いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

これは面白くなってまいりました~GM 救済

2008年11月16日 19時01分18秒 | 経済関連
どうも「島国育ち」の私にしてみると、外国人への馴染みが薄いせいか、何でも大体「欧米人」というふうに「ひとまとめ」にしてしまいがちです。これって、日本人も韓国人も中国人もタイ人も全部「東洋人」と呼ぶのに似ているかもしれませんね。けど、日本人と中国人ではかなり違うし、利害関係も大きく異なるわけだ。

なので「欧米人」と単純に言うのは問題があるかもしれない。今後はちょっと気をつけます。



欧州から見ると、米国には言いたいことが山ほどある、ということかも。日本に文句を言うのと同じくらいに、米国にも文句を言いたい人たちはかなりいる、ということかもしれない。

NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-米政府の自動車支援、EUがWTO提訴を検討 追加融資けん制

政府が助けるなら、WTOに提訴しちゃうぞ、ということだわね。
独仏には自動車グループがあるから、そもそも「環境対策を考えていない」センスの悪いデカイだけのアメ車なんて、「消えてなくな~れ」とか心の底では思っていても不思議ではないかもしれない(笑)。


欧州市場では、どちらかといえばコンパクトな燃費の良いタイプが売れ線なのに、米国市場では「ゴツい・デカい・ケバい」といった感じのアメ車が普通で、「ヘンなの」と心の中では思っていて、どうせならメーカーの数が減ってしまえばいいのにね、とか願っていたのかも。


折角の大チャンスなのに、ヘタに政府がGMあたりを救済してしまえば、あと50年は消えてなくならないかもしれない、と。あれだな、関東で大地震が起これば「関西に大チャンス」とか言ってたどこぞの知事さんみたいなもんで(笑)、実は欧州勢の中には「オマエなんて消えちゃえ」とか願っている人たちが大勢いるんでは。

腹黒い~~

一見すると、「うぇへへははは」みたいに調子よく笑顔で会話したりして、ガッチリ握手までしていても、心の底では「潰れろ~、消えろ~、チャンス到来だぞ、チャンス」とか思ってるんだろうか。


アメリカとイギリスとか、イギリスとフランスとか、フランスとドイツとか、そういう組合せって、本当はかなり「腹にイチモツ」持ってたりするんじゃないだろうか。やっぱ、日本は目立たぬように、生きていく方が無難かも。性格的に「日本がちゃんとやらないからだろ、お前が責任取れ」とか求められても、できなさそうだもの。
あれだ、生徒会長にはなれない、みたいな。生徒会長は無理っぽいけど、地味で堅実な書記とかなら「やってみるけど…」という感じでは。本当は心の中では「副会長をやってみたいな」とか願っているかもしれないんだけど、誰からもお声がかからず、推薦人もいませんぜ、みたいなもんでは。もっというと、「どうせ日本なんて生徒会の役に立ってないんだから、今後は「役なし」ね」とか言われると、寂しさのあまり涙目になるんだろw。

要するに、周りの目を意識しすぎなんじゃ?
そんなに気にしなくてもいいんじゃないか、と思うが、余計な部分ではやたらと気にするクセに、本当に気にするべき所ではまるで脳天気、みたいな。良くも悪くも、これが日本かもね。



テロとアメリカ独立戦争

2008年11月16日 18時04分09秒 | 外交問題
アフガンに「テロとの戦争」だとか言って乗り込んで行ってる軍隊に、日本が協力するべき理由というものはない。「対テロ戦争」とかいうスローガンは、彼らの理屈で生み出されたものでしかない。

ソ連が侵攻した後、アフガンゲリラに支援していたのは一体誰だったか?
まあ、ランボーを観れば判る通り、米国だったんでしょう、きっと(笑)。反体制勢力、すなわちテロ支援をしていたのは、他ならぬ米国だったのではないのか?これは、米国がテロ支援国家だ、ということだな(笑)。どっちに正義があるか、みたいなことを誰の目から見て考えるか、ということの違いでしかないのでは。ゲリラ側が勝利したからこそ、ソ連は手を引かざるを得なくなってしまったんじゃないか。ならば、米国がテロ支援ということに変わりはないじゃないの。



合衆国が独立した時だって、テロ集団が戦争したからこそ体制側に勝利したんじゃないの?(笑)
テロ集団は誰だったのか、考えてみたらいいのではないか?
法を侵したのは誰なのか?テロを支援したのは誰なのか?
住民には統治者として誰が望まれていたのか?

アメリカ独立戦争前だと、イギリスの国内法が適用されていたんだろう。
すると、統治(体制)側はイギリスであったし、国土には先住民たち(インディアンだな、ネイティブ・アメリカンとか言われるけど)が住んでいたわけだ。しかし、テロを起こした集団、つまり後から入植していった連中が、体制側に盾突いて戦争を始めた、と。当時の法や体制維持を望んでいた人々も大勢いたであろうから、そうした人たちの中にはテロ集団と対決した人も当然いたわけだ。loyalistsだな。

・統治(体制)側:
①イギリス
②インディアン
③ロイヤリスト

一方、戦争を始めたテロ集団は「独自の国」を目指して、統治していた大英帝国に背いたわけだ。英国の法にも逆らい、鎮圧部隊にはゲリラ戦などを平気で仕掛けていたわけだ(笑)。だって新大陸側は国じゃないし、正規軍なんてなかったもんね。ただの民間ゲリラみたいなもんだな。このゲリラを支援したのが、主にフランスだったわけだ。スペインやオランダも、簡単にいえば「イギリス憎し」で反乱側に加担した。テロ支援国家は、これらの国々だった、ということかな?

