新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

合同ヒアリングで野党は存在感を示せ!

2021年04月23日 12時18分06秒 | COVID-19(新型コロナウィルス)

3月21日に菅義偉は、打つ手がないから五輪の聖火リレーを強行するために無理やり緊急事態宣言を解除した。
 
その結果、大阪で医療崩壊が起き、東京でも同様の事態になれば五輪など実施できるはずがないことは、大阪と同じ医療崩壊になるなら都内の病院に患者が入りきれない状態になる。
 
そんな時になぜ五輪の選手団や関係者の面倒を見られるのだろうかという素朴な疑問が湧くのだが、丸川珠代が発した「選手全員に毎日PCR検査をして変異株感染をチェックする」という戯言は実現不可能になる。
 
東京京五輪への執着では誰にも負けないであろう小池百合子にもそのくらいの理屈はわかるだろうから、なぜか二階俊博に緊急事態宣言の発出を打診したのだろう。
 
既に医療崩壊を招いた大阪の吉村洋文も、年初のテレビ番組に出演して「医療の限界まで経済を回す」と宣った人間であった。
 
竹中平蔵をブレーンとする菅義偉と合わせて、東西の各最大自治体の知事が揃いも揃って新自由主義者であることが、国内での感染拡大を招いた一因なのだが、変異株の検出が遅れたのも、第3波で菅義偉が無策だった時期があまりにも長かったために波を大きく拡大させてしまい、その結果第4波初期段階での変異株検出のS/Nが悪くなってしまったということであろう。
 
しかし渡米先で多くの人を逆撫でなでするような菅義偉の発言にまたもや批判が集まっていた。
 
『ボロ負けじゃん』菅首相“コロナ勝った証”発言に批判殺到


 
最近では、「私は地方のクリニックで診療するヤブ医者で、漢方の知識を少々もっているに過ぎない」と言っている、日本の内科医で漢方医の内海聡は、現代医療に対しては「ワクチンは、すべて全く効かない。効かないどころか全て必ず病気が増える」と主張しており、「サルでもわかる新型コロナのウソ」というブログを発表していた。
 
そこには、数多くの「ウソ」が列挙されていた。
 
「新型コロナは流行してパンデミックになっている、というウソ」
「新型コロナは致死率が高いというウソ」
「PCR検査で新型コロナが分かるというウソ」
「新型コロナ感染者数が増えているというウソ」
「自粛しなければいけないというウソ」
「マスクがウイルスを防ぐというウソ」
「マスクが人に移すのを防ぐというウソ」
「新型コロナは後遺症が怖いというウソ」
「新型コロナは海外で感染者数が死亡者数が多いというウソ」 
「ワクチンが効くというウソ」
「政府やメディアそのものがウソ。菅総理が8人でアクリル板なしで会食し、トランプ大統領がコロナは詐欺ばかりだと述べる理由は何か。今年のインフルエンザ患者数や死亡者数がほとんどゼロな理由は何か。マスクでインフルエンザが減ったならコロナも減らなければならず、インフルエンザが減った理由は医学的には全く別物であり、それは検査数の激減である。なぜこうまでしてテレビウイルスを広げ、経済を破壊し、超管理社会を作ろうとしているか考えなければいけない。」 
 
こんな主張をしている内科医も参加しているWERISE実行委員会という組織がある。
 
決して素人集団ではなく、それなりの資格をもった専門家集団らしい。
(武田邦彦・吉野敏明・大橋眞・矢作直樹・藤井聡・内海聡・井上正康)
 
その彼らが、「厚生労働省は、自粛の必要性について、その科学的根拠を示すべきである。 また、新型コロナウイルスの存在を示す根拠となる科学論文を示すべきである。」という「WeRise提言」を発表している。
 
