いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

パラオとぺリリュー島のサクラ

2008年11月02日 15時31分05秒 | 俺のそれ
西欧の植民地時代。

スペイン:金欠病で財政が苦しくなって売却
 ↓
ドイツ:1899年~、WWⅠで敗戦、15年で統治終了
 ↓
日本:1914年~、

ドイツと対戦、守備隊を降伏させ占領統治
戦後処理を経て、国際連盟から統治を委任される
過去に行われてこなかったインフラ整備に力を入れる

パラオ - Wikipedia


国際連盟脱退前まで軍事施設を作っていなかったが、33年脱退以降に基地を設置。

そしてWWⅡへ。


ペリリューの戦い - Wikipedia

物量・兵力差が圧倒的に劣勢であったにも関わらず、日本軍が驚異的な防衛戦を戦う。
米海兵隊第一師団は「全滅判定」で、陸軍81師団と交替となった。
3日で陥落させられる、と始めた戦いが、約70日間も続いた。


現地人の死傷者はゼロ。
民間人を事前に避難させていた。


最後の電文は「サクラサクラ」。


パラオの国旗は日の丸によく似ている。



多分、本土決戦が攻撃側にとっていかに困難か、ということは、米軍に認識されていったであろう。この後続く硫黄島戦、沖縄戦と、多大な犠牲を強いられることとなった。上陸前の空爆や艦砲射撃を徹底的に行い、上陸自体が行えたとしても、その後の被害は甚大。

米軍がもし日本上陸を果たしたとしても、「ぺリリュー島」「硫黄島」をやったのでは、いつまで経っても戦争が終わらない、ほぼ同数の死傷者が出る、と考えたとしても不思議ではなかっただろう。



現代における、日本上陸作戦、或いは「本土決戦」なる思想について、よく考えてみるといいかもしれない。




定額減税批判は低所得者への鞭打ち

2008年11月02日 14時27分30秒 | 政治って?
まだしつこく、「バラマキだ、バラマキだ」と何とかの一つ覚えだか、鸚鵡返しみたいに、非難の大合唱が続いているみたい。他の言葉を知らんのか?株価を週内に反転させる、機敏な一手が別にあったか?

2兆円の定額減税を「ばらまき」と批判している野党やマスコミとかコメンテーターとか、永久記録ボードにでも名前を書いておいたらどうだ?それを事後的にいつでも確認できるようにしておくのさ。いかに適当な批判をしているか、というのが、よく判るはずだ。


第一に、元々減税は2兆円以上あったじゃないか。定率減税が。この2兆円超を国民に返してもらったのだから、何らの文句もないだろ?批判している連中は、調子のいいことばかり言ってんじゃないよ。定率減税が元からあったものなのに、それが廃止されちゃったんじゃないか。定率減税の方が財源規模も大きかったんだよ。

定率減税廃止に文句を言うなら

大体、定率減税廃止はあの郵政選挙大勝後のドサクサ紛れみたいなもので、押し切られてしまったじゃないですか。
05年9月>定率減税廃止論議

公明党が基礎年金の「国庫負担2分の1引き上げ」財源として、定率減税廃止を使う、と公約したのだ。だから、先に減税を廃止しておきながら、後で金が足りないのでその為に増税するのは絶対に許さんぞ、と言ったのだ。

定率減税廃止は国民負担が増加することになるが、低所得者層と高所得者層で比べると、定率減税廃止はどちらかというと高額所得者層への増税効果の方が高かったと思いますよ。つまり、実質高額所得者への増税効果が大きかった、ということ。恒久減税を約束しておいたのに、これを廃止するというのは公約違反じゃないか、ということはあるので基本的には廃止に反対の立場は判ります。しかし、もし増税をすることを考えても、高額所得者から多く徴収した方が望ましいのですから、消費税増税をいきなり使うよりかはマシだ、ということにはなるでしょう。

