また「で」だよ。
しつこいな。これはオレに対する挑戦か?(笑)
《一応解説しておきますと:
本当は自分に向かって撃ってはいないのに、「さてはオレを撃ってきたな」理論。当然、これへの反応は「撃ち返してやるぜ!」(笑)。典型的なイナゴ行動》
<薬害C型肝炎>追加提訴2人が「フィブリン糊」で感染(毎日新聞) - Yahooニュース
(以下に引用)
薬害C型肝炎訴訟で11月30日に追加提訴した30人のうち2人が、血液製剤フィブリノゲンを原料とした手術用接着剤「フィブリン糊(のり)」の使用で感染したと訴えていることが分かった。フィブリン糊による感染者が原告になったのは初めて。
訴えたのは静岡県内の40代男性と東京都内の70代男性で、いずれも心臓手術で使われたフィブリン糊で感染し、慢性肝炎になったという。
同製剤は大量出血に点滴で注入されるのが一般的だったが、80年代は他の製剤と混ぜて糊状にし、手術の縫合にも用いられていた。薬事法上の承認を受けた本来の用法ではないが、製造元の旧ミドリ十字(現・田辺三菱製薬)が当時、使用を勧める冊子を医療機関に配布していた。
同社によると、80年以降のフィブリノゲン推定投与者約28万人のうち約7万9000人がフィブリン糊を使用。感染率は約1.5%で、点滴投与よりも危険性は低いとされる。【清水健二】
=====
ですからね、「フィブリン糊『で』感染した」って、どうやって証明すんの?
毎日新聞記者になるからには大変優秀な人でしょうから、毎日新聞の清水健二記者には立証できるものなのでしょう。
やってみせて。
是非、毎日新聞上に「フィブリン糊で感染しました」って結果を載せてくれ。
ところで、昔って、キットじゃなかったみたいだね。知らんかったよ。
血液凝固系のカスケードで御覧頂いた通り、フィブリノゲンは活性化されたトロンビンの存在下(触媒作用)でフィブリン(モノマー)となるので、フィブリノゲンの単独投与では凝固せんわな。
つまり、ここにトロンビンを加えないと止血効果はあまり発揮されない。
トロンビンはどこから持ってくるか知らんけど、別な血液製剤を買わせる、みたいなことになっていたのかもしれんね。この使用法であると、フィブリノゲンとトロンビンの両方が販売できる。
他には、自己血から調整することも可能だね。術前に採血しておけばできそう。こっちの方が安上がりかも。でも、作るのは面倒だな。
昔って、どの程度糊が使われたかは知らないけど、術者の好みもあったんじゃないでしょうか。
ちょっと話が飛ぶけど、一般の方々の中には「止血剤を使います(ました)」みたいな医者の言葉だけを記憶していて、よく判らんのに「自分にフィブリノゲンが使われた」みたいに思い込んでいるケースは多々あると思いますね。
医者が言う言葉って、相手に大まかにしか伝えようがないので、「血がちょっと出てるので、これからフィブリノゲンという血漿タンパクの一種を使います…云々」とか言いませんものね。
血止めとか、止血剤とか、接着剤とか、言った言葉には、様々あるでしょう。フィブリノゲンやフィブリン糊のこともあったかもしれんけど。
接着剤と聞いて、「アロンアルファのことだ」とか思い浮かべる人たちって、あんまりいないでしょう?でも、よくあったんですよ、これが。外科的な治療では、アロンアルファを使うんですよ。本当に接着剤になるの。創が閉じるから、出血も止まるし。普通は医療用のアロンアルファなんて思い浮かばないから、接着剤と聞けば「ああ、フィブリン糊だ、オレは糊を使われたんだー」みたいに心配することになってしまうかもしれない。
止血剤にしても、単なるボスミン注射かもしれないよ。局所的に使うことはよくある。血管内に投与するのでなければ、殆ど問題ないし。血管内投与では、トラネキサム酸とか、カルバゾクロムスルホン酸ナトリウムとか、色々あるよ。それこそビタミンKそのものかもしれないし。ヘパリン使ってて、そのリバースにプロタミンとか。
自分には何か良くない薬が使われたんだ、という思い込みは相談などでもよく見かける話ではないのかな、と。止血剤とか接着剤とかの言葉を覚えていて、その代表例が問題となっているフィブリノゲンやフィブリン糊で、それだけしか知らないので他の可能性というのが思い浮かばない為に、心配になるのだろうと思う。
しつこいな。これはオレに対する挑戦か?(笑)
