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金利凍結ってどういうこと?

2007年12月01日 17時58分50秒 | 社会全般
サブプライム問題で、遂には債務減免みたいな措置が必要ってことでしょうか。

NIKKEI NET(日経ネット):特集 サブプライム問題

【ワシントン=小竹洋之】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は30日、米政府と米大手金融機関が信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の新たな救済措置を協議していると報じた。特定の債務者の返済負担を軽減するため、現行の低い借入金利を一時的に据え置く方向で検討している。早ければ12月上旬にも合意し、正式発表する見通しだ。

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外資系のロビー部隊は一体何をやっているんでしょうか?
破産は「金利じゃないんだ、ライフイヴェントなんだ!」とか言いに行けばいいんじゃございませんか?金利には関係なかったのではないですか?あれは、エセ理論だったのですか?借金は借金でも、無担保融資と住宅ローンでは全然違う、とか言い出すかもしれんがね(笑)。

「金利はリスクを正確に反映する」とか主張していた人もいたわけですが、借り手が同一なのに、金利を減免しちゃっていいんですか?変動前の金利に据え置くとなれば、実質的に債務者に金をくれてやったのと同じようなものであり、「ゾンビに追い貸し」みたいなのと似たような感じですが、どうなんでしょうか>池田信夫氏

金利と破産は「そんなの関係ねえー」と流行りのセリフみたいに言ってた方々は、自分の国のことですので是非とも米国に戻ってロビイングに精を出して頂けると幸いです。

「金利が高い」から破産するわけではないのであれば、金利を凍結しておいたとしても関係ないんじゃございませんか?デフォルトの予防になんてならないでしょう?金利を凍結して高くならないようにすることでデフォルトを防ぐ積もりならば、それは「金利水準が高いから破産する」ということなんじゃないでしょうか?金利が高くても低くてもデフォルト確率に影響を与えないのなら、凍結は無意味じゃないですか?

笑い過ぎて腹筋が攣りそうになりましたよ。
金利凍結って、言うなれば暫間的「上限金利」に他ならないんじゃないですか?
例えば、本来なら『20%』の金利が適用になる人なのに、現状『13%』の導入金利なら変更後であっても意図的に「20%→13%」という具合に上限を引き下げてオーバー部分を切ってしまうということですよね?これこそまさしく無理矢理引き下げる、ってやつじゃないですか(爆)。

そういえば、GRIPSの先生方―例えば鶴田大先生、「法と経済学」の権威らしい福井秀夫先生―も「金利は関係ねえ」と大変有り難い経済学理論を展開しておられたはずですが、「上限のない(笑)自由の国アメリカ」で行われようとしているおバカな措置について、文句の一つや二つ言ってやって下さいよ。

特定の債務者といっても、高々200万件くらいの話ですので、日本の多重債務者の推定数よりも少ないんじゃございませんか。ならば金利凍結なんかよりも「カウンセリングなんだYO!」ということで、全例カウンセリングを実施すりゃいいだけなんじゃございませんか?
ですよね?>堂下先生


アメリカで考えられている金利凍結という対策というのは、これらご立派なご意見に悉く反しているかのように見えるのですけれども、経済学理論云々は一体どうなってしまったのでしょうか。アメリカの金利凍結策はまるでファシズムだ、とかのご意見が米国の駐日大使あたりから出されないことが不思議でなりません。

それとも金利は正確にリスクを反映している、だの、金利を下げても救うことにはならない、だの、ライフ・イヴェントが原因だ、というのがエセ理論であった、とでも言うのでしょうか(笑)。




「ヨソの国に規制緩和を求める」の図

2007年12月01日 16時43分14秒 | 俺のそれ
某国駐日大使はしつこく要求してくるのだが、それがどんなに異常な言い分なのか彼らには判らないらしい。それはきっと彼らの知的水準が低いせいか、世界は自分を中心に回っているんだという信念に基づいているせいだろう。


また喩え話で申し訳ないが、書いてみる。


日本のチームがアメリカにアメフトの試合をしに行きました。いくら試合をやっても、日本チームは全然勝てませんでした。そこで日本チームのコーチは考えました。「どうしてアメリカのチームには勝てないのだろうか?」

きっと何か敗因があるに違いない、と思い、試合のデータなどありとあらゆるものを分析しました。すると、驚くべき事実に気付いたのです!何と、ファーストダウンを得るのに、攻撃する時4回という制限があることが原因だと判ったのです。この結果を受けて、日本はアメリカに勝つ為に、4回という制限を取り除いて一生懸命練習しました。それからコーチは日本チームの監督に言いました。

「アメリカは自分たちが勝ちやすいように、ファーストダウンを4回と規制しているんだ。日本が勝てないのは、全部この規制のせいなんだよ。だから規制を緩和するように、監督からアメリカチームに言ってくれ」

