いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

『極北クレイマー』読んだけど

2009年10月02日 20時04分15秒 | 俺のそれ
家族の評判はいま一つ。

あれは、判る人たちには判る、という中身なので、やや一般人ウケは厳しいのかもしれない。が、個人的には、次の作品を期待させるものではある。


ああ、海堂さんは、たぶん田舎暮らしをした経験が殆どないのかもしれない(笑)。あまりに大袈裟な、差別的記述が目立つからだ。


人口10万人もいれば、そこにどんな店があって、どういう規模でコンビニやスーパーが存在するのか、ということが、実感として判っていないのではないかな、と思う。地方の小都市というか、10万人以下だけど、数万人の人口を抱える中核市がどんな陣容になるのかが、多分理解できないのではないかと思う。

つまりは、東京標準、ってことだね(笑)。
トラベルものを書くような作家さんだと、実際に訪れて取材して書いたりするのではないかと思うけど、そういう手間暇を省くと「架空にしても有り得ない」というレベルの記述が登場することになってしまう。

人間って、そういうもんなんだろうな、と。