債務者に積極的に貸し出すということだ。しかも、金利は高い。これは当然だ。「大手の金利」を下回ることは、通常有り得ないのである。債務が膨らんでいるからであり、貸倒率も高いので、必然的に金利は高く設定されなければならないのである。なので、准大手にとっては、最初の1~2社以内に入れても、大手から借りる場合よりも金利は高いことが多い。こうした現象は、「大手の金利」が必然的に「下限」を形成してしまっている、ということでもある。一種の「貸し込み業者」的振る舞いをしているのが、この准大手グループではないだろうか。彼らは、数社から借入を行っている借り手が、更に「貸し手を捜す、資金を調達してくる」ということを知っていれば、「貸し出せる」のである。直ぐには「貸し倒れない」ということを知っているのである。もっと借入件数が増えるというのが判っていれば、貸し出すのは合理的戦略と思える。多少の例外はあるが、大抵は社内下限金利が高く、上限は29.2%なので、大手に比べても「狭いレンジ」の金利帯であることが多い。これも必然的ではあるが。5社以内くらいに入れれば、利益を上げられる、ということが大体判っているのである。金利帯の低いところ(例えば上限が18%とかになっているような銀行系とか)は、逆に貸出を見合わせることになってしまうだろう。
借り手を見ると、大手貸金の新規顧客は20~30代が過半数であり、経済環境とか低収入とかそういう状況を反映している面はあるかもしれない。所得が低いフリーター等が多い世代なので、借入需要も多い可能性は有り得る。ただ、貸し手を合理的に選択しているかどうかは、やや疑問が残る。主にイメージなどで借りてしまっていることも考えられるからである。他には、銀行などの場合、窓口での手続きなどに心理的マイナスがあるのかもしれない。大手貸金の契約の7割以上が無人機であるからだ。「窓口は面倒」とか、他を調べるのが面倒、といったこともあるかもしれない。他には、「時間帯」というのが案外と影響しているのではないかと思ったりもする。無人機の効果は、24時間とか深夜までとか、そういう営業が可能になるからだ。ネットとか、窓口での手続きは、決まった時間までに行わねばならなかったりするかもしれず、特に銀行系とかの有利な金利のところでは、そういうのが不便とか思われているのかもしれないな、と。若年層の活動時間を考えれば、仕事が終わってからの方が多いだろうし、通常は夜の時間帯に借入行動を起こしやすいのではなかろうか、と。あと、夜の段階で「急に入り用になる、気付く」などの事情などもあるかもしれず(遊んだりする時だってそうですよね)、遅い時間帯で借入可能というのは若年層の行動様式に合っているのかもしれないな、と。あくまで印象なんですけれども。
金利の有利な業者がどの程度借り手をリスクで排除しているのか不明なのであるが、「最初の借入がどこか」というのは重要な判断情報になっている可能性はあるかもしれない。
例えば、銀行カードローンとかの有利な金利はあまり選択されないが、「審査が厳しい」ということでもあるかもしれない。そこでの情報として、「貸金からの借入があるか、ないか」ということが排除するかしないかの分岐点になっていると、借り手がこれを知っているかどうかで変わってくるのではないかな。
・貸金負債あり→排除
・貸金負債なし→貸出
このような原則である場合、これを借り手が知らずに、最初に貸金大手を選択してしまい負債が残ったまま、次に銀行カードローンを選択しようとしても、自動的に排除されることになる。順序が逆ならば、同じ資金需要であっても借入可能であるのですけれども。銀行カードローン10万円、次に大手貸金20万円、とかの組み合わせはできるが、大手10万円、次には大手or准大手20万円、という具合に条件が悪化していっている、ということである。「貸金から借入を行ってしまうこと」というのが、借り手の信用リスクを増大させ、そのことを知らない借り手は不利な状況となるのではないか。もう低金利帯へ戻ることができなくなってしまう、という可能性もあるのではないか。
単なる私の推測ですが、貸金利用者と非利用者を比べると、業者選択の基準で「低金利」を理由としているのは後者の方が有意に高いのではないかと思っています。初回貸出で「貸金」を選択している時点で、最も低い金利の業者を選ぶという判断ができていないことがあるからではないかと思うのですよ。消費者全部(借りる必要のある人もない人も含めて)でみれば、「金利で選ぶ」という人は大半でしょうね、きっと。そういう人は、その判断の結果、そもそも貸金からは「借りない」という選択をすることが多くなるためだと考えます(実際貸出金利は高いので)。借りてる人の存在割合は、人口比で見ればかなりの少数派ですからね。
ところが、貸金利用者で見れば、
①金利の高さを十分理解しているが、合理的に判断した結果借りている人
②他から断られて、これしかなくて借りてる人
③金利を見ずに、何となく借りてしまっている人
という人たちが混在するのだろうと思いますね。で、①の人はどの程度いるのか判らないが、そういう人は大体短期間で借りる為に問題ない、ということでしょうね。その人たちにとっては、家の近くにあるから、とか利用時間が便利、とか、そういう別な理由が優先されいるだけで、上限金利が下がったとしても市場からは排除されたりはしないので、金利は関係ないですよね。むしろ、下がるのは歓迎だよね。
問題は②と③で、②にとっては金利が下がれば借りられなくなる、という人は出てくる可能性があるが、③は下がると債務額の成長が抑制されるので多重債務は減らせるようになるかもしれないが、元々借金に対する理解が乏しければ、量を増やすだけ、ということもあるかも。
消費者金融利用者の約9割は「グレーゾーン金利」に任意で払うことを知っていたわけではなく、本人は同意したつもりもない、ということであった。借り手と貸し手の間に、このような情報格差がある時、公正な取引が市場で行われていたとは言い難いのではないか。となると、①の合理的判断で選択した人というのも、どれほど存在するのかやや疑問ではあるな。あまり多くはないかもしれないな、と。
とりあえず。