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「民主党だから補正3兆円を削減できた」の頓珍漢

2009年10月17日 18時24分18秒 | おかしいぞ
笑える。腹の皮がよじれるぜ。

こうした意見が、どうしてこんなに安易に流通するのか、判らんな。物事を考えたり、判断する能力が乏しいのかな?

普通の家計とか、考えてみればすぐに判りそうなことなのにね。

毎月決まって40万円で生活している家があって、ボーナスなし、だったら、月々の支出というのが大事なのはわかるよね。
で、今年に限って言えば、夏だけ特別ボーナス(つーか、単なるローンなんだけどさ)が出て、15万円分の支出を決めましたよー、というのが、麻生政権時代の補正予算だったわけだ。

例えば内訳が、
・テレビ 5万円
・ゲーム 3万円
・化粧品 2万円
・腕時計 4万円
・牛肉 1万円
となっていたと。

すると民主党さんが出てきて、この15万円は無駄が多すぎる、3万円分切り取りましょう、とか言い出したわけだよ。で、牛肉はキャンセル、他は5千円ずつカット、ということで3万円捻出したというわけ。お母さんが抵抗勢力(笑)で化粧品の削減には最後まで抵抗したものの、最終的には諦めて5千円削減に応じたというわけさ。3万円カットが達成されました、と。

こういう臨時ボーナスの大盤振る舞いが一部引き上げられたとして、抵抗感はどうだと思う?
大したことないでしょ?
そりゃそうだよ。元々は、15万円のボーナスが天から降ってくるなんて思ってもいなかったんだから。これを「3万円削減できたのは、民主党だから」なんて妄言を吐く連中の気が知れないね。はじめから、12万円の特別ボーナスでも良かったんだもの。別に、止めようと思えば止められたし、選挙がなければ、まして民主党の「ウソ八百のばらまきマニフェスト」がなければ、15万円ボーナスになんてしなくても、大して困ることもなかったんだもの。

臨時ボーナスの出費を取りやめにするくらいは、簡単なんだって。


ところが、毎月の恒常的支出に近い、40万円の月給の振り分けということになると、これは大変なんだよ。だって、息子の授業料が急に変更になるとか、学校までの交通費が変わるとか、給食費負担額が変更になるとか、そういうことはないだろ?
自由裁量で削ってこれる部門というのは、限定されているからだ。お父さんの「小遣い、昼飯代」、お母さんの「パーマ代、化粧品代」、息子の「携帯代、小遣い」、娘の「洋服代、携帯代」とかみたいに。ここでの争いは、そりゃあ既得権益代表がそれぞれいるから、双方の軋轢とかが発生するに決まってるよ。

もっと厳しく切り込めということになると、息子と娘の塾代や習い事代を削減して取りやめとか、田舎のおじいさんへの仕送りをカットとか、自家用車廃止とか、息子や娘の学校を私立から公立に転校とか、家賃の安い住居に転居とか、段々と「受け入れ難さ」の厳しいものばかりが候補に上がってくる、ということになってしまうのだよ。そういうのは、誰しも受け入れたくない、と考えるから、支出カットには応じられないということになるだろ。

つまり、臨時ボーナスの削減と、毎月の恒常的支出の削減では、全然意味が違う、ってことだ。
そういうことがまるで判ってない連中は、民主党が3兆円頑張りました、ってもてはやすんだよ。マヌケだな。
これは、もう二度と使えない手だろ?
来年は、その3兆円が持ってこれない上に、別な財源を探し当てなければならんのだぞ?更には、マニフェストの満額達成をするなら、もっと財源が必要なんだぞ?そのことが判っているのか?(笑)

一般会計ということの意味を考えてない連中は、補正から3兆円をカットしてきましたー、お手柄ですぞ、と大喜びしているのだよ。

一般会計が95兆円以上に膨らんでしまったのは、殆どが毎月毎月の恒常的支出に近い性格のものだからだ。臨時ではないのだよ。一時的支出ではないんだ。だから、削減は簡単に受け入れられない、ということになるわけだ。息子の塾を止めるか、娘の習い事を止めるか、お父さんの自家用車を止めるか、どれがいい?ということを、これまでのところdpj の誰一人として考えてなんかいない、って言ってるんだよ。一般会計の削減とか組み直しということになれば、こうした根本から見直さない限りは、無理なの。

自家用車を切られたら、恒常的に切られたまんまになることを受け入れなさい、ってことなんだよ。
学校も私立を止めて公立に転校したら、後戻りなんかはできない、ってことを言ってるの。そういう「変革」こそが、民主党の新たな支出を生み出せるって言ってるのが判らんの?

