新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

賭け麻雀狂検事よりも「巨悪を眠らせない特捜検事」を!

2020年06月13日 12時30分45秒 | 利権ビジネス

今週に入り「夏日」が連日続いたかと思えば、今朝は完全に梅雨空。
 
気が付けば、あれだけ毎日鳴いていたウグイスの声が全く聞こえなくなった。
 
鶯(ウグイス)は「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれ、初めて鳴く「初音(はつね)」は昔から日本人に春が来たことを教える役目を担ってきたと言われている。
 
鳴く時期は沖縄や九州では例年2月頃から鳴き声が聞かれ、西日本から東日本では3月、北日本では4月~5月に聞くことができる。
 
そして春になるとホーホケキョと鳴くようになり、巣作りを始め、繁殖の準備を始めるためなので、鳴き声がないというのはすでに繁殖の準備が整ったということかもしれない。
 
彼らにはコロナ禍の影響を受けずに自粛もしなかったのであろう。
 
「強制されなくても自粛する日本人は民度が高い」と海外に説教を垂れ、おのれの民度の低さを曝け出したアホ太郎は鮮度の落ちた刺身の「ツマ」以下でもあり特に論ずることは不要不急である。
 
しかし国の最高責任者と思い込んでいる輩の発言には、絶えず監視の目とまっとうな批判が必須である。
 
週刊朝日系のネット記事にこんなのがあった。
 
テレビを見て行われたいて信用できないと思う人1位は『安倍首相』 会見が不信を生む理由」 
 
「テレビを見ていて信用できないと思う人物を問うと、約6割(64票)が安倍晋三首相の名をあげた。<タラタラした説明で何も響いてこない><常に官僚や付き人たちの作文を棒読みするばかりで、訴えかけてくるものが皆無>などの回答が並んだ。
「安倍首相は、『○○によれば~』『○○さんが~と申し上げたことを承知しています』といった表現をしばしば使います。各方面に忖度しているのか、単刀直入に言い切れていません。見ている人からすると、ごまかしているように聞こえてしまうのです」(政治家のスピーチ指導をするなど、自己表現に詳しい、ハリウッド大学院大学の佐藤綾子教授)
 
もっともこのアンケート結果を見ると、「約6割(64票)が安倍晋三首相」ということは調査対象者がせいぜい100名強となり、政府広報誌メディアのアンケートならば全く反対の結果が出るかもしれない。
 
それでは、過去の安倍晋三の会見を垣間見てみる。
 
4月7日に発した緊急事態宣言を解除した5月25日の「新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見」。 
 

我が国では、緊急事態を宣言しても、罰則を伴う強制的な外出規制などを実施することはできません。それでも、そうした日本ならではのやり方で、わずか1か月半で、今回の流行をほぼ収束させることができました。正に、日本モデルの力を示したと思います。
 全ての国民の皆様の御協力、ここまで根気よく辛抱してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
 感染リスクと背中合わせの過酷な環境の下で、強い使命感を持って全力を尽くしてくださった医師、看護師、看護助手の皆さん、臨床工学技士の皆さん、そして保健所や臨床検査技師の皆さん、全ての医療従事者の皆様に、心からの敬意を表します。
 日本の感染症への対応は、世界において卓越した模範である。先週金曜日、グテーレス国連事務総長は、我が国の取組について、こう評価してくださいました。
 我が国では、人口当たりの感染者数や死亡者数を、G7、主要先進国の中でも、圧倒的に少なく抑え込むことができています。これまでの私たちの取組は確実に成果を挙げており、世界の期待と注目を集めています。
 そして本日、ここから緊急事態宣言全面解除後の次なるステージへ、国民の皆様とともに力強い一歩を踏み出します。目指すは、新たな日常をつくり上げることです。ここから先は発想を変えていきましょう。

 
「わずか1か月半で、今回の流行をほぼ収束させることができました。正に、日本モデルの力を示したと思います」と現実離れした内容を言ってのけていた。 
 
そして6月12日の「令和2年度第2次補正予算成立等についての会見」でもこんなことを言っていた。
 
百年に一度の国難と言われる中にあって、先般成立した補正予算と合わせて事業規模230兆円、GDP(国内総生産)の4割に上る世界最大のこの対策で、日本経済を守り抜いてまいります。」
「今回の2次補正予算によって、休業中の皆様に対する人件費の助成については、世界で最も手厚いレベル、1日、1万5,000円まで引き上げることとなります。