《一応解説しておきますと:
本当は自分に向かって撃ってはいないのに、「さてはオレを撃ってきたな」理論。当然、これへの反応は「撃ち返してやるぜ!」(笑)。典型的なイナゴ行動》
<薬害C型肝炎>追加提訴2人が「フィブリン糊」で感染(毎日新聞) - Yahooニュース
(以下に引用)
薬害C型肝炎訴訟で11月30日に追加提訴した30人のうち2人が、血液製剤フィブリノゲンを原料とした手術用接着剤「フィブリン糊(のり)」の使用で感染したと訴えていることが分かった。フィブリン糊による感染者が原告になったのは初めて。
訴えたのは静岡県内の40代男性と東京都内の70代男性で、いずれも心臓手術で使われたフィブリン糊で感染し、慢性肝炎になったという。
同製剤は大量出血に点滴で注入されるのが一般的だったが、80年代は他の製剤と混ぜて糊状にし、手術の縫合にも用いられていた。薬事法上の承認を受けた本来の用法ではないが、製造元の旧ミドリ十字(現・田辺三菱製薬)が当時、使用を勧める冊子を医療機関に配布していた。
同社によると、80年以降のフィブリノゲン推定投与者約28万人のうち約7万9000人がフィブリン糊を使用。感染率は約1.5%で、点滴投与よりも危険性は低いとされる。【清水健二】
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ですからね、「フィブリン糊『で』感染した」って、どうやって証明すんの?
毎日新聞記者になるからには大変優秀な人でしょうから、毎日新聞の清水健二記者には立証できるものなのでしょう。
やってみせて。
是非、毎日新聞上に「フィブリン糊で感染しました」って結果を載せてくれ。
ところで、昔って、キットじゃなかったみたいだね。知らんかったよ。
血液凝固系のカスケードで御覧頂いた通り、フィブリノゲンは活性化されたトロンビンの存在下(触媒作用)でフィブリン(モノマー)となるので、フィブリノゲンの単独投与では凝固せんわな。
つまり、ここにトロンビンを加えないと止血効果はあまり発揮されない。
トロンビンはどこから持ってくるか知らんけど、別な血液製剤を買わせる、みたいなことになっていたのかもしれんね。この使用法であると、フィブリノゲンとトロンビンの両方が販売できる。
他には、自己血から調整することも可能だね。術前に採血しておけばできそう。こっちの方が安上がりかも。でも、作るのは面倒だな。
昔って、どの程度糊が使われたかは知らないけど、術者の好みもあったんじゃないでしょうか。
ちょっと話が飛ぶけど、一般の方々の中には「止血剤を使います(ました)」みたいな医者の言葉だけを記憶していて、よく判らんのに「自分にフィブリノゲンが使われた」みたいに思い込んでいるケースは多々あると思いますね。
医者が言う言葉って、相手に大まかにしか伝えようがないので、「血がちょっと出てるので、これからフィブリノゲンという血漿タンパクの一種を使います…云々」とか言いませんものね。
血止めとか、止血剤とか、接着剤とか、言った言葉には、様々あるでしょう。フィブリノゲンやフィブリン糊のこともあったかもしれんけど。
接着剤と聞いて、「アロンアルファのことだ」とか思い浮かべる人たちって、あんまりいないでしょう?でも、よくあったんですよ、これが。外科的な治療では、アロンアルファを使うんですよ。本当に接着剤になるの。創が閉じるから、出血も止まるし。普通は医療用のアロンアルファなんて思い浮かばないから、接着剤と聞けば「ああ、フィブリン糊だ、オレは糊を使われたんだー」みたいに心配することになってしまうかもしれない。
止血剤にしても、単なるボスミン注射かもしれないよ。局所的に使うことはよくある。血管内に投与するのでなければ、殆ど問題ないし。血管内投与では、トラネキサム酸とか、カルバゾクロムスルホン酸ナトリウムとか、色々あるよ。それこそビタミンKそのものかもしれないし。ヘパリン使ってて、そのリバースにプロタミンとか。
自分には何か良くない薬が使われたんだ、という思い込みは相談などでもよく見かける話ではないのかな、と。止血剤とか接着剤とかの言葉を覚えていて、その代表例が問題となっているフィブリノゲンやフィブリン糊で、それだけしか知らないので他の可能性というのが思い浮かばない為に、心配になるのだろうと思う。