増税する=給料を40万円から45万円に増やす、というのが、新たに5万円を○○に投入します、ということ。
増税しないなら、5万円分をどこからか削って取ってこなけりゃならないでしょう?って言ってるんだろ。息子の塾を止める、娘の習い事を止める、じいさんに仕送りを止める、そうやって5万円をかき集めてこれたなら、新たな○○に5万円投入できますよ、って話だろ。これは、臨時ボーナスでのテレビを諦めるとか、ゲームを我慢すればどうにかなるとか、そういう「支出カット」とはワケが違いますよ、ってことが、どうして判らないんだろうね。

考えることがそんなに難しいかな?


なのに、たった3兆削っただけで、dpj 天晴れ、という、おめでたいヤツラは本当にどうしようもないな(笑)。



1800億円をドブに捨てる長妻大臣

2009年10月17日 12時48分30秒 | 政治って?
どうして、こうなってしまうのかな。

<年金記録照合>2年間で1万数千人投入 長妻厚労相が意向(毎日新聞) - Yahooニュース

(以下に一部引用)

 長妻昭厚生労働相は年金記録問題を解決するため、11年度までの2年間で記録の照合などに1万数千人を投入するなどの包括的な対応策を決めた。10年度概算要求に約2000億円を盛り込み、記録訂正の迅速化や原簿8億5000万件とオンライン記録の全件照合に取り組む。

 原簿は、各地の社会保険事務所などに保管された紙台帳とマイクロフィルムに転写したものがある。厚労相によると、重複もあるため実数を社保庁が精査中で、数億件の原簿とコンピューター記録の照合を急ぐ。原簿を画像システムに取り込み、全国の社保事務所で照合できる仕組みを開発し、照合作業をスピードアップする。

=====


これから会議をやって、8億5千万件の紙台帳を総ざらいするという愚考にチャレンジする、ということらしい。さっさと結論を出さないと、物量作戦が必要なのに、間に合わないんじゃないの?貴重な持ち時間が少なくなってゆくんじゃないのか?(笑)


この記事中に、皮肉で次のように書いた。

『長妻大臣は、自らの主張であった「紙台帳全部の記録を一からやりなおせ」ということを、すぐさま実行するべきだろう。彼は、政府は約束するべきだ、と強硬に主張していたのだから、1年以内にデータを修復する、とか、第三者委員会での審査を待っている案件を1年以内で処理する、とか、時間を区切って約束をするべきだ。長妻大臣就任後に、2年以内にどうのこうのとか言っていたことがあったと思うが、安倍政権の公約から2年以上が経過してしまったのだから、その分作業は進捗したはずだろうから、少なくとも残り1年以内には旧社保庁に全部の仕事をやらせられるはずだろう。もし、これができない、ということであれば、到底達成できそうにないことを知りながら、政権与党攻撃の為の材料にしていたのだ、ということについて、しかるべき説明なり反省なりを述べるべきではないのか。』


まさか本気で紙台帳の8億5千万件に挑む積りだとは、思いもよらなかったよ(笑)。
そんな無駄なことをするはずはないだろうから、「野党時代には、~~と言って自民を非難したけれども、やってみたら難しかった、申し訳なかった」と謝罪や反省を述べるのかと思ったら、何となんとのナントの勅令、いや南斗聖拳、「これから始めます!」と意気込み表明、なんだと。

そうまでして、個人的信念を貫きたい、というのは、困ったものだね。国民の金を無駄にされるだけ。
年金記録問題で、これまでに一体いくら使ったのか調べて公表しろよ。そういうのも大幅に無駄になるんだっての。頭が悪いの?

前にも似たようなことを書いたけど、8億5千万件という数字がどれほど大変なものか、判ってないんじゃないか?
これを2年で処理ということになれば、1年間で4億2500万件、年間250日実働として一日170万件だ。8時間勤務で、一時間当たり212500件、1分当たりだと約3542件処理、ということになるのだぞ?
つまり3542人体制でやって、一日1人480件(1分1件、60件/h)処理、ということだ。年12万件。これの3542倍で4億2504万件。

因みに、派遣労働者に委託するとして、一人当たり人件費が年間400万円としても、3542人分なら141億6800万円しかかからない。厚労省予算では約1800億円級の10倍以上に莫大な予算額になっているが、何にそんなに必要なの?

