平和な日本(?)で大砲ならぬ、通称「文春砲」は政治家や特に芸能人のスキャンダルが中心なのだが、それに対して共産党の3機関紙「赤旗」は政治家の不祥事やスキャンダルを独自取材して、特に日曜版に特集しているのが特徴である。
一般メディアはもちろん、文春砲も取り上げないスクープ記事が「赤旗2024年02月04日号」に掲載されていた。
スクープ金権追及!
— かばさわ洋平 (@ykabasawa) February 1, 2024
しんぶん赤旗が岸田首相のパーティーが中止ではなく延期したことを報じています。
岸田首相の資金管理団体5年間収入のうちパーティー収入が全体の94%を占めているため、やめられない。
これでは国民の信頼回復はありえない。 pic.twitter.com/95GacsWYqw
【スクープ】
— しんぶん赤旗日曜版🕊 (@nitiyoutwitt) January 31, 2024
自民党派閥のパーティーは禁止と言いながら、自身のパーティーは中止でなく「延期」し、会費を返金していない岸田文雄首相。その“証拠”を編集部は入手。こんな岸田首相に、企業・団体献金の“抜け道”のパーティーを禁止し、金権腐敗の根を断つ抜本的改革ができるのか=赤旗日曜版2月4日号 pic.twitter.com/wAkE1dmXGE
早速、国会では共産党の初の女性委員長の田村智子委員長が代表質問していた。
田村智子議員
— 平和と民主主義 (@snc20165) February 2, 2024
岸田首相のパーティー延期について
「どの企業がいくら購入したか返金によって明らかになることを逃れるために中止ではなく延期としたのですか?
総理自身の疑惑について全てを明らかにすることなしに政治刷新を語る資格はありません」
岸田首相まともに答えず
2/2参院本会議 pic.twitter.com/FeJjKnLVy8
#国会中継 代表質問 共産 田村智子議員
— かもうのかけ小 (@AfYjpB3h5Hp0n6g) February 2, 2024
「岸田首相は昨年、政治資金パーティーを『延期』した。何故『中止』にしないのか?中止なら返金が必要となり、支出先・額を明らかにしなければならないからか⁈」
岸田首相「ご指摘は当たらない」と…
ウソつけズボシだろ!😩
愚か者め!日本の恥キシダ!💢 pic.twitter.com/9r4YD3Fcke
「批判は当たらない」って安倍晋三から盛んに使われるフレーズだけど、「当たる」「当たらない」を決めるのは本人じゃなくて周りが評価することだよね 本人がいくら言っても意味ない
— こでまり🎣五輪反対 (@kodekodemari) February 2, 2024
あと「差し控える」もなんで差し控えていいのか根拠も理由もわからない https://t.co/zLDofntFPa
岸田首相!
— 斎藤ひろむ Saito Hiromu (@hiromurin) January 31, 2024
パーティ延期して、返金はしないは、ナイでしょ https://t.co/9QQ4BXpaTG
#しんぶん赤旗 日曜版2/4号(続き)
— 盛田隆二 🌐™ (@product1954) February 1, 2024
それにしても岸田首相のパーティ依存症は深刻。5年で37回パーティ開いて、6億5833万円。収入の94%がパーティだから止められない。
しかも岸田氏と非常に関係が深いゼネコンが大口購入する事実上の企業献金。脱法行為は断じて許されない😠https://t.co/0QSRAVxUJp
最近急に言い出した岸田首相の「最高裁で企業献金OKって判決が出ている」という言い訳をバッサリ切る #田村智子 委員長#裏金https://t.co/LT0ARI56SN pic.twitter.com/CYuI6H434P
— 𝐄𝐌𝐈𝐋 (@emil418) February 2, 2024
田村智子委員長の参院代表質問
— 中田晋介 (@sinsuke_nakata) February 2, 2024
岸田首相の政治資金パーティー 昨年12月15日東京ニューオータニで「岸田文雄と国政を語る会」会費2万円が延期になったまま。「まだ開くつもりですか」中止・返金なら返金先,返金額の報告公表が必要。返金しなければ寄付になり政治家個人への違法献金。首相「開催する」 pic.twitter.com/8AH6rgwYT8
裏金等企業側からクレーム来ないのかなと思うけど、そういう報道も全くないから、すごいなぁ…。
