チョット気になる話題から。
「新型肺炎 クルーズ船感染者『日本の数に含めないで』 政府『感染者は上陸前』」
「政府関係者「クルーズ船は日本にたまたま寄港しただけだ。日本の感染者数に含めるなら船を受け入れる国はなくなる」と不満。外務省幹部「中国と同様に日本に対しても入国制限措置を取る国が広がりかねない」と警戒」
— kmos@#国会を見よう!#選挙に行こう!被災地の復旧を最優先に!声を上げよう!#アベやめろ! (@kmokmos_) February 10, 2020
→政府に外務省に、乗客乗員配慮なし、非常識すぎる????https://t.co/xQHzoe4HPF
厚労相「残る乗客・乗員の感染防止に万全の対策」 | NHKニュース
— T.Sato’s Scrapbook (@tsato_scrapbook) February 7, 2020
??クルーズ船感染者数は日本の集計に含めない。WHO承認。
記者団「感染者数が伸びて、国際的に危ないと思われるのを懸念したからか」加藤大臣、否定。
??10億円効果…。 https://t.co/XmOsIcx7oK
【新型肺炎】日本政府、クルーズ船の感染者を「日本の感染者数に含めないように」と報道機関へ要請
ところで、先週7日の衆院予算委員会で醜態をさらけ出し委員会が野党側の質問中に打ち切り散会となったが、ご本人は、「北村大臣『具体的ではなかった』 野党の質問通告に不満」とばかりに、昨日はリベンジに臨んだ。
北村大臣答弁リベンジ戦
【news23】北村大臣“不安定”答弁で国会紛糾
結果は見るも無残な結果で、こんなポンコツ大臣にも約4600万円(大臣手当の差額を含む)もの税金が支払われていることに、多くの国民は怒らなくてはならない。
ところで安倍政権が、権限のない「閣議決定」とやらで次々と超法規的施策を行っていることにも大いに怒らなくてなならない。
すでに何度も「つぶやき」、弁護士たちが違検察庁法違反と指摘していた検事の定年延長問題である。
「検事の定年延長『違法』? 高検検事長の人事 検察からも疑義」
【東京新聞より】
こんな事実が昨日の衆院予算委員会で明らかになった。
「検察官は定年延長『適用されない』 39年前に政府答弁」
どうする安倍? 違法のタネが尽きたか。定年延長導入の国家公務員法改正案が審議された1981年の国会委員会で人事院任用局長が「検察官には定年延長は適用されない」と明言。調査した検事出身の山尾志桜里が明らかにした。まさに延長導入の時の政府答弁。安倍辞任。黒川退場。 https://t.co/QBndVX9m3k
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) February 10, 2020
#山尾しおり
— ????? (@saitosan1980) February 10, 2020
この質疑は圧巻
抜粋)東京高検検事長の定年延長問題で、法務省が延長の根拠とした国家公務員法の定年制の規定について、政府が39年前の国会で、検察官には「適用されない」と答弁…
野党は安倍政検察官は定年延長「適用されない」 39年前に政府答弁:朝日https://t.co/o4TVDl4FwU pic.twitter.com/dymzqDfqAY
黒川検事長定年延長問題。山尾・森の元法曹対決。出来が違うね、圧倒的に山尾の勝ち。やっぱり延長は違法だった。昭和56年国家公務員定年制導入論議。政府委員は「検察官は今回の定年制は適用されない」山尾はしっかり勉強してるね。森法相はこの議事録を知らない。2/10予算委員会。 pic.twitter.com/LNreaa81Ch
— ryota (@ggzhmru2) February 10, 2020
さすが元検察官、山尾しおり「検察一体の原則。属人性の無いこと、いつでも替えが利くことこそ検察の正義であり一番の強み。黒川さんにしか出来ないことがあるなら、それは政府からの延長要請を毅然と断り、検察庁の政府からの独立と法の支配を守る事ではなかったのか」 pic.twitter.com/dAuLTsn297
— ryota (@ggzhmru2) February 10, 2020
