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世耕補佐官を無視?

2006年10月04日 15時11分02秒 | 社会全般
奇妙な現象が続いているように思う。それは、北朝鮮の核実験声明を受けての政府発表に関して、世耕補佐官の記事や映像が一切使われていないことだ。他の会見でも、世耕補佐官の発表は記事などには使われていませんね。

これは総理のぶら下がり会見を1回に削減することにした報復?ということでもないのでしょうけれど・・・。

Yahooニュース - 読売新聞 - 首相の中韓歴訪を正式発表…北核実験阻止に協力要請へ

(以下に一部抜粋)

政府は4日、安倍首相が8、9の両日、中韓両国を歴訪して両国首脳と会談することを正式に発表した。下村博文官房副長官が記者会見し、明らかにした。



続いて、これ。

Yahooニュース - 毎日新聞 - <北朝鮮核実験>安倍首相、「断じて許せない」と厳しく非難

安倍首相は3日夜、北朝鮮が核実験を行うとの声明を発表したことについて、「核実験を行えば断じて許すことはできない。国際社会全体で厳しい対応を取ることになるだろう」と厳しく非難した。8、9両日に予定している韓国、中国との首脳会談で「地域の平和をどう維持していくか意見交換していくことになる」と述べた。



同じようなものですが、これも。

Yahooニュース - 時事通信 - 安倍首相「核実験、断じて許せぬ」=追加制裁検討も-日米「緊密連携」確認

首相はまた、塩崎恭久官房長官に情報収集と分析を進めるよう指示。これを受け、同長官は同日夜、ハドリー米大統領補佐官(国家安全保障担当)と電話で協議。日米両国が緊密に連携して対処することで一致した。




そういう意図でないとしても、総理、官房長官や官房副長官の発表のみが使われており、米国の「~報道官は何々と声明を発表」というような報道とは違っていますよね。マスメディア側から「無視」される、というのは最も辛いかも。


本日の小池補佐官の方は、北朝鮮の声明が出たので「重要テーマ」ができて良かったですね(笑)。


Yahooニュース - 時事通信 - 北の核実験阻止へ連携=安保理議長声明の採択目指す-日米補佐官



「アーミッシュ」と映画の話

2006年10月04日 12時45分47秒 | 俺のそれ
米国の銃乱射事件だそうだ。学校で起こったというのは、本当に可哀想。

Yahooニュース - 産経新聞 - 米小学校で男が銃撃、少女11人死傷 アーミッシュの惨劇


で、目を引いたのは「アーミッシュ」の村という部分。
記事中での説明は以下の通り。


【用語解説】アーミッシュ

 17世紀にスイスの牧師が創始したキリスト教再洗礼派に属するメノー派の一分派。宗教的迫害を逃れて、18世紀に米国に移住したとされる。現在はペンシルベニア州やオハイオ州をはじめとする米国22州、カナダなど北米全域に約20万人が住んでいる。ペンシルベニア州ランカスター郡はアーミッシュ居住の中心地。「ペンシルベニア・ダッチ」という古いドイツ語の方言を受け継ぎ、無地の質素な服装に加え、電気、ガス、水道、自動車を使用せず、馬車や自転車を交通手段とする独特の生活様式や文化を守る。




昔話で申し訳ないが、初めて「アーミッシュ」の存在を知ったのは映画だった。20年くらい前の『目撃者』という映画。ハリソン・フォードが主演で、刑事役だった。殺人事件の目撃者の少年がアーミッシュの村に住んでいたからだったと思う。トイレで事件は起こったのだが、物音の気付いた犯人が、駅の大便用トイレのドアを順番に開けていくシーンがあったと思う。この時、少年は隣との壁の下(30cmくらい空いていた)を転がって移動したりして、発見を逃れたハズ。この時、アメリカのトイレはイヤだな、と思った記憶がある。空きすぎだよね(笑)。

これはどうでもいいのですけど、映画の中ではアーミッシュの生活の様子がよく描かれていて、「こんな人々が未だにいるんだなー」と関心したものだ。信念というか信仰というのは、凄いね。かといって、彼らが不幸なのか、というとそんなこともないかもしれず、現代社会との対比としては興味深いですね。私はそこに住みたいとは思わないけど。


ヒロイン役は大柄な女優さんで(実際に身長が高かったかどうかは曖昧だが)、その後『トップ・ガン』のヒロイン(美人教官)役としても出ていた。当時は「デカイ女」がハヤリだったのかもしれないね。ブリジット・ニールセンみたいなのとか(たった2人か・・・思いつくのは)。映画の傾向としては「刑事もの」がハヤリで、『ビバリーヒルズ・コップ』とかがヒットしていたな。海外ドラマでも、日本のドラマでも「刑事もの」は人気だったかも。スタローンの『コブラ』、シュワちゃんの『ゴリラ』と、立て続けに駄作「刑事もの」映画が連発されていたしね。


『目撃者』の中身は、アーミッシュを知ったこと以外では、あまり見るべき所はなかったように思う。閉鎖的な島で暮らす女性が島を出られないのと似ていて、アーミッシュの村からは出られないのだった。男にそれだけの覚悟がなかっただけなのかもしれないが。単身で海外赴任して、現地調達している男性の態度に近いかもね(これはあくまで勝手な想像ですけど、笑)。ある意味、酷い男だな、主役の刑事は。当時の印象としては、ヘンなロマンスは冗長な感じがした(自分が若かったから、というだけなのかもしれないけど)。


映画の中身とは関係ないけど、当時の映画館は2本立てとかが普通で、「メイン1本」+「駄作1本」というのが殆どだった(都会では1本だったのかもしれないが、よく知らない)。『目撃者』を友達数人と観に行ったんだが、組み合わせになっていたもう1本は酷い3流サスペンスもので、タイトルも思い出せない。カッコよく言うと「エロティック・サスペンス」、平たく言うと「不倫・愛憎殺人事件もの」みたいな感じだったと思う(詳細は忘れた)。ベッドシーンで「釣り」を狙ってるとしか思えないような作品だった(笑)。フィルムに「ボカシ」みたいなのが丸く入っていた。「映倫」のチェックに引っ掛かったのだろう、多分。近年の映画で「ボカシ入り」を見かけないな、そういえば。


因みに、デートで2本立ては要注意だった。両方観ようとして、途中で女の子に帰られた人がいたらしい(笑)。まあ、4時間(!)も映画を観るのは、女の子にとっては結構大変かもしれないからね。今はそんなのないだろうけど。