・反乱(反体制)側:
①民兵ゲリラ
②フランス
③スペイン・オランダ


つまり、当時の法や体制においては、アメリカはテロ国家建設を目論んだのと何ら変わりない、ということではないか?

元々住んでいた人たち(ネイティブ・アメリカン)には独立側に付いた部族もいたが、かなりの数のインディアンたちはイギリス側について戦った。後から入ってきた民兵ゲリラ集団(=開拓者たちだ)の悪逆非道に手を焼いていたので、イギリスにきちんと統治してもらい悪いヤツラを罰して欲しかったからだ。ロイヤリストたちだって、「法を侵すのはよくないよ、政府に逆らうのはよくないよ」みたいに思っていたのに、民兵ゲリラが襲ってくるのでイギリス軍と共に戦ったのではないのか?正規軍に刃向かって、テロ攻撃を仕掛けていたのは、反体制側のゲリラ(=独立側)でしょう?

そこに介入してくるのは、軍事力や資金力がある当時の「先進諸国」であって、フランス、スペイン、オランダなどのイギリスと覇権を争っていた国々だったというだけなのではないか?
介入側にこそ正義があったのだ、ということなら、その論理を示せばいい。
「イギリスという悪の帝国が、圧政を敷き、植民地から搾取し、人々を虐げていた」のを、民兵ゲリラたちが戦って、悪の帝国支配から解き放ったのだ、とでも言うか?(笑)悪の帝国支配を排除するべく、民兵ゲリラに武器弾薬や資金を支援し、先住民族の虐殺や駆逐に手を貸すことこそ正しいのだ、とか?独立宣言後であっても、インディアンたちに軍事的支援をしていたのは、一体誰だったのか知らないのか?

当時のフランス、スペインやオランダには、それぞれに大義名分とか正当性の主張みたいなものはあったであろうし、それなりの理屈みたいなものがあったのでは?イギリス軍が悪者、ということだったのでしょ?軍事力だって、イギリス軍の方が整っており、新大陸(独立勢力)側とは雲泥の差があったであろう。けれども、イギリス軍の支配地域の範囲などが限られるから、テロ側である独立勢力が勝ったようなもんだ。テロで勝ったんだよ。そうやってアメリカは独立国家となっただけに過ぎない。


ならば、アフガンではどうなのか?

旧タリバーン政権側と現政権側との騒乱かもしれないけれども、それはネイティブ・アメリカンと入植者たちとの争いがあったのと大きな違いなどない。部族間の対立があるとか、教義的対立があるとか、そういう対立原因の違いがあるにせよ、独立戦争の時の民兵ゲリラの行為と今のアフガンゲリラの行為に大きな違いなどない。介入する連中の都合次第で体制側とテロ側といった線引きや、どちらかへの支援を行っているに過ぎず、別にどっちが絶対的に正しいとか正義とかが判っているというわけでもない。


「アメリカ独立」なんていう、テロ行為だとか組織的民兵ゲリラなんかは、全くもって「とんでもない」という話にしたいのなら、アフガンのゲリラもそれと同じようなもんだろうね。もし自分が大英帝国の議員だったとすれば、アメリカの反乱軍はただのテロ集団という評価でしかない。不正規の民兵ゲリラ組織だ。おまけに、新大陸全土でイギリス正規軍に攻撃を仕掛けてくるし、海では英国船を標的とした海賊行為を平気でやってくる、「とんでもないテロ組織」だ。更には、国境を越えてカナダに駐屯していたイギリス軍拠点にまで攻撃してきた。国際的にも許し難い行為だ。

実際には、こういうテロ行為や民兵ゲリラ組織が勝ったからこそ、体制側であったイギリス正規軍を北米から追い出すことに成功し、アメリカ合衆国という国家を生んだ、ということだ。「アメリカ市民は自分たちの手で独立を勝ち取ったのだ」みたいに美化されているだろうと思うが、外見的にはただのテロ国家だ。ゲリラ組織が勝利しただけに過ぎない。これはアフガンゲリラとは何が違うのか。ゲリラ側の論理でいえば、かつてアメリカがイギリス軍や先住民やロイヤリストたちと戦ったのと同じだと思うが。以前ソ連に対抗させる為に、米国が武器や資金をゲリラ側に支援したが、独立戦争の時にフランスがゲリラ側を支援したのと同じようなものではないか。現在はどこがアフガンゲリラを支援しているのかは知らないが、どこであろうと大して違いなどなさそうだが。

因みにアフガンゲリラ軍は、国境を越えてまで国外の米軍基地とかに攻め込んで行ってるのか?
少なくとも米軍は、勝手に国境を越えてパキスタンにまで攻撃しに行ってるみたいだけど(笑)。


彼らの戦争に日本が加担して、何か得ることがあると?(笑)
愚か者ならば、泥沼の戦場に足を突っ込みたがるかもしれん。