先日、「報復でもしてやろうか」で一躍脚光を浴びた厚生労働省ですけれども、そんなバッシング体質を感じさせるのがこれかな。
政治家のパフォーマンスにつぶされた「私のしごと館」 SAFETY JAPAN 森永 卓郎氏 日経BP社
ちょっと日にちが経ってしまっていたんですけれども、森永さんの言うのは判る気がすます。
「わたしのしごと館」を廃止すべし、という強い意見がマスコミ界隈から出されていたのですが、その後に舛添大臣が「有識者にお願いしてやっていますから」と説明したら、大反発を招いたというヤツですね。民主党議員あたりからは「大臣は掛け声ばかりだ」、マスコミの識者?連中は「あんなもんは即刻廃止すべきだ、舛添は大臣になった途端に役人の言いなりだ」みたいに批判されていたんですよね。で、しごと館は「ぶっ潰せ!」の方向へと行き、会議の委員になっていた森永さんはご不満の様子、と。
厚生労働省というのは、かなり特殊な環境に置かれているのかもしれない。
業界内部の医療・福祉・介護関係者たちからは批判される、外部の一般国民やマスコミからは藁人形とばかりに叩かれる、政治家には「パフォーマンスに利用される」、役人同士でも技官との対立なんかがある、つまりは永遠の「悪者」というキャラなんだな(笑)。他の業界だと、かつての運輸・通産関連とかみたいに業界との蜜月関係みたいなものがあったりして、「持ちつ持たれつ」っぽいのに、厚生労働省だとそれがほぼないわけだ。ごく一部にはあるかもしれないが、実質的にはあんまりウマミもないし、捌ける人数も桁違いに少ないのかもしれない。
「愛され官庁」ランキングでいうと、ダントツ最下位かも。
まあいいか。
とりあえず「わたしのしごと館」についての私見は以前に書いた通りだ。
コレね>特別会計は抜本改革せよ
運営方法を効率化するということと、廃止して処理する、みたいなのとは違うと思うので、よく考えていくべきでしょう。「キッザニア」は偉いけど、しごと館はダメだ、じゃなくて、金を払ってサービスを受けるのが民間なんだから。折角、有識者に考えてもらうにも関わらず、単なる政治的パフォーマンスの為だけに早急な結論を出すとか、一部のコメンテーターみたいな連中の言い分を安易に真に受けてしまうのは避けるべきでしょう。
今の「定額給付金」の話にしても、元はと言えば、テレビに出てきたような連中が好き勝手に批判したから、こじれているだけでしょ?
当初どんな批判があったかというと、「金持ちに配る必要なんかない」、「金持ちははした金を貰っても使わない」、みたいなことを言った連中がいたわけだ。そういう批判をしたから、何とか「言い訳」をしようと閣僚をはじめとする有力者たちがバラバラに答えてしまったが故でしょう。
あれこれ文句や注文ばかり言う連中が大勢いるから、決定までの時間がかかり、素早く対処できないんだろ。
これは、何でもそう。
2兆円は金額としては確かにデカいが、日本の経済規模から言えば全然大したことない。完璧な失敗という程に「悪影響」が大きい失敗でもない。「禁忌」ではないでしょう、ということ。喩えて言うなら「酸素マスク付けてみました」程度かな?病気の根本原因には「効かない」けど、やったからといって害悪になるとまでは言わないだろう(時には注意が必要なこともあるけど→参考記事)。
景気浮揚には効果がない、ということなら、それはそれでいいから、今すぐできる対策をすぐに発表せよ。優先順位をつけ、効果の高いものから順に5つや6つくらいは出せるだろう。
それを直ぐにでも実行してもらえばよい。
日本の能無し学者どもが一体何をしてくれたと言うのか?(笑)
彼らは何もしなかった。
これまでに、何の前進も得られなかったのさ。
ただ「わーわー」言ってるだけ。
それもホントかウソか見分けのつけられない程度のことを(笑)。
政治家のパフォーマンスにつぶされた「私のしごと館」 SAFETY JAPAN 森永 卓郎氏 日経BP社
ちょっと日にちが経ってしまっていたんですけれども、森永さんの言うのは判る気がすます。
「わたしのしごと館」を廃止すべし、という強い意見がマスコミ界隈から出されていたのですが、その後に舛添大臣が「有識者にお願いしてやっていますから」と説明したら、大反発を招いたというヤツですね。民主党議員あたりからは「大臣は掛け声ばかりだ」、マスコミの識者?連中は「あんなもんは即刻廃止すべきだ、舛添は大臣になった途端に役人の言いなりだ」みたいに批判されていたんですよね。で、しごと館は「ぶっ潰せ!」の方向へと行き、会議の委員になっていた森永さんはご不満の様子、と。
厚生労働省というのは、かなり特殊な環境に置かれているのかもしれない。
業界内部の医療・福祉・介護関係者たちからは批判される、外部の一般国民やマスコミからは藁人形とばかりに叩かれる、政治家には「パフォーマンスに利用される」、役人同士でも技官との対立なんかがある、つまりは永遠の「悪者」というキャラなんだな(笑)。他の業界だと、かつての運輸・通産関連とかみたいに業界との蜜月関係みたいなものがあったりして、「持ちつ持たれつ」っぽいのに、厚生労働省だとそれがほぼないわけだ。ごく一部にはあるかもしれないが、実質的にはあんまりウマミもないし、捌ける人数も桁違いに少ないのかもしれない。
「愛され官庁」ランキングでいうと、ダントツ最下位かも。
まあいいか。
とりあえず「わたしのしごと館」についての私見は以前に書いた通りだ。
コレね>特別会計は抜本改革せよ
運営方法を効率化するということと、廃止して処理する、みたいなのとは違うと思うので、よく考えていくべきでしょう。「キッザニア」は偉いけど、しごと館はダメだ、じゃなくて、金を払ってサービスを受けるのが民間なんだから。折角、有識者に考えてもらうにも関わらず、単なる政治的パフォーマンスの為だけに早急な結論を出すとか、一部のコメンテーターみたいな連中の言い分を安易に真に受けてしまうのは避けるべきでしょう。
今の「定額給付金」の話にしても、元はと言えば、テレビに出てきたような連中が好き勝手に批判したから、こじれているだけでしょ?
当初どんな批判があったかというと、「金持ちに配る必要なんかない」、「金持ちははした金を貰っても使わない」、みたいなことを言った連中がいたわけだ。そういう批判をしたから、何とか「言い訳」をしようと閣僚をはじめとする有力者たちがバラバラに答えてしまったが故でしょう。
あれこれ文句や注文ばかり言う連中が大勢いるから、決定までの時間がかかり、素早く対処できないんだろ。
これは、何でもそう。
2兆円は金額としては確かにデカいが、日本の経済規模から言えば全然大したことない。完璧な失敗という程に「悪影響」が大きい失敗でもない。「禁忌」ではないでしょう、ということ。喩えて言うなら「酸素マスク付けてみました」程度かな?病気の根本原因には「効かない」けど、やったからといって害悪になるとまでは言わないだろう(時には注意が必要なこともあるけど→参考記事)。
景気浮揚には効果がない、ということなら、それはそれでいいから、今すぐできる対策をすぐに発表せよ。優先順位をつけ、効果の高いものから順に5つや6つくらいは出せるだろう。
それを直ぐにでも実行してもらえばよい。
日本の能無し学者どもが一体何をしてくれたと言うのか?(笑)
彼らは何もしなかった。
これまでに、何の前進も得られなかったのさ。
ただ「わーわー」言ってるだけ。
それもホントかウソか見分けのつけられない程度のことを(笑)。