大笑い。
これまでに「投資しろ、投資しろ」と、しつこく金を持ってこさせていた連中に聞かせてやりたいね(笑)。
あれだよ、証券業界なんてものは、他人を陥れるか「金をかっぱぐ」為にあるのであって、半ば詐欺師集団みたいなもんだ。口から出まかせとほぼ同様の、根拠なんてものよりも「出鱈目」が重宝がられる世界ではある。「投資判断はご自身で」なんてことを言いながら、嘘八百のレポートだの格付けだのを並べては、カモから巻き上げるシステムを構築しているのがこの世界だ。ま、火傷をすることもあるから、それこそが自己責任ということなわけだが。
緊急株式インタビュー:日経平均は6000円程度までの下落も=草野GF 草野氏 Reuters
この社長さんというのがどういった人なのか知らないし、初めて見る名前だから、有名な人かどうかも知らない。
が、草野氏の言う「足元のEPSをベースに考えれば、日経平均は6000円前後が下値のメドになる。」というのは、どういった根拠なのか知りたいものだ。
「しかし業績は悪化を続けており、4─9月期決算と同時に発表された2009年3月期見通しは事前に予想していた20%減益から結局は26%減益まで悪化した。今後も一段とEPSが落ちるようなら、下値のメドはさらに下がることになる」とも答えているので、減益幅が拡大したのだから株価下落は当然だ、という理屈なんでしょう。
多くのレポートの中には、どうみてもウソ臭いものがあるわけです。それは株に限らず、色々とあるんですよ。
で、下値が6000円割れとかいう、どこからか取ってきたような理屈を言ってるわけですが、その理由というのが「20%減益見通しだったのに、減益幅が6%も増えてしまい、今後もっと増えると6000円を下回る」ということらしいです。
超大笑い。
ホント、どうしようもないな。
まず、データを見る。便宜的に東証の統計から、東証一部の単純平均の数値で考えてみよう。
03年の安値の時、7600円くらいだったわけですが、当時のEPSはマイナスでした。つまり上場企業平均が赤字だった、ということですわな。04年4月以降のEPSにしても、後半から景気回復の恩恵効果が出て、10円程度でした。03年1月の一株当たりの単純株価平均は318.37円、EPSは-7.87円だった。
赤字なのだから、一株当たり純資産減少というのは有り得る話だし、株価が安いのはしょうがないわな。
で、その後に株価回復があり、05年1月には単純株価平均が429.93円、EPSは10.73円だった。06年3月には株価平均は551.95円、EPSは11.50円だった(因みにPBRは1.9倍)。
07年度の業績を織り込んでの期待も含まれていたとして、06年の株価はそれなりに上がっていたわけですよ。07年には大体12円台後半~13円後半程度のEPSで、単純株価平均は460円前後だった。
これと08年を比較するとどうなんだろうか?
EPSは08年途中までの14円台を割り込んで、下方修正が繰り返されたので12円台に落ちてしまったわけだ。今後、更に下方修正があるとなれば、ひょっとすると14円台→10円程度までの下落があるかもしれない。
そうだとして、単純株価平均が238円まで落ちなければならない理由とは、一体何であろうか?(爆)
草野氏ならば、きっと答えを知っているのでしょう。
少なくとも04年とか06年時のEPSの水準と大して違いがないのであれば、期待される単純株価平均もそれに近いのではないのか、ということですわな。
今後2年以内くらいにみんな赤字になってしまって、EPSがマイナスになるんだよ、ということなら、そうなのかなと思わないでもありませんが、東証1部上場企業全部がマイナスになるというのは、相当のダメージですから。あの当時と今とでは、かなり違うと思いますけど。
アレだ、この数年間に株を「買え、買え」言ってたペテン師たちは、草野氏の言う株価の理屈を知らなかったんでしょうな。目標株価とか「口から出まかせ数字」を散々挙げてきた証券会社のレーティングやリポートなんかも、殆どが「出鱈目のウソ八百」みたいなもんだ、と言いたいわけでしょう?(笑)
EPSで見たって、仮にここ数年の半分程度でしかないとしても(輸出企業はともかく、一部上場の全企業平均がそこまで落ちるという根拠を知りたいけどね)、7円くらいはあるわけで、純資産は増加することはあってもマイナスにはならないでしょうな。赤字ならば純資産は減るから、PBRが1倍割れであっても「止むを得ないだろうね」とは思うわけです。そんなのは03年時くらいなもので、それ以前の97年~99年という悲惨な時代でさえ、そこまで落ちてはいなかった。ダメダメ言われていた90年代でさえ、EPSが10円以上はあったわけで。損時の企業より、今の企業の方が本当にダメになっていますかね?それは甚だ疑問だな。
では、どうしてここまで株価が落ちてしまったのか?
