新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

新型コロナウイルスの感染拡大は完全な人災

2020年02月28日 12時08分51秒 | COVID-19(新型コロナウィルス)

自民党の議員すら知らなかった安倍晋三の突然の「全国の小中学校・高校に臨時休校要請へ来週月曜日から 安倍首相が表明」との報道。


まるで戒厳令を出したような、まさかこんなドヤ顔をしていたのではないだろうか?
 
        
 
イベントなどの自粛要請をめぐっては、政府内では当初、「経済的影響が大きい」ことから慎重論が強かったので、25日昼に決めた基本方針には「全国一律のイベント自粛要請は行わない」と明記されていた。
 
25日の夕方にはJリーグが公式戦延期を決めたことにより、26日には「イベント自粛要請」を行い全国各地で多くのイベントが突然中止されていた。
 
今後、産業界などに動揺が広がり、政府に指針を示すよう求める声が寄せられ、それまでにも「政府は後手に回っている」との批判が広がり、内閣支持率も下落していたことから、安倍晋三が起死回生を狙っていたようである。
 
昨日の夕方には、「医師会 臨時休校など首相に要望」によれば、「地域の感染状況などに応じて学校の臨時休校や春休みの前倒しを実施することや、ウイルス検査を医師の判断で確実に実施できるよう体制を強化すること、それにアメリカのCDC=疾病対策センターのような組織の創設」を要望したという。
 
あくまでも、「地域の感染状況などに応じて学校の臨時休校」を要望したにもかかわらず、休校要請について「共働き世帯が混乱する」「政府に権限はない」などの消極論が政府内にあったにもかかわらず、安倍晋三は萩生田光一文部科学相、藤原誠文科事務次官と会談し、1時間後には対策本部の開催を発表し、慎重な文科省を押し切って指導力をアピールしようと後先を考えずに発表したということであろう。
 
明らかに法的根拠は全くないので、こんな声が上がっていた。


「どッチモドッチ」がお得意の自称国際政治学者で一児の母でもあるこの人もこんなことを言っていた。


全国一律の小・中・高の休校によるリスクは計り知れないものがある。


どうやら、こんな見方が図星ではないだろうか。

    

「五輪というこれまた国威発揚イベントが控えているからか、最近やたらと「日本には日本のやり方がある!」「こういう苦しいときこそ、日本人がひとつにまとまるべき」みたいな主張が増えているような気がする。
 歴史に学べば、これはいつもの日本の“負けパターン”である。「みんな」「絆」「一致団結」という言葉を出されると冷静に物事を考えれなくなって社会が暴走を始めるのだ。
 そのような意味では、今回の防疫戦の惨敗はいい教訓だ。国際社会からの批判に真摯(しんし)に耳を傾けて、「全体主義の罠」から抜け出すべきではないのか。


 
これは、一昨日の「『一致団結』を叫んだ日本の負けパターンが繰り返される」とのつぶやきで紹介した、ノンフィクションライターで企業の危機管理・メディア対応のコンサルティングもしている窪田順生氏の指摘であった。
 
「戦力の逐次投入は典型的な負けパターン。それはウイルスとの戦いでも同じだ」というリードで始まる「菅直人を笑えるのか 歴史に残る安倍晋三政権という悪夢」(日刊ゲンダイ)。
 
同記事では多く評論家が安倍晋三をメッタ切りしていた。
 
「現場に行こうともしないし、対策会議でも国会でも官僚が書いた原稿を棒読みするだけで、まったく本気度が感じられません。国を挙げて対策を講じなければならない危機なのに、まるで厚労省のマターだとばかりに他人事です。新型コロナ対策の基本方針の発表も厚労相に任せっきりでした。その基本方針も、軽症の場合は検査を受けさせないなど、本来の感染対策に逆行しています。安倍首相は東京五輪の開催が最優先で、感染の実態に目を向けようとせず、いかに感染者数を少なく見せるかしか考えていないのでしょう。
  原発事故の汚染水は『アンダーコントロール』、『夏の東京は競技に最適な気候』などとデタラメを言い、東北の復興を犠牲にして、嘘と買収で持ってきた五輪の開催という一点に注力しているように見える。政権のメンツのために、今は国民の安全が犠牲にされているのです」
「自民党の鈴木俊一総務会長が26日に東京都内で講演し、新型コロナウイルスの感染拡大で夏の東京五輪が中止になったら、安倍政権の政治責任が問われると言っていましたが、中止決定まで待たなくても、この2カ月で見せた無策無能は十分に辞任に値する。国民の安全を無視するこの政権は犯罪的です。モリカケ桜など、これまでは嘘とゴマカシ、印象操作で乗り切ってきましたが、今回は国民の命が関わっているのです。
 武器の爆買いや思いやり予算で米国のためには税金を散財するのに、新型コロナ対策では、まともな検査もしようとせずカネをケチる政府に対し、不信しか感じられない。大体、公費不倫疑惑の官僚が新型コロナの担当者なんて、国民をナメているとしか思えません。検察官の異常な定年延長や、公選法違反の疑いで辞任した大臣、IR汚職の問題もある。こんな疑惑まみれの政権に国民の命と安全が守れるわけがありません」 (政治評論家・本澤二郎氏)
 
「もはや誰も擁護しようがないほど日本政府の対応はひどい。香港や台湾で感染が広がっていないのは、中国に忖度しないで“自国民”を守る対策をしっかり取ったからです。応援団が匙を投げるのも当然で、政府の無策で自分や家族にもいつ危険が降りかかってくるのか分からないのだから、やみくもに支持してもいられない。安倍政権は、自分たちと大企業さえ無事ならいいと、大多数の国民を切り捨てているようにしか見えません。
 何もできずに右往左往の無能な首相ならすぐ辞めればいいのですが、口先だけの“やってるふり”で居座っていることが国民にとっての不幸です。批判に耳を貸さないトップだから、現場の知見は生かされず、官邸の口出しに総ヒラメ化した霞が関官僚が振り回される。強権と忖度が横行したせいで国の運営ができなくなっているのが現状で、新型コロナウイルスの感染拡大は完全な人災です。先進国とは思えない危機管理で日本のイメージを損ない、国民の安全を脅かす安倍政権は、悪夢というより悪魔そのものです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) 
    
ついに、教育現場と医療現場、それに家庭が本格な崩壊の危機に瀕している今、安倍晋三という「五輪亡者」を政権の座から引きずり下ろし、危機対応のための暫定政権の樹立が焦眉の急であろう、とオジサンは思う。 
 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 医療崩壊から医療放棄、そし... | トップ | 新型コロナウイルスの陰には... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

COVID-19(新型コロナウィルス)」カテゴリの最新記事