新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

やはり組織は「上が腐ると、下も腐る」のか

2022年02月09日 11時54分45秒 | 公務員不祥事

何を今さら?!という言葉が思わず出てきた、あの「イソジン小僧」こと吉村洋文大阪府知事のこの発言。
 
大阪は東京に比べて感染者数が増大しても当初は経済を回すことに重点を置き、「蔓延防止等重点措置」の要請をしてこなかったはずであったが、ついに白旗上げて「医療が非常に逼迫しているから医療非常事態宣言を発出する」という。
 
【速報】大阪府「医療非常事態宣言」を発出へ 医療提供体制のひっ迫で 不急の入院や手術の延期を要請
 
そもそも「医療が非常に逼迫」したのは決して自然現象ではない。
 
必然の話であり、その責任者も明らかになっているにもかかわらず、あたかもイソジン小僧の吉村洋文が孤軍奮闘しているかのような印象操作報道はフェアな報道ではない。
 
大阪府の保健所を削減し、看護学校を閉校に追い込み、医療削減政策を強行に推し進めてきたのは、橋下徹の下で「松井・吉村」コンビなのは言うまでもない。
 
昨日は、全国でコロナによる死亡者は159人。そのうち、29人が大阪で、その他の都道府県と比べてもダントツの死者数にもかかわらず、不都合なことには目もむけず地元のメディアもその責任追及はしていない。
 
【国内感染】新型コロナ 159人死亡 9万2078人感染 (8日19:30)
 


大坂のメディアの腐敗ぶりがひどすぎる。

 
 
もっとも、コロナ対策に関しては大阪もさるとこながら、岸田文雄政権自体が限界にきているようである。
 
金子勝は「天下の逆襲」でこんな風に断罪していた。
 
国民皆保険も崩壊の惨状 岸田政権に国家運営を担う資格はない
 

新型コロナウイルスの第6波は感染爆発の様相だ。全国の新規感染者数は10万人を突破したが、実態はその数倍に上っている可能性が高い。保健所の業務は再び逼迫し、陽性者すら把握しきれていない。検査キットや試薬が不足し、発熱外来も対応に窮している。3回目のワクチン接種は科学的根拠のないまま「2回目接種後8カ月」とされてきたせいで、接種率はいまだ5.9%(7日時点)にとどまっている。
■国民皆保険も崩壊
 度重なる医療崩壊の結果、国民皆保険制度も機能しなくなった。戦後初めての事態だ。なぜこんな惨状を招いたのかといえば、厚労省の医療費削減政策に行き着く。コロナ禍に襲われても、「病床機能再編支援事業」という名の病床削減を全く見直そうとしなかった。つまり、病床数を増やすことなく、新型コロナをやり過ごそうというのである。
 だから当初、「37.5度以上の発熱が4日以上継続」しなければPCR検査を受けられなかった。入院者数を抑え込むためだ。第4波によって医療に見放された在宅死の問題が顕在化しても、手を打とうとしなかった。いわゆる野戦病院の設置で病床を増やすべきだという議論も厚労省は拒否した。第6波の襲来を前に、岸田政権は「病床の見える化」をアピールしたが、人員配置まで手を打っていない。もちろん、政府お抱えの忖度専門家もその責任の一端を担っている。
 そうして、専門家の「助言」を受ける形で岸田政権は若者の受診回避を推奨。検査ナシの「みなし陽性」まで容認するに至った。病床削減に突っ走ってきた大阪府がそれに乗っかり、死者数が再び急増している。そもそも、医者だって検査せずに診断するのは不可能だ。潜在的な感染者増につながっているのではないか。文科省が保育園や小中高校の感染状況把握にようやく乗り出したが、あまりにも遅すぎる。こんな「感染対策」で社会経済活動ができるわけがない。
 岸田首相は世論の怒りにも野党の追及にものらりくらり。病床削減を見直さず、ピークアウトを迎えるのをただ待っているだけだ。国民の健康や命を守るために必死にならない政府が国家運営を担うのは不幸でしかない。近代国家の出発点は国民の生命と財産を守ることだ。スゴイはずのニッポンはもはや国家の体をなしていないと言っていいだろう。


 
さらに専門家や識者らもこう批判している。

感染者数も分からない 岸田政権のコロナ対応は完全破綻
 
医療は科学ですよ。『みなし陽性』は統計上、どうカウントするのでしょう? インフルエンザと風邪の区別がつかなかった20年ほど前は、医者は勘と経験で判断していた。その時代に戻ってしまいました。なぜそんなことになるのかと言えば、検査キットが足りないから。バカみたいな話です。政府がまともに機能していない。昨年9~12月の余裕のあった時期に油断して何の対策もしてこなかったツケです
(西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣)  
 
結局、岸田首相は危機意識が非常に低いのだと思います。ワクチン接種がコロナ対策のカギだというのは、本人も分かっていたはずです。ところが、岸田首相は官僚の話を聞くだけ。これだけワクチン接種が遅れていたら、官僚が1人や2人飛ばされてもおかしくないのに、そうした雰囲気はまったくありません。この危機的状況下で、安倍元首相のご機嫌を取って、自民党は全国で憲法集会をやろうというのですから、感覚がズレています」
「死者数が増えているのが気になります。現在1日100人程度ですが、まだピークが見えない。感染者数の増加から2週間程度遅れて重症者や死者が増えるとされるため、まだ増える可能性が高く、医療崩壊がますます可視化されます。加えて、懸念されるのは経済です。岸田首相はコロナ禍からの回復を甘く見ていますが、実質賃金はマイナスが続き、資源高と円安によるインフレで庶民の生活は悪化必至です。春闘も岸田首相の要請だけで3%の賃上げなんてありえません。景気が悪化し支持率急落もありえます」(古賀茂明)
  