それは過去に大量に資金投入をしていて、それを一気に引き上げていこうとした人たちが大勢出たことと、それに乗じて「売りまくり」で大儲けをしようと数々の悪辣手口を用いている連中がいたから、ということになりましょう。
自由化とは、危険性も多いんですよ。
みんな真面目な生徒さんたちばかりなら、校則は緩くてもいいし、私服でも大丈夫なんですよ。でも、中にはとんでもなく悪いヤツラがかなりいて、他の無害な普通の人たちがやらないようなことをやろうとするんですから。
取引する連中というのは、どの程度繋がっているのか、ということを知らないんですよ、誰も。相撲界の「星のやり取り」みたいなもんで、予め自分の取引手口を伝えておくだけで儲けられる仕組みになっているんですから。そういう手法で自分たちの成績を上げようとする連中がいないとも限らないわけでして。給料の成果主義というのは、欲に負けやすいのかもしれんがね。
どこぞのガ○○ンが売ってくるのは、基本的に「金がないから」ということか、「バカだから」という以外にはないでしょうよ。
今後の3年後くらいの業績を見通しているんだ、みたいに言うのかもしれませんが、そうなると、00年時点での株価はやはり「バカばっかり」か「ペテン師だらけ」ということが明らかになるだけだし、いや、来期くらいまでしか見てないよ、ということなら、来期に東証上場企業の平均EPSが赤字に転落すんのか、って話だわな。
そんなに海外輸出依存度が高いのか?日本は。
もしそうなら、そんな国の通貨が下がらないはずがなかろうて。もしも本当に日本経済が酷いことになるよ、ということなら、通貨は売られて大きく円安に傾くんだわ。それが経済の自動調節能になっているんですわ。
アイスランドを見てごらんよ。通貨安、国債金利上昇ということが起こっているではないですか。日本はどうですか?そんなに売られている気配はどこにもありませんけど。むしろ、日本経済の足腰の強さ、ファンダメンタルズの底堅さがあるから、円が買われて上げてきたんじゃないですか。
「足元のEPSで」って、どこを見て言ってるんですかね?
是非教えて欲しいもんです。足元ってやつを。
あと、日本経済って、デフレってきたので、今の1万円と10年前の1万円の価値は結構違うと思いますけど。それから、できればEPSはドルベースとかの基軸通貨で考えると「グローバル経済」にマッチした感じかもしれませんね。
まあいいや。
草野氏の論に従えば、投資の勧誘文句だの目標株価なんてものは、大体が適当なこじつけだっただけなんじゃないの?
そういうのをペテンというのだろ(笑)
これまでに「投資しろ、投資しろ」と、しつこく金を持ってこさせていた連中に聞かせてやりたいね(笑)。
あれだよ、証券業界なんてものは、他人を陥れるか「金をかっぱぐ」為にあるのであって、半ば詐欺師集団みたいなもんだ。口から出まかせとほぼ同様の、根拠なんてものよりも「出鱈目」が重宝がられる世界ではある。「投資判断はご自身で」なんてことを言いながら、嘘八百のレポートだの格付けだのを並べては、カモから巻き上げるシステムを構築しているのがこの世界だ。ま、火傷をすることもあるから、それこそが自己責任ということなわけだが。
緊急株式インタビュー:日経平均は6000円程度までの下落も=草野GF 草野氏 Reuters
この社長さんというのがどういった人なのか知らないし、初めて見る名前だから、有名な人かどうかも知らない。
が、草野氏の言う「足元のEPSをベースに考えれば、日経平均は6000円前後が下値のメドになる。」というのは、どういった根拠なのか知りたいものだ。
「しかし業績は悪化を続けており、4─9月期決算と同時に発表された2009年3月期見通しは事前に予想していた20%減益から結局は26%減益まで悪化した。今後も一段とEPSが落ちるようなら、下値のメドはさらに下がることになる」とも答えているので、減益幅が拡大したのだから株価下落は当然だ、という理屈なんでしょう。
多くのレポートの中には、どうみてもウソ臭いものがあるわけです。それは株に限らず、色々とあるんですよ。
で、下値が6000円割れとかいう、どこからか取ってきたような理屈を言ってるわけですが、その理由というのが「20%減益見通しだったのに、減益幅が6%も増えてしまい、今後もっと増えると6000円を下回る」ということらしいです。
超大笑い。
ホント、どうしようもないな。
まず、データを見る。便宜的に東証の統計から、東証一部の単純平均の数値で考えてみよう。
03年の安値の時、7600円くらいだったわけですが、当時のEPSはマイナスでした。つまり上場企業平均が赤字だった、ということですわな。04年4月以降のEPSにしても、後半から景気回復の恩恵効果が出て、10円程度でした。03年1月の一株当たりの単純株価平均は318.37円、EPSは-7.87円だった。
赤字なのだから、一株当たり純資産減少というのは有り得る話だし、株価が安いのはしょうがないわな。
で、その後に株価回復があり、05年1月には単純株価平均が429.93円、EPSは10.73円だった。06年3月には株価平均は551.95円、EPSは11.50円だった(因みにPBRは1.9倍)。
07年度の業績を織り込んでの期待も含まれていたとして、06年の株価はそれなりに上がっていたわけですよ。07年には大体12円台後半~13円後半程度のEPSで、単純株価平均は460円前後だった。
これと08年を比較するとどうなんだろうか?