— 林 貴絵 (@pennennennem) February 1, 2024
<安倍派6.7億円訂正>
『21年にはAOKIホールディングスが120万円分を購入していたことが新たに判明。同社の元会長は東京五輪をめぐる汚職で起訴され一審で有罪判決を受けています。』#今日の私の赤旗 https://t.co/lGbjgJ3Ms2
さて、国会で「「政策活動費のあり方は、政治活動の自由等に密接に関わる問題」として逃げていたのだが、
そもそも「政策活動費」は 政党から政治家個人に支払われる政治資金であり政治資金規正法では、政治家個人への寄付は原則禁止となっているが、政党から政治家個人への寄付は例外的に認められている。
そのため受け取った議員は政治資金収支報告書へ記載する必要がないため、多額の政治資金の使途が不明なことが問題視されている。
「日本は脱税天国か?二階俊博元幹事長にくすぶる巨額「課税逃れ」疑惑…使途不明金50億円超」
自民党派閥による裏金事件の実態解明が遅々として進まぬ中、国会審議は「裏金」転じて「脱税天国」追及の様相を呈し始めている。政党から党幹部などの政治家個人へ寄付される「政策活動費」を巡り、5日の衆院予算委員会は紛糾。野党側が焦点をあてたのは、かつて50億円超の「掴み金」を受け取っていた二階元幹事長の巨額脱税疑惑である。 5日の予算委では、収支報告書の訂正だけで「おとがめなし」となった裏金議員について、野党から脱税を指摘する声が続出した。立憲民主の井坂信彦議員が「裏金がばれたら『政治団体のお金でした』と言って非課税になるなら、政治家は脱税し放題だ」と追及すると、岸田首相はノラリクラリ。「課税か、非課税かは国税等が判断すること」と同じ答弁を何度も繰り返した。 国民の信頼回復に全力を尽くす」と言いながら、実態解明の手段は身内によるアンケートと聞き取り調査のみ。さらに、井坂氏は過去に50億円もの政策活動費を受け取った二階氏の脱税疑惑を追及。 政党から政治家個人に支出される「政策活動費」には使途の公表義務がない。いわば領収書のいらない「合法的な裏金」だ。二階氏は過去20年で計約50億6000万円を受け取り、うち約47億7000万円は歴代最長である約5年(2016年8月~21年9月)の幹事長時代である。 計160回に及ぶ支出額は1回あたり30万~7210万円。20年6月9日はたった1日で「7210万円」「5000万円」「5000万円」と、3回にわたって計1億7210万円が支払われ、同様に1日1億円超を受け取ったケースが在任中に3日あった。 問題は二階氏がこれだけのカネを使い切ったのか、どうかだ。先月29日の衆院予算委で、政府参考人の国税庁幹部は「政策活動費は(使い切らずに)年末に余っていれば納税の義務がある」と答弁。井坂氏はこの指摘を引き合いに「二階さんは政策活動費を毎年、使い切っていたか」と岸田首相に迫った。 ■「確認するまでもない」「党の方針が諸外国にバレる」強気&屁理屈答弁 庶民感覚に照らせば、年10億円もの大金を使い切れるとは思えないが、岸田首相は「政治活動に必要な経費として適切に使用されているものと認識している」と強弁。「二階さんに聞いたのか?」と重ねて問われても、「確認するまでもなく適切に使用されているものと認識している」と何食わぬ顔で2回も繰り返した。 電話一本で済む確認作業を怠る限り、二階氏の脱税疑惑は晴れない。それでも岸田首相は「政策活動費については当然、法律に基づいて使われるべきものであり、そうでなければならない」とかたくなに確認を拒否。使途公開を求められると、こう大げさな屁理屈をこねくり回す。 |
平成の政治改革は、金丸元幹事長の脱税問題が引き金。二階元幹事長にも脱税問題があるなら、政界再編につながるかも。二階派壊滅、自民党内媚中派一掃になれば良い https://t.co/kTFsYbVngE
— 伊租甫 (@yeasopjpn) February 6, 2024
おそらく 党から二階さんへの50億円の政策活動費は・・・公明党へ渡っているのでは?選挙で公明党から推薦をだしてもらうための見返り資金では?だから書きたくても書けない、いや絶対に書けない資金なんですよ。#政策活動費 #50億円 #裏金 https://t.co/RugH4yGKzi
— かきくけ子 (@schopcake) February 6, 2024
2/5(月)衆議院 予算委員会