 
耳から聞くのと文章で読むのとは大きな違いがあるのだが、オジサンはテレビで聞きながら違和感を感じていた。
 
そんな違和感を見事に解消してくれた人がいる。  
 
元「ザ・ニュースペーパー」のリーダーで戯作者の松崎菊也。
 
若いころはよく彼らのライブを見に行ったことを覚えている。
 
当時は批判精神旺盛の若者集団であった。
 
その松崎菊也が、「日本モデルの力の正体」という題で週刊金曜日の「無責任架空対談」というコラムで安倍晋三の発言の真意を翻訳していた。
 
◆日本の総理
「私は親しい友人であるG7先進各国首脳のみなさんに、我が国においてなしえた新型コロナウィルス危機からの、いわば、奇跡的な脱却を、ここに誇りもってお伝えします。私は決して強権発動でんでんではなく、国民其々の忍耐強さ、みんなで心を一つにして耐えよう、とですね、ひたすら訴えかけた結果、このウィルスの猛威をわずか1か月半という驚異的な速さで収束とらわれることなくすることができました。これは、ひとえに、常に先手先手の防止策、そのうえにおいて、前例にとらわれることなく、機動的にかつ十分な医療対策を間髪入れずに講じたことによるもの、GDPの4割にのぼる空前絶後の、世界最大の経済対策を、一気呵成に行うことによりまさにですね、百年に一度という国難から、日本をですね、私が守り抜いた、わけ、で、あります。正にですね、世界に誇りうる日本モデルの力を、私がお示すことにおいて、日本はすごいんだ、私の指導力はすごいんだ、なんだアベはやるんじゃないか、という偉業をですね!」
 
◆各国首脳
ちょと待ちなさい、あんたの言っている日本モデルというのは、トップがやることなすことブレまくって、一気呵成と言いながら予算編成に1か月半もかかったり、のろくて遅くて信用できんから、とりあえず人と会わずにじっと籠っていようとお宅の民が判断した結果だよ。あんたの指導力?補償と緊急事態宣言を抱き合わせで出したかい?補償は後回し、後追いで金だけ出しまくるが、不要不急の交付金をこそこそ忍びこませた水増し補正予算。GDP4割って自慢するカネはいずれ全部国民が返さなきゃならない借金だ、あんたが自慢するはなしじゃないんだよ。民はみんな開いた口が塞がらない上に、あんたの配ったマスクじゃ口がはみ出して、カラカラに口が乾いて飢えているんだよ、感染者が少ないのは感染しているかどうか調べないからだ!

一度、安倍晋三に会って確認してほしいが、まず会ってはくれまい。
 
さて、週刊ポスト系のネット記事にはタイムリーなこんな記事があった。
 
自民党議員に税金から200万円支給、申請不要で即時振り込み
 
5月25日、緊急事態宣言解除の会見で安倍晋三が、「必要な方に支援を一日も早くお届けできるよう、全力を尽くします」と言ったにもかかわらず、その会見の翌26日、衆参の自民党議員にはいち早く1人あたり200万円の「給付金」が届けられていたのである。

フツーの国民は当然ながらこんな時期なので余計怒り度は増すのは当たり前であろう。
 
しかし、昨日「『リベラル』の『アルファアカウント』だったはずの『Dr.ナイフ』がネトウヨアカウント『黒瀬深』と同一人物の説ではないかとの疑惑が強まる」とのタイトルのブログで指摘されていた「黒瀬深」は予想通りのツイートを飛ばしていた。
たしかに、国から各党への政党交付金の振込は4月、7月、10月、12月の年4回。
 
自民党ではそれに合わせた各支部への「年4回の定期支給」があり、それ以外の2回の支給は、過去の使途報告を見るとほとんどの年で6月と12月に行なわれている。
 
記事の内容には間違いがないが、しいて言えば「全国民への10万円支給」のための申請書の到着と、申請後の支給があまりにも遅いという状況下での、自民党議員には申請はもちろん不要でしかも各議員の振込先も明らかなので素早く、それも桁違いの金額であったことが国民感情を逆なでするのでは、という記事の趣旨であろう。  
 
それをあたかも定期支給のようにあえて強調し、印象操作のごとくの記事と批判するのがネヨウヨの常とう手段。
 
詳細な事情を知らない人がこの輩のツイートを読めば見事に騙されてしまう。
 
最近は改めて「計算症」とか「軽惨省」と揶揄されている経産省と電通の癒着ぶり目に余るものがあるが、数え上げればきりがないが、こんな国会での野党議員と経産相のやり取りをみていると情けなくなる。
 

 
最近やけに太ったと思っていた御仁が、やはり「焼け太り」だと得心した。
 
あの竹中平蔵が安倍政権のコロナ対応の遅さを国民に責任転嫁! 竹中が役員務めるパソナは電通と同じくコロナ給付金事業でボロ儲け
 
もはや日本には「巨悪を眠らせない特捜検事」はどこへ行ってしまったのだろうか、とオジサンは思う。
  

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