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今度は遺族が提訴

2007年12月12日 12時23分11秒 | 社会全般
こうなると何でもアリだな。

<薬害肝炎>関東の女性遺族が提訴へ 感染者リスト該当者(毎日新聞) - Yahooニュース

(以下に引用)

薬害肝炎訴訟弁護団は11日、厚生労働省が放置していた418人分の感染者リストに記載されていた関東地方の女性(1月に84歳で死去)の遺族が、12日にも提訴することを明らかにした。リスト該当者の提訴は5人目で死亡のケースは初めて。
弁護団によると、女性は87年に心臓の手術を受けた時、止血用に血液製剤フィブリノゲンを投与された。輸血でC型肝炎に感染したと思い込んだまま、多臓器不全で死亡したが、今月10日になって、長男が医療機関からフィブリノゲン投与の事実を初めて知らされたという。【清水健二】

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また清水健二記者ですか。それは別にいいですが、マスメディアの報道によってこういう事態を招いたのだよ。根本的に間違った情報を供給し続けることで、原因としては想定し難い人々であっても「金が貰える」ということで訴えることになるのだよ。言った通りでしょ?

動く歩道の例で言ったように、腕に傷跡さえあれば誰でも「動く歩道のせいだ」という主張を可能にしてしまうからなんですよ。マスメディアの論調のせいで、「動く歩道を通過したことがある」というだけで、金が貰えるようになるから誰でも訴えるんです。今なら、原告団に入っておくだけで補償対象となるかもしれないのですから。

いっそ、和解は放棄した方がいいよ。
国がこれらに応じてしまえば、殆どの場合に原因が異なるにも関わらず、全ての補償をさせられることになる。悪しき前例を作るだけだ。全件裁判で争うべきだ。被害に遭われた方々には申し訳ないが、こうまで扇情的な戦術に出るというのなら、法廷で全件争っていったらいいですよ。
トコトン追及をおやりなさい。闘争に膨大な時間をかけて、徹底的に糾弾していけばいい。


記事の84歳の女性の方は、平均寿命には届いてなかったけれども、フィブリノゲンを投与されなかった人と大差なく生存しておられたようですので、生命予後に重大な影響を与えたようには見受けられません。また、死亡原因ですけれども、MOF(財務省の方ではありませんよ、たとえ財務省が機能不全に近いとしても。笑)ということのようですので、重篤な感染症とかなのかもしれません。悪性腫瘍の末期でも可能性はあるのかもしれませんが、その場合原発巣がどこかというのが問題となるでしょう。肝以外の臓器に原発する腫瘍であれば、C型肝炎だったのでというのはあまり関係がないでしょう。

弁護団の作戦は、リストの全員に早急に通知させる→対象人数をできるだけ増やす→可能な限り問題を大きくする→社会的に注目を集められるようにする→譲歩圧力をかける→できるだけ多く金を取るようにする、ということだな。
「動く歩道を通ったことがある」という理由だけで補償が得られるのだから、今なら金を取るチャンスですぜ、ということです。


マスメディアのいい加減な報道のせいでこうなったも同然なんですよ。
散々ウソの情報を流す報道姿勢のせいで、誤った認識が作られ、真実とは言えないような「~のせいだ!」という主張が何でも通るような「空気」が作られている、ということです。
マスメディアがこの責任を取ることも、謝罪することも、一切ないのです。