で、コーチの進言を受けた監督はアメリカに文句を言いました。4回という規制のせいでイコールフィッティングではなくなっている、だから4回という上限をなくせ、と。アメリカチームの監督は「いや、関係ないよ」といいましたが、日本チームの監督はしつこく「4回という規制をなくせ、上限を撤廃せよ」と食い下がります。「日本では4回という規制を撤廃したルールでやってるんだから、アメリカも撤廃したルールでやるべきだ」とも言いました。アメリカチームの監督が何度断っても、なくせ・なくせ・なくせの大合唱です。ひょっとして「なくせ教」の教祖かと思うほどでした。アメリカチームの監督はうんざりして、あまりにしつこくなくせと迫ってくるので、仕方なく4回という制限をなくしました。

で、この新たなルールで試合をやってみましたが、それでも日本チームはやっぱり勝てませんでした。
めでたし、めでたし。


つまらない話でゴメンなさい。
某国の方々には難しすぎて判らないかもね(笑)。間違っても、日本がアメリカにルールを変えてくれと怒鳴り込んだりはしない。アメフトのルールを変えてくれ、などという愚かな要求も言ったりはしない。


昔、日本は野球というスポーツを教わり、日本に普及・定着した。本家のアメリカは常に日本より強く、日本はアメリカから学び続けた。赤鬼には、日本の野球は「ベースボールじゃない」みたいに侮辱されたこともあった。日米野球では、日本のプロ選手は大リーグ選手になかなか勝てなかった。けれど、野球を教えてくれた本家のアメリカに対して、羨望や尊敬といった眼差しはあっても、ルールを「オレたちに合うようなものに変えろ」などと要求したりはしなかった。たとえ負けが込んでいても、アメリカの背中を見続けながら、同じフィールドの中で「アメリカに勝ちたい」と思って、努力し研究し学び続けてきた。だからこそ日本は野球というスポーツで、実際の試合の中でアメリカに勝てるようになったのだ。WBCに優勝できたのも、そうした歴史の賜物だと思う。

少なくとも日本はこれまで一度だって「負けるのはルールのせいだ」などと言ったことなどなかっただろう。


けれども某国の方々は「日本で商売がうまくできないのは、お前らのヘンなルールのせいだ」と、散々文句を言う。まったく信じられない。かなり頭が悪いとか、やりたい放題の自己厨じゃなけりゃ、普通そんなことは言ったりしません。実際に規制を緩和した結果、アメ車がバカ売れするようになったかと言えば全然そんなことはなくて、あんまり買いたがらないのは同じ。日本戦略車とか謳ってた車なんかも若干あったかもしれないが、ソッコウで廃れていったじゃないですか(爆)。サターンだったか?ネオンだったか?忘れたけど。3流車種以下程度にしか売れなかったんじゃないですか?

でも、ベンツやBMWなんかは売れてるんですよ、アメ車なんかよりもはるかに。イヤな商品とかつまんない商品とかを買いたくないだけだ。ああ、ヤンキー系の方々には割りと人気あるかも、アメ車。ハマーとかサバーバンとかみたいなデカイのが好きな人もいるか。

要するに、負けるのは「自分たちに原因があるんだ」と思うことはなく、規制のせいだ、ルールが悪いからだ、という主張を繰り広げる連中が某国には多すぎるということでしょうか。文句を言われたからといって、いちいちそれを真に受ける側もどうかと思う、ということはあるかもしれませんけれどね。
「受け入れなければいいだけだ」
とか言うかもしれんが、そんなことをすると、色々と嫌がらせされるからね。




良かったね、再チャレンジ

2007年12月01日 14時21分03秒 | 行政制度
とりあえず、安倍内閣の成果が結実して良かったのではないでしょうか。
>再チャレンジ

再チャレンジ試験で162人合格=人事院(時事通信) - Yahooニュース


もの凄い倍率だから、きっと優秀な人材が集まったのではないでしょうか。
合格した方々は良い年越しが出来そうですよね。

「一足早いクリスマス・プレゼントとなりました」
みたいな感じですか。本当に良かったですね。

最近の東大出のエリート(笑)さんたちは公務員になりたがらない、とか言うらしいね、そういえば。別にいいんじゃないでしょうかね、それは自由だし。

ロクでもない官僚がロボット工場の生産ラインみたいに画一的に作られるよりは、こうやってなりたい方々が大勢おられるのですから、今後もどんどん同じような採用をやればいいんじゃないでしょうかね?

いえ、別に官僚になる方々がみんなロクでもないとか、大量生産されてるとか指摘したいわけではございませんが、今年1年間でどれほど中央省庁の官僚の問題が持ち上がったかと言いますと、防衛省に限りませんわなってなことです。東大出のエリートさんたちが寄り集まったからと言って、特別に良い結果とか成果があったわけでもなさそうなんですよね。

だったら、やりたくない人たちを無理にやってくれ、とか言わずとも、こうして数万人規模で「やりたいです」って言ってくれる、やる気のある方々を採用する方がいいような気がしますね。学業成績とか頭が優秀じゃないから結局ダメなんだYO!とか、現職の方々は思うのかもしれませんが。