新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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安倍晋三、「悪夢の民主党政権」よりこわい悪夢の辞任ドミノ

2019年10月31日 11時48分53秒 | 安倍晋三

2か月間にわたり続いた台風も過ぎ去り、連日の大水害のニュースが少なくなったと思っていたら、今朝の朝の情報番組は、今度は「大火災」のニュース一色であった。


2000年に世界遺産に登録された首里城跡。

まだ出火の原因は明らかになっていないが、その規模からみても単純な失火とは思えないような大火災となっていた。

沖縄・首里城で火事 正殿などが全焼

水害による床上浸水に被害に遭っても家自体がしっかりしていれば時間をかけて復旧は可能だが、火災は建物すべてを燃え尽くしてしまい、完全復旧はかなり困難になりそうである。

話は変わって、戦地で使われる大砲は時には一般人も巻き込むほどの殺傷能力があるが、「紙の爆弾」は特定の人物に向かって放たれるので被害は最小である。

「文春砲」としておなじみになった週刊文春の勢いが止まらない。

もろに食らった菅原一秀衆院議員は、その脛の傷の多さから「辞任」という敵前逃亡に至ったが、文春砲は許してはくれなかった。

 「『15万円取り立て状』入手 菅原一秀前経産相が秘書に罰金請求」によるとこんな証言が飛び出してくる。

ある秘書のお兄さんが、菅原氏と関係の深い建設会社に務めていたことがあります。その秘書が事務所を辞めようとしたことがあったのですが、菅原氏が『わかっているんだろうな、お前のアニキなんていつでもクビに出来るからな』と暴言を吐いたと聞いたことがあります

菅原事務所では、10年以上前から秘書に対して様々なペナルティが用意されています。一言でいえば『俺に逆らったら金払え』ということ。たとえば、ある秘書が義務付けられていた日報を1カ月分出し忘れたことがあったのです。そうしたところ、菅原氏が激怒し、『1日数千円の罰金だ。1カ月分の罰金を払え』と命じ、多額の罰金を実際に払わせていました

      


この文書は退職した元公設秘書に対し、国から支払われた秘書給与などの一部を事務所に振り込むことを命じたもの。注目すべきは『車修理代』。職務中にぶつけたものを秘書に支払わせようとしているのです。菅原氏は秘書の粗相に罰金を課しており、その積み重ねが『事務所ペナルティ』の5万円。常日頃から秘書給与の一部を強制的に寄付させられていたのです

どうやら菅原一秀という男は、「背広を着たヤクザ」だったのかもしれない。

議員辞職しか選択の余地はないであろう。

さらに放たれたのが、「河井克行法相 妻の参院選に公選法違反の疑い」であった。

   
               【週刊文春より】

これは公選法が禁じる典型的な運動員買収です。買収した人もされた人も、3年以下の懲役・禁固又は50万円以下の罰金に問われます。候補者本人が与り知らない場合であっても、秘書や出納責任者など一定の立場の人による買収が確定すれば、連座制が適用され、当選無効となります」と公選法に詳しい上脇博之・神戸学院大法学部教授は解説していた。

もはや、河井氏案里参院議員の失職は免れない状況になっている。

文春では、「『疑惑のデパート】とも言われる河井法相の、有権者へのジャガイモ贈与疑惑、秘書の残業代不払いの実態、本来なら免許停止となるスピード違反などのさまざまな疑惑を詳報する」と書いていたが、その詳細記事が出る前に、本人は覚悟を決めたようである。

河井法相が安倍首相に辞表提出

菅原一秀元経産相と同じように、自身の法務委員会での追及を逃れるための辞任には、当然ながら批判轟々であった。 


昨日の夕方にネットで記事の第一報が出て、今朝辞任ということは、よっぽど都合が悪いことをやっている可能性が高いということであろう。

ちなみに、第一次安倍内閣で辞任したポンコツ閣僚は下表のとおりである。

     

2006年9月に発足し、僅か1年で5人が辞任し2007年9月に安倍晋三は病院に敵前逃亡してしまった。

そして、第二次安倍内閣では既に9人が名を連ねている。

     

そのリストに既に河井克行元法相が予約されている。

さらに、もう一人の疑惑だらけの「大物」が加われば、新たな辞任ドミノが生まれそうである。

単なる失言では済まされず、政府の政策にも大きな影響を及ぼしてきたこの男が、次の候補だろう。

「身の丈」発言がついに英語民間試験の延期に繋がりそうであり、まさに「口は災いの元」を絵に描いたようである。

そもそも、この英語民間試験は、現場の教師や学生たちが強く反対の声を上げていたもので、その不公平・不平等が「身の丈」発言で一気に白日の元に晒されたというわけである。 

英語民間試験の延期検討 政府、格差批判を受け

     

              【東京新聞より】

萩生田文科相は『身の丈』発言に反省なし! 受験費用の問題なのに「入学したら給付型奨学金で補填できる」と国会答弁」 

国会では強気の姿勢を崩さなかったが、自民党内からの声を無視することはできず、潔さを見せなければ「追い込まれ辞任」10人目となり、安倍政権崩壊ヘのドミノがさらに加速することであろう、とオジサンは思う。

      


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