まさに以下の指摘は元検察官でなければできないかもしれない。
山尾議員「検察官に国家公務員法を適用して、定年延長を認めるというのは、検察庁という組織の本質に反しますし、法の根拠がない違法な措置だと思いますので、しっかり議論したいです。」 |
山尾議員「一般公務員は、この年齢に達したら定年ですという条項と、プラス延長の条文、定年に達した職員が、前条第一項の規定により退職すべきこととなる場合延長できる、という風にこの改正で書いたわけです。もし、検察官も、この定年延長を認めるとその時の立法者が判断したなら、『前条第一項の規定により』と書かずに、定年に達した職員が退職すべきこととなる場合に、と書きますよね。」 |
参考までに、検察庁法22条で検察官の定年が定められたのは昭和22年、国家公務員法の改正で定年・定年延長を定めたのは、昭和56年(改正、昭和60年施行)である。
森雅子法務相の主張は、「国家公務員法の改正で定年・定年延長を定めた昭和60年から、検察官の定年は延長できると法解釈する、というものであった。
しかし、今回、渦中の人となっている黒川検事長は、「検察庁法の定年規程」により、定年を迎える者であって、国家公務員法の「前条一項の規定」により定年を迎えるわけではない。
仮に、国家公務員法の改正で定年条項を作った立法者に、検察官も含めるという意思があるなら、『前条第一項の規定により』などという書き方はしない
山尾議員「この週末、ずっと議事録を調べていました。国家公務員法改正の議事録から、昭和56年4月28日、衆・内閣委員会、当時民社党の神田マコトさんという議員が『定年制の導入は、当然指定職にある職員にも適用されることになるのか。例えば一般職にありましては、検事総長その他の検察官、これらについてどういう風にお考えになりますか。』と、聞いてます。それに対して小野政府員(人事院の事務総局の人)、『検察官と大学教官につきましては、現在すでに定年が定められております。今回の定年制は適用されないことになっております。』こういう風に答弁してますよ。」 |
明らかに過去の国会答弁を覆した前例のない措置であり、法的な根拠もないと指摘されたわけである。
山尾議員「大臣、この議事録、読まれました?」 森雅子大臣「その議事録の詳細は存じ上げません」 山尾議員「この議事録、読んでいただかないことには、検察官に、戦後初の定年延長を、国家公務員法で読み込めるかっていう解釈、理解はできないと思いますよ。きちんと読んで、ご自身の人事が法的根拠を持つものなのかどうか再確認していただきたい。少なくとも、この当時の議事録では、国家公務員法の定年制度は検察官には適用されないことになっておりますと、言っております。違法だと思いますよ。政府の統一見解を求めたいと思います。 森雅子大臣「いずれにしましても、・・・」 森雅子大臣「検察庁を所管する立場で申し上げると・・・(要するに、合法であると)解しております。」 |
この〆の言葉が重い。
山尾議員「今回のやり方は法的根拠がない。違法な措置です。私は検事をやってましたけれども、検察庁一体の原則というのを教わってきました。検察庁というのは、金太郎飴みたいな組織だと教わった。切っても切っても同じ顔が現れて、替えが効くということこそが、検察庁の最大の強みだと。替えが効く、この人にしかできないとか、この人じゃないとダメだとか、そういうことがないソクジンセイ(?)がないということが、この検察庁の正義であり一番の強みだ、と。その大原則を押し切って、黒川検事長にしかできない、替えがきかない仕事ってなんですか?と、聞いたとしたら、それが仮にあるなら、政府から延長してくれという願いを毅然とはねのけて、検察庁の政府からの独立と法の支配を守るということ、これが黒川検事長にしかできない、最後の仕事ではないかと思います。」 |
所詮は法務大臣といったところで安倍内閣の一員に過ぎず、安倍晋三の意のままに動かされる人形であろう。
「具体的な証拠を出せ」という」安倍晋三の口癖からすれば、過去の国会議事録を無視した森雅子法相のシドロモドロの答弁ではまさにグーの音もでないはずである。
願わくば、黒川検事長が延長された定年後、すみやかに身を引くことが最も賢明なのではないだろうか、とオジサンは思う。