そもそも、1800億円も使うなら、月15万円支給×12ヶ月=180万円を個人に充てると、年間10万人に支給できるんだぞ。無給とかになっている失業者たちが10万人救われる水準なんだぞ。これが判っているのか。


年金記録のより正確さを求める、という自己満足の為だけに、数千億円規模で資金が投入されてしまってきたんじゃないのか?このまま行けば、全部で1兆円級の支出になってしまうんじゃないの?問題とされた06年以降に、年金記録問題に一体いくら投入されてきたのか、全部出してみろよ。ある程度「不明のものは仕方がないかもね」ということで、妥協水準を引き下げればいいものを、無駄に正確性だけ追及してゆけば、コストが膨大になってしまい、旧社保庁とか社労士団体とかが「大儲け」と思うだけだろ。年金庁が役所の存在意義を確立したいだけで、利用されてるんだろ。仕事を作りたい、予算を分捕りたい、という思惑と長妻大臣の「大きなお世話」が一致しているから、、まんまと利用されてたかられているだけだろ。


不良品の検出を、1万個に1個の水準で求めるか、1千万個に1個の水準で求めるかで、何倍とか何十倍という水準で大幅にコストが増大してしまうのだろ。そんなの考えりゃすぐに判る話だろうが。ある程度の不良はしょうがないね、だから、国民や年金受給者たちにその分を還元したいと思います、ということで、他の社会保障費に2千億円でも5千億円でも投入するとか、年金受給額の極小の人に千円上乗せするとか、ほんの数ヶ月足りない無年金者に支給開始を決定するとか、そういうのでいくらでも還元できるだろうよ。役所に飲み込ませるよりは、はるかにマシだろ?

「宙に浮いた年金」の全てを解明しようとする方が、無駄に時間も費用も投入してしまう、ということになってしまうのだろ。
今後に、会議で話し合います、って、何寝惚けたことを言ってるんだよ。そんなことに時間を割くくらいなら、年金一元化の方にこそ、エネルギーを投入するべきなんじゃないのか。どうせ終わる制度なのであれば、大体の決着がつけば、それでいいじゃないの。

頭が××んじゃないのか?


どうして、そうまでして、自分の意見を引っ込めようとしないのかな。
そこまで頑張る必要性って、本当にあるの?
それは、本当に国民の為になることなんですか?

自己満足を得たいが為なんじゃないの?

それで、本当に、年金の全てが誰のものか、誰の分が間違って消えたのか、全部解明できるの?最後の一円まで、解明できる自信はあるの?

安倍総理の「最後のお一人まで」という文言を攻撃していた長妻大臣は、同じく、「最後のお一人まで」「1円たりとも間違えずに」全ての年金が正しくなる、と言えるんですね?
原簿こそが全部正しい、と本気で思っているんですね?


ならば、そういう確約をして、ダメだった場合には、費用をどう弁償し、誰がどんな責任を取るのか、作業開始前に誓約書でも書いておくべきではないのか?
長妻大臣は、舛添大臣にはそういう約束を要求してたよな?だったら、自ら、実践してみたらいいんじゃないか(笑)。




報道ステーションのヨイショが酷い

2009年10月17日 00時48分17秒 | おかしいぞ
今夜やってたのをみたけど、仙谷大臣が出演していて、適当なことを言っていた(笑)。この人に、経済とか予算とか数字ものとかの話をさせるのは、ほぼ無意味だな。理解できてないもの。向いてないんだと思うよ。そういう会計だの予算だのといった話は、苦手なんだろうと思うもの。


鳥越という人は、本当に理解してコメントを述べているのであろうか。
愚かなコメントを言うだけなら、単なる民主党応援団というだけではないか。

概算要求について、「予算の決定プロセスが透明化された」って、ウソ言ってんじゃねーよ。何を言ってんだ?この人は。
95兆円という数字が、一体全体どのようにして、どう決まったのか、言えるのか?これの、どこが透明なんだよ(笑)。鳥越よ、説明してくれんかのー。透明化されたんだろ?だったら、サクッと説明してみろよ。

何言ってんだ。
こんなの、各省庁で「真っ暗闇」の中で官僚たちが数字を寄せ集めてきました、ってだけなんじゃないの?
どこで、誰がどんな決定を行ったのか、そういうのを鳥越が言えるのか?オイ。なんていう政治家が、何をどう議論して、誰が何に反対し、何に賛成して、予算要求が出されたのか、分かるってか?
口から出まかせ言うんじゃねーよ。

そんなのウソだろ。

分かるわけがない。
だって、何らの情報も明らかにされてはいないんだから。


旧来の、シーリングで数字を出してきたのと、何も違いなんかないだろ。
以前であれば、復活折衝の具合とか、主な争点になっている予算項目とか、新規事業項目とか、目玉政策みたいなものの数字なんかは、省庁に張り付いてる記者クラブなんかを通じて情報が流されてきていたから、今回の95兆円の数字集めよりも多くの情報があったんじゃないかと思うけど。

いくら時間がなかった、とは言っても、概略の話くらいはできたはずで、そういう方針の説明なんかはただの一度も出されなかっただろ?あったと言うなら、それはいつ、誰が明らかにしたのか言ってみな。透明化されてるから、鳥越には分かるんだろ?(笑)


もっと酷いのは、95兆円になってしまったのは、前政権の麻生政権の数字を元にしているからだ、みたいな偽の解説をつけていたこと。
鳥越ってのは、本当に自分の言ってることが分かっているのか?
前政権と同じ水準の予算額なら、本予算では90兆円を超えるなんてことはないんじゃないの?(笑)簡単な算数さえも分からない程度の、愚か者なのか?