 現政権がこんな体たらくなことが原因なのかはいざ知らず、昔から「上が腐るとしたも腐る」と言われていたが、まさに今の日本の現状はその通りになってきていると、政治評論家の本澤二郎は怒っていた。 
 
上が腐ると下も<本澤二郎の「日本の風景」(4347)」
 

<中村格・警察庁のもとで民家から36万円を盗んだ巡査部長は軽い?>
 火災の実況見分中に、36万円の現金を盗んだ巡査部長が懲戒免職になった。やくざが跋扈する千葉県警の不祥事だが、強姦魔を救済した警察庁長官の中村格に比べれば、軽い、軽い軽微な事案であろう。中村の意見を聴取したいものである。上が腐ると、下も腐るという小さな事例だが、木更津レイプ殺人事件の犯人のやくざ浜名を逮捕もしない、放置する千葉県警と木更津署の対応についても、適切な意見を聞きたい。
 どうする!中村格よ!伊藤詩織さんの反撃は、これからが本番である。全国民が注目している。中村の家族・親類縁者・同僚たちは、本人の重罪を認めるよう説得すべき道義的責任があることを、軽視すべきではない。
<強姦魔を救済した人物を警察庁長官に抜擢した安倍・菅の犯罪>
 もとを糺せば、本物の悪党は権力乱用も甚だしい安倍と菅の犯罪コンビに行き着く。新聞テレビも、議会人もみな知っている。日弁連以下法曹人の常識ともなっている。
 それでいて伊藤詩織さん事件の、非力過ぎる弁護人任せにしている。不思議千万である。他人の火の粉など無関心をかこつ、カネにばかり目がくらむような、法曹・司法関係者の無責任さにも、反吐が出る思いである。いわんや強姦魔の証拠を固められない被害者側をよいことに、あたかも鬼の首を取ったかのように、加害者弁護をする弁護人の存在にも、怒りが込み上げてくる。
 日本には法の正義はないのか!
<やくざレイプ殺人事件捜査放棄の千葉県警・木更津署も軽い?>
 2014年から目を覚まさせられた、やくざによる強姦殺人(木更津レイプ殺人事件)を、木更津署か千葉県警が即座に処理するだろうと思い込んでいた凡人ジャーナリストは、なんとやくざ強姦魔と裏でつながっている警察事情に気付いて仰天、元法務大臣秘書から木更津署に捜査の要請を頼んだ。
 その時点では、次長も捜査二課長も捜査を開始したものの、人事異動で離れると、代わった捜査二課長は、驚くなかれ告発状を突っ返してきた。コロナで身動きできない中での、木更津署に何が起きたのか。
 この事件は、犯人のやくざも被害者も、信じがたいことだが、共に公明党創価学会がらみの重大事件である。「裏で政治が動いた」という事情通の指摘に現在は頷くばかりである。まさか中村格が?との疑念も生じてきている。
 被害者は、安倍が強行した戦争三法(特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪)に率先して、閣僚として協力した、公明党前代表の太田ショウコウ(昭宏)を「おかしい。池田先生を裏切った」と告発の声を上げた第一号の婦人部信者。栄養士だった。犯人は市民に姿を変えて、介護サービス「かけはし」を経営する悪のワル。
 太田は知る人ぞ知る安倍の腰ぎんちゃく。現在の山口那津男の先輩だ。彼らが安倍・菅ルートで、中村へと「捜査ストップ」をかけたのではないだろうか。目下、憶測の段階だが、想定される筋書きだろう。
<やくざが跋扈する日本列島、木更津界隈は特別やくざ地区>
 木更津市内には、入れ墨やくざが利用できる温泉もある、と地元の経済人が明かしてくれた。「なんども踏み倒された」とこぼす自動車工場も。被害者がオイル交換や車検で利用していた会社である。
 市内の飲食街は、やくざ代議士の色紙を店内に貼り付けて、やくざの踏み倒しを防御していた、いわくつきの木更津市である。ゴミ収集車の利権は、やくざ業者が独占している。市議会の中には、やくざと関係・関連する議員が相当数いる。やくざが跋扈する日本列島の中でも、木更津市はぴか一といえる土地柄で知られる。
 大河原宗平会長の警察正常化協議会も関心を抱いている。木更津署と千葉県警にも、中村と同様、国民の監視が強まってきている。
2022年2月7日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

千葉県警鑑識課の巡査部長を逮捕 火災現場の実況見分中に36万円盗む


 
ロシアで生まれたとされる「魚は頭から腐る」を、「上が腐ると、下も腐る」と言い換えたのだろうが、 組織で上の者(トップ)が時間の経過とともに「腐る」ということは、あまり考えられないが、中村格・警察庁長官や同じ安倍晋三政権下で国税庁長官に出世した佐川宣寿等を見るとむしろ「腐る要素」を持っていた人間が組織のトップになってしまったということなのかもしれない、とオジサンは思う。
   

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