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) February 5, 2024
1⃣
井坂信彦議員
政策活動費は、個人の雑所得で年末に余っていれば納税の義務があり、もし納税していなければ脱税になります。この政策活動費を5年で50億円も受け取っていたのが二階元幹事長であります。二階元幹事長は政策活動費、毎年使い切っておられましたか。 pic.twitter.com/Od4Ks0Ff0A
2⃣岸田総理
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) February 5, 2024
適切に使用されているものと認識をしております。
井坂信彦議員
大丈夫ですかとなぜ確認をしないんですか。
岸田総理
確認するまでもなく、そういった使用をしていると認識をしています。
井坂信彦議員
何で確認するまでもないと思ったんですか。
6⃣井坂信彦議員
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) February 5, 2024
そんな脱税天国みたいな答弁で、国民が15日から確定申告で納税してくれるかと思いますよ。金丸自民党副総裁は、巨額の裏金を受け取りながら政治資金規正法違反の罰金20万円だけで幕引きがされました。これに国民の怒りが爆発して、国税が調査に入り、
2/6(火)衆議院 予算委員会
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) February 6, 2024
1⃣
米山隆一議員
政策活動費についてお伺いいたします。自民党、二階元幹事長にですね、幹事長時代の2016年8月から2021年9月の5年間、約47億4000万円、さらに全部通算すると50億6000万円ほど支払っております。 pic.twitter.com/uoUJugVmpJ
6⃣米山隆一議員
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) February 6, 2024
総理大臣としても二階さんに確認しておりませんとおっしゃられたわけです。総理はねきっと二階さんと友達なんでしょう。でも我々国民にはそれは通用しないわけですよね。例えば僕が10億円もらったらね、それは税務署来ますよ。何に使ったんですかあんたって。
こんな上品な批判もあった。
首相の答弁の不誠実には仰天だ。二階氏の収支について逐一総裁が知る訳はなかろうから、議会から指摘を受けたら真摯に受け止め本人に確認し報告する旨答弁すれば良い話だ。 ところで財務省がこれだけの公費について税務の関係から何ら調査に入らなかったのは怠慢だ。まさに官邸の伏魔殿化を絵に描いた様相で、財務省の黙認を良いことに、与党であれ野党であれ首相官邸が議員の杜撰な公費の使い方を黙認し続ければ法治国家の体を為さない。ましてや国会で質されたならば行政の長たる総理大臣の立場に立った毅然とした対応を約束するのが義務である。 岸田氏は頭が柔らか過ぎるのか、総裁としての立ち位置が常に前面に出て自身の出身政党の議員を仲間として擁護するのは大いなる誤りだ。 岸田氏は少なくとも首班指名選挙にて議会で公選された総理大臣だ。総理となったからには、出身政党の党是の実現や党所属議員の擁護からは一線を引き、政党とは無関係に個々の全ての国民有権者、納税者の代表として行政実務の健全な執行に尽力せねばならない。 総理と総裁の任務の区別を付けず国会質問等都合によっては総理の立場に立つも原則党総裁意識の言動は如何ともし難い。阿部は最初から、総理大臣就任はわが党の悲願である改憲を成し遂げる為旨宣言するなど偏った認識が顕わだったが、岸田氏は総理と総裁の区別を付けられない中、説明とは到底言えない放言で議会を侮蔑翻弄している点で質が悪い。答弁原稿は官僚が作ったものだろうから、官にとっては、総理の衣を纏っているものの中身は党是の実現と党の拡大にしか興味のない党総裁意識で、閣僚レクと党内論議と党議拘束を掛ける強行可決を誘導してくれれば良く、行政の単式簿記的丼勘定が許される、憲法に則った法治主義ならぬ官主導の人治主義には好都合なのだろう。 |
脛に傷を持つ岸田文雄には、二階俊博元幹事長に野党から指摘されているような内容を質すことはないので、特捜部と国税庁の合同でかつての「金丸元幹事長の脱税問題「のように第二の「二階俊博元幹事長の脱税」事件として捜査すべきであろう、とオジサンは思う。