新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

『本当に悪いやつ』を逮捕できれば日本の検察は信頼を取り戻せる

2022年10月10日 11時28分04秒 | 東京五輪疑惑

岸田文雄が事務所の秘書であった長男を、突如、総理秘書官にしたことについては、自民党をはじめ内外から批判の声が上がっていた。
 
なかでも、こんな見方をする記事があった。 
 
岸田首相が踏み切った『リアル世襲劇場』“独断"の長男首相秘書官起用で問われる『人事眼』」 
 

岸田首相が、自身の長男翔太郎氏(31)を首相秘書官にしたことが、大きな波紋を広げている。永田町では「ナイスガイ」(自民党関係者)で知られ、「これまでのところ、悪いうわさは耳にしたことはない。総裁選の時も家族とともにお父さんを支えていた。支持率が下がっている中でもあり、一種の『精神安定剤』でもあるのだろうか」(同)と、首相の胸の内を推しはかる声を聞いた。
翔太郎氏は普段から公邸で首相とともに生活している。自民党総裁選のころには、議員宿舎でいっしょに父親と食事をする様子が、テレビの密着企画でも放送された。商社勤務から父の秘書に転じたということは、もともと「ゆくゆくは政治家」という目的があってのことなのだろう。要は、政治家になるための「見習い修行」を、首相は自身の在任中に息子に行わせる形にもなる。またとない機会ではあるだろうが、やはり「公私混同」という批判が出ても仕方がないと感じる。野党関係者は「リアル世襲劇場だ」と批判する。
岸田首相は「政権発足から1年という節目をとらえ、適材適所の観点から総合的に判断した」と、翔太郎氏の就任理由について繰り返している。そもそも首相秘書官は、国のトップをサポートする「プロ」の立場だ。首相の日程管理や国会答弁の準備を行い、専門知識を生かした助言もしなくてはならない。「政務」担当と「事務」担当に分かれており、岸田官邸の首相秘書官は現在、翔太郎氏を含めて8人だ。
事務担当の秘書官は、将来事務次官就任も見込まれる官僚たちが、各省庁から集う。一方で、翔太郎氏が就任した「政務」担当の秘書官は、秘書官全体のまとめ役、番頭格だ。「政務」の首相秘書はこれまで、国会議員時代の秘書を起用するケースも多かったが、第2次安倍政権では安倍晋三氏の「懐刀」と呼ばれた経産省出身の今井尚哉氏が就き、辣腕(らつわん)を振るった。岸田政権では、岸田氏と同じ開成高校の後輩で、経産省の事務次官まで務めた嶋田隆氏が務めている。翔太郎氏は、形としては元事務次官経験者の嶋田氏と同じ立場になるのだ。
そのため、批判される理由の1つが「経験不足」だ。親族を秘書にする国会議員は多いし、子どもを秘書官にした首相もいる。福田康夫首相は、長男の福田達夫衆院議員(自民党前総務会長)を首相秘書官にした。達夫氏も商社勤務を経て秘書になったが、首相秘書官になったのは40歳のころで社会経験も十分積んでいた。現在31歳の翔太郎氏に、重職が務まるのかという不安だ。
というのも、首相秘書官は、普通の国会議員の秘書とは異なり、首相官邸という権力の館で、24時間戦い続ける首相を支え、時には防波堤にもならなくてはならない。今井氏のように、ときに主を超える存在感を示すこともある。「主を超える存在感」という観点では、5年5カ月にわたった小泉純一郎政権で、秘書時代から小泉氏を支えた飯島勲氏(現内閣官房参与)も、政務秘書官として各省庁から集った秘書官を「チーム小泉」としてまとめ上げ、長期政権に大きな役割を果たした。
「存在感」を表現する観点では、帝政ロシア時代に皇帝とともに大きな力を持った人物の名前をもじって、飯島氏や今井氏は「官邸のラスプーチン」と呼ばれた。また、橋本龍太郎内閣で政務担当の秘書官を務めた江田憲司氏(現衆院議員)も、その立ち回りぶりから織田信長に重用された側近を念頭に「官邸の森蘭丸」と呼ばれた。首相秘書官とは、そういう立場だ。つまり、これまでの経験を生かして首相を支えるのが使命で、特に政務担当秘書官はその比率が大きく、若干30歳の翔太郎氏に務まるのか、が、話を聞いた人の一致した見方だった。
あるベテラン秘書は、タイミングにも疑問を呈する。「首相就任時から連れて行くならまだ分かるが、1年たったから官邸に『異動させます』というのは意味が分からない。政権に余力がある時ならいいが、今は支持率低下でつらい時期。岸田さんは家族思いで知られる。つらい時に家族をそばにおきたいということであったとするなら、一種の『お友達人事』ではないか」と話す。
岸田首相は8日の参院本会議代表質問で、翔太郎氏起用の理由をただされネット情報やSNS発信への対応を、理由の1つにあげていた。自民党関係者によると、翔太郎氏はこれまでも首相のSNS戦略を担っていたといい、官邸に入らなくてもできることだ。就任以来、謎の高支持率が続いたものの、7月の安倍晋三元首相の銃撃事件以降の問題山積で一気に支持率が落ち、「実体」が見えてしまった岸田政権。長男の突然の起用理由に「SNS対応」をあげるのは、やはり苦しい。
今回の人事は首相の独断で、周囲に相談したような形跡はないという。これまで岸田首相の「人事眼」は絶妙で、自民党人事を含めて、その絶妙さを評価されてきた経緯がある。果たして、長男を巻き込んだ官邸人事は、吉と出るか凶と出るか。失速気味の首相とともに単なる「体験入学」「思い出づくり」で終わったら、首相の人事眼にも疑問符がつきかねない。