EPSは08年途中までの14円台を割り込んで、下方修正が繰り返されたので12円台に落ちてしまったわけだ。今後、更に下方修正があるとなれば、ひょっとすると14円台→10円程度までの下落があるかもしれない。
そうだとして、単純株価平均が238円まで落ちなければならない理由とは、一体何であろうか?(爆)
草野氏ならば、きっと答えを知っているのでしょう。
少なくとも04年とか06年時のEPSの水準と大して違いがないのであれば、期待される単純株価平均もそれに近いのではないのか、ということですわな。
今後2年以内くらいにみんな赤字になってしまって、EPSがマイナスになるんだよ、ということなら、そうなのかなと思わないでもありませんが、東証1部上場企業全部がマイナスになるというのは、相当のダメージですから。あの当時と今とでは、かなり違うと思いますけど。
アレだ、この数年間に株を「買え、買え」言ってたペテン師たちは、草野氏の言う株価の理屈を知らなかったんでしょうな。目標株価とか「口から出まかせ数字」を散々挙げてきた証券会社のレーティングやリポートなんかも、殆どが「出鱈目のウソ八百」みたいなもんだ、と言いたいわけでしょう?(笑)
EPSで見たって、仮にここ数年の半分程度でしかないとしても(輸出企業はともかく、一部上場の全企業平均がそこまで落ちるという根拠を知りたいけどね)、7円くらいはあるわけで、純資産は増加することはあってもマイナスにはならないでしょうな。赤字ならば純資産は減るから、PBRが1倍割れであっても「止むを得ないだろうね」とは思うわけです。そんなのは03年時くらいなもので、それ以前の97年~99年という悲惨な時代でさえ、そこまで落ちてはいなかった。ダメダメ言われていた90年代でさえ、EPSが10円以上はあったわけで。損時の企業より、今の企業の方が本当にダメになっていますかね?それは甚だ疑問だな。
では、どうしてここまで株価が落ちてしまったのか?
それは過去に大量に資金投入をしていて、それを一気に引き上げていこうとした人たちが大勢出たことと、それに乗じて「売りまくり」で大儲けをしようと数々の悪辣手口を用いている連中がいたから、ということになりましょう。
自由化とは、危険性も多いんですよ。
みんな真面目な生徒さんたちばかりなら、校則は緩くてもいいし、私服でも大丈夫なんですよ。でも、中にはとんでもなく悪いヤツラがかなりいて、他の無害な普通の人たちがやらないようなことをやろうとするんですから。
取引する連中というのは、どの程度繋がっているのか、ということを知らないんですよ、誰も。相撲界の「星のやり取り」みたいなもんで、予め自分の取引手口を伝えておくだけで儲けられる仕組みになっているんですから。そういう手法で自分たちの成績を上げようとする連中がいないとも限らないわけでして。給料の成果主義というのは、欲に負けやすいのかもしれんがね。
どこぞのガ○○ンが売ってくるのは、基本的に「金がないから」ということか、「バカだから」という以外にはないでしょうよ。
今後の3年後くらいの業績を見通しているんだ、みたいに言うのかもしれませんが、そうなると、00年時点での株価はやはり「バカばっかり」か「ペテン師だらけ」ということが明らかになるだけだし、いや、来期くらいまでしか見てないよ、ということなら、来期に東証上場企業の平均EPSが赤字に転落すんのか、って話だわな。
そんなに海外輸出依存度が高いのか?日本は。
もしそうなら、そんな国の通貨が下がらないはずがなかろうて。もしも本当に日本経済が酷いことになるよ、ということなら、通貨は売られて大きく円安に傾くんだわ。それが経済の自動調節能になっているんですわ。
アイスランドを見てごらんよ。通貨安、国債金利上昇ということが起こっているではないですか。日本はどうですか?そんなに売られている気配はどこにもありませんけど。むしろ、日本経済の足腰の強さ、ファンダメンタルズの底堅さがあるから、円が買われて上げてきたんじゃないですか。
「足元のEPSで」って、どこを見て言ってるんですかね?
是非教えて欲しいもんです。足元ってやつを。
あと、日本経済って、デフレってきたので、今の1万円と10年前の1万円の価値は結構違うと思いますけど。それから、できればEPSはドルベースとかの基軸通貨で考えると「グローバル経済」にマッチした感じかもしれませんね。
まあいいや。
草野氏の論に従えば、投資の勧誘文句だの目標株価なんてものは、大体が適当なこじつけだっただけなんじゃないの?
そういうのをペテンというのだろ(笑)