衆議院予算委員会では統計偽装に関して政府に対する追及が今一つで、外野からは「野党の追及が甘い」との批判を受けていたが、参院では癖のある、安倍晋三の天敵ともいえる官僚出身の論客が安倍晋三をキリキリ舞させていた。
本日の予算委員会。安倍総理に「法の支配の対義語は何か」と二回聞いたが全く答えられなかった。憲政史上の大事件。「人の支配」と教えた上で、改憲を唱える資格は全くないと厳しく追及した。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) 2019年3月6日
私の質疑の後、安倍総理は明らかに元気がなかった。
国会中継
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2019年3月6日
小西議員
「安倍総理はよく“法の支配”と仰るが、“法の支配”の対義語は?」
安倍首相
「まさに…え?、この海、アジア太平洋の海を繁栄の海としていく上においては、法の支配、国際法の支配…」
小西議員
「“人による支配”です」
え?まさか??安倍さん、知らんかったの?? pic.twitter.com/c2neFkdmZo
安倍総理による「人の支配」。明治天皇が日露戦争の戦意発揚に詠んだ「しきしまの大和心の雄々しさはことある時ぞあらわれにける」を本会議演説で引用し国民の結束を呼び掛けた。国会議事堂がひっくり返るような空前絶後の事件。覇権戦争を禁止ずる9条、前文平和主義などに違反する違憲行為と追及した pic.twitter.com/uIjSPaHFZl
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) 2019年3月6日
本日の予算委。私の追及に根を上げた安倍総理から「勝手にいろんな憶測を。人格的な批判をする。若い議員であられますから、将来を思えば控えられた方がいい。」と人格攻撃を受けた。「今まで愚直に生きてきただけの人間だが、安倍総理に人生説かれるほど私は落ちていない」と冷たく言い放っておいた。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) 2019年3月6日
こんなやりとりをNHが積極的にニュースで流していれば、多くの全国の人々が政府側のいい加減さを良く理解できるのに残念である。PMシンゾー「憶測で人格批判することはまだ若いんだから将来にとって良くない」小西洋之「安倍総理に人生を説かれるほど落ちてない」良く言った。頑張れ! pic.twitter.com/6GevxhqJd0
— yoshita07 (@Harunchan123) 2019年3月6日
もっとも「アベ様のNHK」なので、野党議員にやり込まれた安倍晋三の映像を流せば「放送事故」となり、報道局長は地方に飛ばされることは必至であろう。
【安倍晋三vs小西洋之【全77分】「統計不正・憲法解釈」3/6参院・予算委】
「隠蔽意図の有無、担当に確認せず 特別監察委、統計不正検証で」と、特別監察委員会の杜撰な調査を批判していたが、そもそも統計不正問題を調査した厚生労働省の特別監察委員会の樋口美雄委員長(労働政策研究・研修機構理事長)が、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の会長をはじめ、約20年間に延べ35の同省審議会委員などを歴任していたことが分かった
「統計不正 監察委員長・樋口氏、厚労省35委員歴任 野党『中立性確保できぬ』」
【東京新聞より】
さて、昨年来、豊洲市場における人身事故の発生を指摘してきたが、根本的な欠陥構造物といことがますます濃厚となった。
昨年10月の開場から2カ月目に、「豊洲『ターレ』事故で死亡者第1号 形骸化した交通ルール」というニュースがあった。
そして、こんどは「小池知事『円滑』発言の裏で豊洲市場エレベーター事故続出」という事態になっている。
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・・・前略・・・
「トラックにぶつかりそうになり、あわててハンドルを反対に切りターレに振り落とされる。後頭部を地面に強打し出血する」「ターレがマンホールのくぼみにハンドルを取られ縁石に乗り上げ、投げ出され腰を強打」――。本紙が独自入手した都の「事故内容詳細」と題された文書には、豊洲市場で起きた事故の詳細が生々しく記されていた。
開場当日の昨年10月11日~12月21日で、発生件数は人身、物損を合わせ計82件。ほぼ毎日、何かしらの事故が起きている計算になる。中には、ケガ人が救急搬送されたケースもあった。
とりわけ目立つのは、市場内を上下動するエレベーターの扉に、ターレが衝突する事故だ。実は、このエレベーターがかなりのクセモノだという。
「築地市場よりも踊り場が狭いですから、扉の前にはいつもターレが並んでいる状態。皆、急いでいますから、早く乗り込もうと、ついスピードを出してしまいがちです。故障で頻繁に止まってしまうことにも頭を抱えています」(市場関係者)
そのため、「エレベーター事故で死者が出ているのではないかと噂されている」(前出の市場関係者)というのだ。確かに、エレベーター付近には、都が作成した「エレベーターのシャッターによる重大事故が発生しております。エレベーターの乗り降りは慎重に」との注意書きが張ってある。まるで“戦慄エレベーター”だが、真相はどうなのか。都に問い合わせると、事故発生については認めたものの、「死亡者については把握していない」(監察担当課)と返答した。
エレベーター以外にも問題はある。建物内外を遮断する自動開閉式の扉「シートシャッター」だ。建物内の低温管理を売りにした豊洲市場では、外気が室内に入り込むのを防ぐための必須の設備だが、シャッターが閉まる際、ターレや人が激突する事故が多発しているのだ。
移転前の築地市場(2016年)の事故状況を見ると、年間計357件発生。
こうした状況を踏まえ、都は「築地は古い、汚い、危ない」として、豊洲移転を決めたはずだが、状況はまったく変わっていないのだ。
「平面構造で外気にさらされていた築地市場に比べ、立体構造で密閉された豊洲市場では、エレベーターが増え、シートシャッターが新設されることは分かっていたはずです。ターレなどの車両がどの程度の速度で、どのように走るのか、都は事前に検証できていたのでしょうか。しっかりと検証できていれば、ここまで事故が起きることはなかった可能性があります」
(建築エコノミストの森山高至氏)
もはや豊洲市場はいつ、大惨事が起きても不思議じゃない。一度立ち止まって再考するべきじゃないのか。
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食の安全は当然なのだが、その安全な「食」を提供する市場で人間の生命の「安全」が脅かされているという状況を、拙速であった豊洲市場移転をまさに「一度立ち止まって再考」すべきである、とオジサンは思う。
【追悼】「歌手の森山加代子さんが死去『白い蝶のサンバ』が大ヒット」
森山加代子 白い蝶のサンバ】
【合掌!】