そこで、今回の定額減税ですが、かつての定率減税よりもずっと「低所得者への配分が大きい」という効果が得られるであろうと思います。とりあえず、年収300万円世帯と480万円世帯にそれぞれ6万円配るとしましょう。すると、所得比では300万円世帯で2%、480万円世帯で1.25%となり、低所得者層に還元効果が大きいのです(多分課税所得での比較になれば、もっと差が開くと思います)。定率減税の場合であると年収の大きい人に還元額が大きかったので(各種控除の減額なんかもそうです)、同じ2兆円を使ったとしても高額所得者への配分が大きくなってしまいますが、定額減税であるとそれは回避され、どちらかと言えば中低所得層に恩恵があるものなのです。

公明党主導の選挙対策のバラマキだ、みたいな批判は、まあ、党に対してはそういう感想を抱くのは構いませんが、国民の側に立った批判ではないことは確かです。
国民からしてみると、政府に取り上げられた「定率減税」を、今度は『定額減税という形で返還してもらっただけ』に過ぎません。それなのに、どうしてマスコミも疑似知識人っぽい人たちも野党も、これほどまでに反対するのか、私には全く理解できない。

こうした人々は、定率減税が段階的廃止で完全に消えた時、散々与党を批判したんじゃなかったのか?「国民を苦しめる大増税は許せません」とか、毎度御馴染みのスローガンをぶっていたんじゃなかったのか。ほんの少し前の出来事なのに、もう忘れたか?
それなのに、今度は「やっぱり国民に減税してた分を戻しますよ」という政策が出された途端に、「バラマキだ!!」に掌をコロッと返すのは節操がなさ過ぎやしないか?
要するに、政府与党のどんなものにも、ただ「反対」って言いたいだけ。
そんなに「バラマキ」批判するなら、どうして定率減税の時点で「こんな無駄なバラマキは即刻中止せよ!」とか言わなかったのだ?政府がどさくさで定率減税廃止を推し進めた時、何故「よくぞバラマキを止めてくれた、本当に有難う!政府与党はよくやったぞ!」とか讃辞を送るなり大賛成の表明をしておけば良かったじゃないか。それを今更、何だ。
一体全体、何なんだよ?
本気で政治や政策について、考えたりしているのか。
これが、アホな政治家連中に限らず、マスメディアに登場するコメンテーターみたいな連中とか、有識者だか何だかが、揃いも揃って「同じ事」を言い、ほぼ全部が「バラマキだ」教の教団信者みたいなんだよ。全くどうかしてる。


どうかしてる、と言えば、日銀のことですが、一つ前の記事で書いたのは間違っていました。お詫び致します。

票が割れたのは、引下げ幅が「0.25」vs「0.2」だったとのことでした。今朝の読売に出ていました。

いや、昨日のネット上の情報で見ていて、丁度2時少し前頃には日銀のHPとかが気になったりして、あと、株式市場の動きなんかもちょっと気が気でない、みたいなものだったので、速報記事みたいなのでしか確認しておらず、鵜呑みというか思い込みで間違えてしまいました。

日銀の方々にあらぬ非難を浴びせてしまいました。すみません。
間違ったのは、私が悪かったのですが、せめてサクッと0.25下げとけ、とは思いましたですよ。そんなところで票を割ってどうすんだ、と。インフレ懸念だの、金利収入だの、そんなのハナクソみたいな微々たるもんじゃないですか。

預貯金800兆円としたって、利息が800兆×0.2%=1.6兆円。
金利引下げで半減しても、8千億円しか違わない。これが、経済に与える影響なんて全然大したことないですよ。ましてや、引下げ後水準が0.25か0.3かの違いなんて、ほぼ無いも同然ではないですか。

そんなショボイ話ではなくて、株式市場には軽く数十兆円とか、為替市場でも数億ドルといった違いを生み出してしまうでしょうから、そちらの「値上がり効果」みたいなもの(円高が緩和されれば輸出企業の株価にもかなり影響する)の方が圧倒的に大きいのではないかと思いますけれども。


それと、確かに「0.5下げろや」、というご意見が出されるのは判りますけれども、とりあえず市場予測と同程度でも「ナイよりマシ」かな、と。


それにしても、先週は、私にとって「ホットな1週間」というものを経験させて頂きました。90年のバブル崩壊時には投資に全く関係なかったし、ITバブルの時にも損失はあったけれども、まあそういうもんかな、と思った程度だった。

が、今年はこれまでとは異なり、特別な年だった。