新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

ゴーンの横領金は企業のカネ、しかし兵器代は国民の税金

2018年11月23日 11時55分08秒 | 政治

民主党政権時代、法務大臣だった柳田稔には、こんな国会答弁軽視発言があった。
 

2010年11月14日、柳田は広島市での国政報告会で大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件などに言及し「皆さんも、何で柳田さんが法相と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない」「法務大臣とは良いですね。二つ覚えときゃ良いんですから。 個別の事案についてはお答えを差し控えますと、これが良いんです。 わからなかったらこれを言う。で、後は法と証拠に基づいて適切にやっております。この二つなんです。まあ、何回使ったことか」などと発言した。(Wikipedia)
 
その後、柳田稔大臣は8日後には当時の菅直人首相に辞表を提出した。
 
それに比べると、現在の安倍晋三内閣の「失言大臣」の度胸は大したものである。
 
オジサンも今月に入って精力的にポンコツ桜田大臣に対しては、容赦なくつぶやき続けてきた。
まさに枚挙に暇がないくらい話題を提供しまくっている。
そしてついに、先の民主党政権時代の柳田稔法相のような発言まで飛び出してしまった。
答弁書を読むだけなら国会の職員のほうが正確に読めるのだが、それでは大臣なんか不要となる。
 
速やかにお引き取りを願いたいのだが、ひょっとしたら安倍晋三首相からなんらかの地位保全の約束があったのかもしれない。


大分無駄話をしてしまったが、こんなことをつぶやいていた人がいたが、まさに現実はもっとひどい所まできている。


<<税を追う>中期防兵器リスト 「八掛け」で詰め込む>
 2018年11月23日 朝刊 東京新聞
      
・・・前略・・・
 機動戦闘車は1両4.8億円の見積もりに対し、購入額は7.1億円(48%増)。オスプレイは1機60.5億円→74.6億円(23%増)、戦車は1両10億円→11.5億円(15%増)など、22品目のうち15品目で見積もりより高騰していた。
 価格が高騰すれば数量を減らす必要が出てくる。国産の機動戦闘車は12両、戦車は4両減らした。C2輸送機(1機206.4億円)も当初の10機から7機に。計9品目で目標を達成できないという、ちぐはぐな結果だ。一方、オスプレイは計画通り17機を米国から輸入する。その分、他の兵器を減らした格好だ。
 「こんなに購入単価が上がってしまっては(購入する)数量が達成できないのは当たり前だ。コスト管理ができていない」。財務省幹部は指摘した。なぜ取得価格は上がったのか。
 防衛省の末永広防衛計画課長は「消費税率が5%から8%に上がり、装備品によっては加工費や材料費も上がった」と説明。為替レートが円安になり、米国から兵器を調達するコストが増えたことも原因に挙げたが、財務省は為替の影響額を除いて計算しているので理由にならない。
 現場からは、別の声が聞こえる。「『ポツハチ』を掛けたりするんだよ」。10年ほど前に退官した元自衛隊幹部が明かした。ポツハチとは「見積もりを0.8倍する」という意味だ。
 「中期防のリストに(兵器の)アイテムが載っていないと、絶対に事業化されない。だから、見積額を8掛けにして無理やり入れている、というのが実態だ
 このため調達の際には当然価格が上がり、逆に数量が減る事態が起きる。会計部署を経験したことがある現役自衛官の一人は「中期防に詰め込むだけ詰め込むやり方は、今も変わっていない」と証言する。
 「F35戦闘機や無人偵察機グローバルホーク、(ミサイル防衛に使う)イージスシステムなど、日本は高価な装備品を好むようだ」
 そう指摘するのは元米海兵隊大佐で日本戦略研究フォーラム上席研究員のグラント・ニューシャム氏。例に挙げた兵器はいずれも米国製だ。政府は来月、19~23年度の新しい中期防を決定するが、ニューシャム氏は戦略的視点が欠けているとする。
 「必要なものが何か。包括的・体系的に評価しないまま兵器を購入している。買うだけでなく、金額に注意を払い、必要に応じてお金を使うべきだ
 
当然な論評だが、一体いつ頃から日本の防衛予算に歯止めがなくなったのか。
 
「防衛装備品」と名前を変えても所詮は国民の命を守ることはしないで、おそらく使い道も定かではない役立たずの兵器を米国の言いなりになって買っているだけである。
 
だからと言って、国内の軍需産業を守れとは言わない。
 
多くの批判を浴び、反グローバリズムと言われようとも、トランプ大統領の「America First」はストレートで分かりやすい。


それにしても、「ニホンをトレモロス」否、「日本を取り戻す」と言っていたこのお方は、いつ頃、誰から取り戻すのか、一度会って聞いてみたいものである、とオジサンは思う。
 

 


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