新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

世襲政治家は緩やかに劣化していく

2020年06月08日 12時34分53秒 | 政治

6月に入って気温が上昇し連日屋外では30℃の日が続いていた頃、我が家にも「アベノマスク」が届いたのだが、まさに、「季節外れのサンタクロース」なのだが、こんなサンタクロースなら歓迎されていたのに残念であった。
 

     あわてんぼうのサンタクロース(歌詞付) 
 
そして不要になったこのマスクは、那須塩原市はで、「<新型コロナ>アベノマスク寄付募る」ということになった。
 
いっぽう安倍晋三のお膝元ではどうなっていたのか。
 

<布マスク、自民議員にも広がらず 「着用で忠誠」の皮肉も>
 2020年6月7日 東京新聞
 自民党議員の間で、政府配布の布マスクが広がらない。「アベノマスク」とやゆされ、多額の経費や不良品の続出で反発を招いている状況が背景にあるようだ。使用しているのは、岸田文雄政調会長を含め安倍晋三首相に近い党幹部らごく一部。使い捨てマスクの需要抑制への貢献姿勢を示そうと着用を続けるが「首相への忠誠の表れだ」との皮肉の声も漏れる。
 全世帯への布マスク配布は、首相が新型コロナウイルス対策として4月1日に表明したにもかかわらず、いまだに完了していない。自民党内からは「国民はもう必要ないと思っている」(ベテラン)との声も出ている。


 
残念ながらアベノマスクは「踏み絵」にはならなかったようで、「国民はもう必要ないと思っている」との声は、ヒョットすると安倍晋三のことを指していたのかもしれない。
 
東京都みたいになりたいと、長年「大阪都構想」に拘泥している大阪市の松井市長は大阪の医療従事者の装備不足を補うために、大々的な「雨合羽」作戦をしていたのだが、その結果は無残なことに終わってしまったようである。


  

ところで、政府の持続化給付金事業を巡り、広告大手「電通」と人材派遣「パソナ」など3社が設立した「サービスデザイン推進協議会」が、国からの委託費769億円のうち20億円を事実上、中抜きし、残りの749億円で電通に再委託したことが国会で大問題となったことは先週には連日報道されていた。
 
「なぜ電通とパソナなんだ?」という疑問は、電通の実態とパソナの会長が竹中平蔵であるということを知っている人なら、「やはりモリカケ疑惑と同じ構造だ」と見抜いているかもしれない。
 
中にはこんな見方をする人たちもいる。


こんな末期症状になりつつある安倍政権に入閣したとたん、「豹変?」した閣僚がいた。
 
農林水産大臣等を務めた党人派の実力者だった元衆議院議員の河野一郎が祖父、叔父が元参議院議長の河野謙三、そして日本憲政史上最長の期間にわたって衆議院議長を務めた河野洋平を父に持つのが河野太郎。
 
残念ながら、華麗なる一族の「恥さらし」的な存在になった河野太郎。
 
閣外にいた頃の「ごまめの歯ぎしり」ではまさに「歯に衣着せる」論調のブログ内容も多数見受けられた。
 
特に9年前の東日本大震災時に発生した原発震災に関しては、「やっぱり日本の原子力の土台は腐っていた」というタイトルのこんなブログがあった。
 

山本一太特命委員会で、自民党本部に九大、東工大のエネルギー、原子力関係の教授を招いて、原子力関連の人材育成についてのヒアリング。
驚いたのは、学界が果たしてきた原子力ムラのなかでの役割について、二人とも、なんら反省もなく、これからこんな開発をやる、こんな研究をやる、だからそのための人材を育てないと云々と、まるで福島の事故など無かったような能天気なプレゼンテーションだったこと。
事故後に原子力の専門家がテレビで、メルトダウンではない、大きな問題ではない云々とまるで真実と違うことを発言していたのはなんだったのかという質問が立て続けに出されたのに対して、全く答えもしない。
原子力ムラの中でも、特に腐敗がひどい分野かもしれない。
プレゼンテーションの中で、将来の原子力関連の人材の需要に関する予測として、
1.プラントの建設は各電力の供給計画による。プラント寿命は60年として即刻リプレースすると仮定する。
2.2030年までの新増設を4年に一基ずつに平準化する。
という、二つのケースでの試算が堂々と提示されていた。
あきれるというよりも、その象牙の塔ぶりに笑いが出た。
さらに、海外需要の5%から20%を受注したら技術者数の予測はこうなるという予測までついてくる。
最後のページは「将来の人材育成に関する課題(福島事故後)」という表題で、「世界の原子力利用推進の状況に対応した人材の育成と供給(産業振興と密接に関連する)」そして「電気事業者、メーカー、研究機関への優秀な人材の供給」。
シビアアクシデント対策とか、放射性物質の除去とか、核のゴミの処分や廃炉のために必要な人材を供給しよう等ということは一言もない。
もちろん、使命感や倫理感に欠けた人材を供給してきたことに対する反省など全くなし。
こういう人間達に、原子力を任せたくないし、こういう人間達に、原子力に関わる人材育成を任せたくない。
日本の原子力、根底の根底からおかしい。

 

 
当時は「自民党内の反原発論者」という評価もあったのだが、安倍内閣に防衛相として入閣して以降、完全に牙を抜かれたかのような人間になってしまった。
 
その後の変節ぶりには枚挙にいとまがないので省くが、最近の言動を改めてチェックしてみると、その実態が見えてくる。
 
私が河野太郎防衛大臣にブロックされた日 ブルーインパルス「プロセスはどうでもいい
 
とりわけ、河野太郎にブロックされた人たちの声を掲載しておく。 


数字の上では父の元外相の安倍晋太郎をしのいでいるが、対外的な足跡はなんら見当たらない安倍晋三。
 
「ヤッテル感」旺盛な「ヤルヤル詐欺師」と言われ、平気で嘘をついて認めない「口先男」の典型の安倍晋三。
 
それほど悪いことはしていないかもしれないが、わずかに一部国民を喜ばせただけの「ブルーインパルス」の河野太郎。
 
昔の河野一郎を知っている人はほとんどが鬼籍に入っているが、河野太郎の父親を知っている世代はまだ健在であり、その世代からすれば、世襲政治家は代替わりをするたびに劣化していくものだと嘆いていることだろう、とオジサンは思う。
 

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