かなり過激な提言なのだが、その内容に対して國學院大學教授の高橋昌一郎が、こんな記事で批判している。
 
科学者7名のオカルト的『共同宣言』!」 
この「共同宣言」は、武田邦彦・中部大学教授、吉野敏明・歯科医、大橋眞・徳島大学名誉教授、矢作直樹・東京大学名誉教授、藤井聡・京都大学教授、内海聡・医師、井上正康・大阪市立大学名誉教授という科学者7名によるものである。ビラを受け取った一般人からすれば、彼らの肩書だけを見て、その発言に重みを感じる人々も少なくないかもしれない。
ここで注意してほしいのは、「厚生労働省は、自粛の必要性について、その科学的根拠を示すべきである。 また、新型コロナウイルスの存在を示す根拠となる科学論文を示すべきである」という太字のタイトルだけを見ると、彼らの主張は、ごく妥当な「共同宣言」のように思える点である。一見すると、政府に「科学的根拠を示せ」と述べているにすぎないわけだから……。
昨年の日本政府は、PCR検査を先進国で最低レベルしか実施せず、新型コロナウイルスに対して明確な「科学的根拠」を示すこともなく、夏から秋にかけて「GoTo トラベル」と「GoTo イート」を強行し、冬に感染者が急増すると慌てふためいてキャンペーンを全面キャンセルした。医療崩壊寸前となった現在、特定地域に「非常事態宣言」を出したが、それ以上に具体的な対策は思いつかないのか、右往左往している。この状況にフラストレーションを抱く人々の中には、つい署名・募金してしまった人もいるかもしれない。
・・・中略・・・
読者は、どのようにお考えだろうか? もし彼らの言う通り、新型コロナウイルスは「メディアが作り出した怪物」であって、実際には何も恐れる必要のない虚像であり、マスクなしで普通に生活できるのであれば、それは楽しすぎる夢のような話ではないか(笑)? 
なぜ彼らのように立派な学歴や職歴の科学者が、奇怪でオカルト的な「共同宣言」を主張して署名・募金集めができるのか? 彼らは、自分たちの主張の方には十分な「科学的根拠」があると本気で信じているのだろうか?

 
度重なる緊急事態宣言により、国民の不安はますます高まり、国産ワクチンが期待できない状態で、外国製ワクチンに関する情報だけが飛び込んでくる。
 
英国 ファイザー製コロナワクチンによる副作用死亡者、アストラゼネカ製を上回る
 
国内のワクチン不足続く、国外への支援は困難=米大統領
 
このような記事のファクトチェックは個人では不可能であるのだが、昨年の今頃、政府関係者を呼んで「桜疑惑」を追求する野党合同チームのヒアリングが行われていたが、今年はこんなヒアリングが開催されていた。

米感染症専門家『コロナは空気感染する』 打つ手なしの日本
 
新型コロナウィルスは「すべての型(従来型・変異株)で空気感染する」。
 「パンデミックになる」と世界に先駆けて警告していた感染症専門家のエリック・フェイグルディン博士が、きょう22日の野党合同ヒアリングで、こう証言した。博士は米国科学者連盟シニア・フェローだ。
 飛沫感染だけではなかったのである。ガラパゴス日本の常識が覆されたことになる。飲食店のアクリル板は気休めにもならない、ということだ。
 エリック博士から証言を引き出した亀井亜紀子議員(立憲)は「驚いてめまいがした」と感想を明かした。
 博士はワクチンを2回打っていたとしても、南アフリカ型、ブラジル型の変異株は再感染する可能性が高いことも明らかにした。
 日本は対象者全員のワクチン接種がいつ終わるのか。実のところ皆目見当がつかない状態だ。
 かりに対象者全員がワクチンを2回打ち終えたとしても、南アフリカ型、ブラジル型の変異株には効かない。日本はもう打つ手がないのである。
 スガ首相の世迷い言を口移しで報道する新聞テレビを見ている時間があったら、野党合同ヒアリングを見た方がいい。その方が自身や家族を守ることになる。


無能な国のトップが右往左往し、世情が不安定になれば必ず登場するのが「オカルト」の類とフェイクニュースであろう。
 
大手マスメディアは「五輪縛り」になっており、国民を正しい方向に導く勇気がなさそうである。
 
国会で見せ場がなくなった野党だが、こんな時こそ野党合同ヒアリングで政府が隠している情報を国民に提示することで野党の存在感を示すべきではないだろうか、とオジサンは思う。
  
 
     

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