新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

大阪よりも東京がこのまま感染者が増加すれば聖火は消える

2021年04月08日 12時11分56秒 | 東京五輪疑惑

外来種である英国産の変異株により、その感染率の高さから確実に「第4波」に突入したようである。
 
これは決して自然現象ではなく、明らかに本来やるべきことを、真剣にやっていなかった連中による「人災」であろう。
 
とりわけ国民の税金で公職についている連中は、ある意味では「範を垂れる」立場からそれなりの立ち居振る舞いを求められる。
 
ましてや2年目に入ったコロナ禍において、日本中の人が「ニューノーマル」などという耳当たりのよい言葉に踊らされながら「非日常」的生活を強いられている。
 
だからと言って「役人も人の子」などと言って許されることではない事態が先月下旬から全国的に続いている。
 
最も大きなニュースとなったのが、「厚労省職員23人送別会 菅政権、「鬼門」の夜の会食に衝撃」であった。
 
そして、大人数での会食のリスクは、「宴会の老健局でコロナ感染 複数人、厚労省調査」ということで明らかになった。
 
さらには文春砲が報じた、「窓をハンマーで叩き割り…厚労省8階で官僚が血まみれ自殺未遂」を読むと本当に今の厚労省に国民の命が守れるのか、疑心暗鬼に陥ってしまう。 
 
霞が関の国家公務員連中がこんな体たらくなので、このような気のゆるみはすぐに地方に伝播してしまった。
 
大阪市職員送別会や会食で感染相次ぐ 4人以下、マスク会食守らず」 
 
県職員ら39人が送別会 会食『少人数』呼びかけ中 鹿児島
 
富山・氷見市長が5人以上で会食 幹部らと、『軽率で配慮欠けた』」
 
若者たちに向かって、卒業式の後の会食や謝恩会、そして花見の宴会や歓送迎会の自粛を訴えていた「大人」たちが自らの特権意識丸出しの醜態を演じ、それを内部からリークされてしまうという情けないことが起きている。
 
こんなことから全国的に感染者数が連日更新され特に人口ではかなり東京よりは少ない大阪が急に突出してしまった。

 
これは決して大阪住民だけが特に悪いわけではなく、明らかに大阪市長や大阪府知事の怠慢によるものであろう
 
「本来やるべき時に、やるべきことを真剣にやっていなかった連中」が不要不急のことにかまけていたことが、大阪では明らかになったということであろう。

「やってる感」の演出はピカ一のパフォーマー小池百合子の東京でも無策により負けじと感染者数を増加させている。    

それでも五輪開催にしがみついている小池百合子はただ都民に自粛を求めるだけで、こんな批判が出ていた。

やはり忌まわしい五輪からは逃れられないらしい。

世界中の主なメディアからも批判されていた、「聖火リレー」はリレー走者の地元ではそれなりに「密集」状態を作りながら、行われているようだが、決して「粛々」とはいかないようである。
 
開始3日で3件の車両事故 『聖火リレー』で電通に厳重注意」  

3月25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」でスタートした聖火リレー。開始から3日間で3件の車両事故が続けて起き、運営を担う電通が厳重注意を受けていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
 復興五輪の象徴として、3月25日~27日の間、福島県内を回った聖火リレー。運営を担うのは、五輪組織委員会から業務委託を受けた大手広告代理店・電通だ。ただ、実際の現場の運営は、電通から発注を受けた企業のスタッフが行っている。
 その現場スタッフが明かす。
「バックする際に接触してしまうなど、福島県を回った3日間で3件の車両事故が起きました。事務局からは、安全運転を徹底するよう通達が届いています」
 なぜ、事故が繰り返されたのか。
「五輪延期に伴う運営の簡素化で人員が削減されてしまい、一部運営スタッフは3~5人の4班編成という少人数で聖火リレーに同行しています。班によっては日の出時刻に出発し、業務終了が夜10時過ぎになることもある。食事時間もほとんど無いスタッフもいるそうです。事務局からは『各班交替で休みを取るように』と言われていますが、休んだら業務が回りません」(同前)
県をまたいだ移動の場合は、長距離運転も強いられる。
「運転役のスタッフは寝不足だし、慣れない道を運転するのを怖がっている。この先大きな事故が起こらないか、不安です」(同前)
組織委員会、電通の回答は……
 組織委員会に事実関係の確認を求めたところ、以下のように回答した。
「車両の軽微な接触事故が起きていることは事実です。警察への届出などを含め、事故処理を適切に行っています。今回の事案については、受託会社(電通)に厳重に注意を行いました。引き続き、安全で安心な聖火リレーが実施できるよう、努めてまいります」
 一方、運営を担う電通は以下のように回答した。
「事故については事実です。ご心配とご迷惑をお掛けし申し訳ございません。聖火リレーが始まったばかりで、十分な対応ができているか検証しながら進めている状況で、安心・安全な聖火リレーを推進していけるよう改善に努めてまいります。また、業務実態についても適切に把握を行い、改善を行ってまいります」

 組織委員会を巡っては開会式の演出を巡る問題をはじめ、透明性の欠如が指摘されているが、車両事故が起きていた事実についても公表してこなかった。


今までも「電通五輪」とか「電通リレー」と揶揄されてきたが、五輪組織委員会という組織はカネを集め、電通にすべて業務委託し、電通は下請け企業に丸投げし、問題が起きても隠ぺいするという悪しき体質が五輪を取り囲んでいるようである。
 
五輪といえば必ず出てくる言葉に「アスリートファースト」という呪文がある。
 
確かに10万の観客がいてもアスリートたちが不在ならば五輪は成立しないことは子どもでもわかる話である。
 
それなら何が何でも「アスリートファースト」を最優先してもいいのだろうかという批判も出てくる。
 
政府、五輪、パラ選手への優先接種検討」 

アスリートは安心なのかもしれないが、果たしてワクチン未接種の観客たちの不安は高まるばかりであろう。
 
さて、サッカーJ1神戸の会長を務めている楽天の三木谷浩史会長兼社長は、「政府は五輪がファースト。その為のJリーグ・プロ野球。実績作りの道具にされているだけ。他のあらゆる事もきっとそうなのだろう。ミッキーさん(三木谷氏の愛称)には、Jリーグを通じて聞こえる政府の本音を公にしていって欲しい。あなたにしか出来ないと思う」とのツイートに応えて、「楽天・三木谷氏『今年の五輪は反対。リスク高すぎる』とツイート」と言っていた。

ようやく、それなりの人がまともなことを言い出していた。
 
東京都の専門家の予測では今後、新規感染者数が前週比120%で推移した場合、5月半ばに1日あたり新規感染者は1000人、150%で同4000人超となるとのことのようだが、そうなれば聖火リレーは都内には入ることができなくなり、静かに聖火は消え、海外から選手団もやってこないのではないだろうか、とオジサンは思う。
 

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