こいつらは、何なんだ?
できないなら、できない、って言えよ。つまらん正当化なんかすんなよ。

民主党は、選挙の時に言っていたことは、殆どが「できもしない約束だった」というのを認めるべきだろ。できるわけがないんだもの。


ゼロベースで見直すって言ってたんなら、そうやれよ。
頭が悪いな。


今までは、

①ノート   200円
②鉛筆    50円
③芯     50円
④消しゴム  100円
⑤下敷き   100円
⑥雑誌    300円 
⑦ファイル  200円

 合計   1000円

と、なっていたと。

これをゼロベースで見直して予算組み替えを行い、新たに「ラノベ300円」と「コミック300円」を入れたい、という公約をしていたのであれば、そういう予算組み替えを行えばいいだけだろ。

例えば、
・廃止:⑥300円 → 0円
・減額:①200円 → 100円
    ④100円 → 50円
    ⑤100円 → 50円
    ⑦200円 → 100円

と変えました、ということだ。すると、

①ノート   100円
②鉛筆    50円
③芯     50円
④消しゴム  50円
⑤下敷き   50円
⑥ラノベ   300円 
⑦ファイル  100円
⑧コミック  300円

となって、合計1000円に収まるぞ。これがゼロベースで見直し、ということの意味だろ。そんなの一般家庭の家計だろうと、子供のお小遣いだろうと、同じだろ。
「何かを削減しなければ、新たに買える原資は生まれてこない」というのは、ごくごく普通の話だろ。ところが、dpj が出した概算要求というのは、削りができないのに新たに600円追加したから、合計が1600円、という風に総額が膨らんでしまいました、という当たり前の結果となっただけだろ。子供でも分かる話だろ。

こんなのは、前政権云々なんてことは関係ないんだよ。ゼロベースで、ということが分かってないな。他人のせいにするな。できなかったのは、自分たちの責任だろ。できないことなら、はじめからでかい口を叩くな。ウソの約束を掲げるな。

できそうな範囲で、慎ましくやればいいだろ。それを、20兆円でも直ぐに取ってこれます、みたいに、大きなことばかり言うから、こういう失敗を招くんだろ。いくら自民党を攻撃していたって、そう簡単にはできないだろ?

責めるのと、実際、自分がやるのでは全然違うんだと思うよ。
そう簡単じゃないんだよ。


ああ、それと、古館が「雇用対策、経済対策も同時にやって」とか、仙谷大臣だか行刷だかでやるとか言ってたみたいだけど、行刷でそういう「作る方」をやるつもりなのか?
まあ、「事業仕分け」で雇用を作れる、とか言うのなら、是非ともやってみせてもらいたいもんだな(笑)。そういう話は、どちらかといえば菅さんのところでやるべき話なんじゃないの?
仙谷さんに経済対策なんて話は、そもそも無理なんだって。


行刷に議員を20人とか投入してやれば、切り込めるんじゃないか、みたいな、ボケた意見を言っていたりもしたと思うが、だったら、新人議員たちの中に元官僚や弁護士だとか、肩書きの立派な連中がいたであろう?肝炎で有名になった福田議員とかも、厚労省の予算を切り取らせればいいんじゃないのか?そういう、頭数をそろえるだけなら、いくらでも可能だろうが。さっさと削ればよかったんじゃないの?

笑わせるなよ。
できるなら、とっくの昔にやってるわな。
多分、役に立たないから、何もできてない、というだけだろ。

先日の各象徴の政策委員会だか、政策説明会議だったか、忘れたけど、そういうのがあっただろ。どうして、そこで、事業計画とか政策説明の時に、「これは無駄なので止めろ」とか意見が出されないんだよ。あんなに、数十人とか数百人規模で出席議員が揃っていながらにして、これといって役立つ意見なんて出されなかったということでしょ?削減に一役買いました、とか、数百億円の削減ができました、みたいな意見はあったのか?(笑)

役立たずが何人集まっても、要するに役には立たない、ということが分かっただけなんじゃないの?
議員の頭数だけたくさんいたって、意味ないんだっての。