 
●韓国の皇帝のお願いによって日本は韓国を併合しました。
●日本は朝鮮半島の人びとが豊かになるためのサポートをしていた……言語についても、積極的にハングルを学べるよう学校教育にも積極的に取り入れました
●南京では日本が多くの中華民国の国民の命を奪ったと言われてきました……数万人が犠牲になったという話もありますが、何を根拠にした数字なのか、証拠はありません。
●アメリカは日本を窮地に追い込むことで戦争に踏み切ることを読んでいて、あとはいつ攻撃を仕掛けてくるのか、というところだけを注意深く見ていました。そして、アメリカは戦争を正当化するためにも、どうしても日本に最初に攻撃をさせたかったのです。


こんな内容を小中学校への副教材として提供していたのが金持ちボンボンの集まりと揶揄されながらも、若手経営者の組織として、地方都市などではそれなりの発言力と政治力を持っている日本青年会議所(JC)。
 
そのJCの会頭に、かつて未曾有(みぞゆう)、とか踏襲(ふしゅう)と独特の読み方を全国的に晒した麻(アホ)生太郎の長男が就任するという。
 
この長男は麻生商事(福岡市)社長の麻生将豊という人物である。
 
青年会議所会頭に麻生太郎氏長男 将豊氏『日本取り戻す』」 
 
任期は23年1月1日から1年間というのだが、「日本取り戻す」という言葉が独り歩きしている。
 

この言葉は、正確には亡き安倍晋三が使っていた「にほんをとれもろす」というキャッチコピーのパクリに過ぎない。
 
アホ太郎も1978年にJCの会頭を務めており、親子2代での会頭就任となるのだが、将来的には後継として選挙に出るための布石なのかもしれない。

長男を首相秘書官に起用した岸田文雄といい、政治家が家業になっている一族が欲しいままにするこの国の政治の品格がよくわかるというものである。
 
世襲政治屋がそんなことをしたのかといえば、結局は利権まみれの仕事しかしていないのではないだろうか。
 
その代表的な利権の巣窟が東京五輪であった。
 
上杉隆の、「安倍氏銃撃で状況一変。ついに外れた五輪汚職という不正隠しの蓋」ではこんなイントロで始まっている。
 
【五輪汚職】蘇った東京地検特捜部、続々逮捕の3つの理由(1)
安倍晋三元首相の銃殺
甲斐行夫検事総長の就任
市川宏東京地検特捜部長の存在 
「果たして、本丸の高橋逮捕はどこにつながるのか。この後、高橋氏の再逮捕が繰り返されて、事件を固める作業が続くだろうが、最終的に東京地検が狙うのはどこなのか。特捜検事といえでも人の子である。承認され、組織の評判の高まることを嫌う理由はない。
あの黒川氏のキャリアが「麻雀賭博」で絶たれ、同期の林検事総長が退任した6月、検察は新しい体制でスタートを切った。これは検察再生の始まりとなるのか。」
 
そして2週間後には、「森元首相の逮捕はあるか?検察が五輪汚職で狙う『本当に悪いやつ』」で具体的な悪いやつの名前があがった。
 

「麻雀賭博」で失脚した黒川氏は、その後も隠然と影響力を残し続け、法務省に小さくない影響力を保持していた。鳩山邦夫法務大臣は鬼籍に入ったが、彼には安倍元首相がいた。また、菅義偉官房長官も首相に就任した。よって、省内でも黒川氏はまだ安泰だと言われていた。
だが、菅義偉首相が退陣してから少しずつ風向きが変わりだした。とくに、今年6月末の検察人事は、黒川氏の影響力を削ぐためともいわれていた。7月8日、安倍元首相が銃殺されると、彼を後見する者はいなくなった。
「犯罪の摘発は困難を極めているが、それにくじけず、本当に悪いやつが誰かを見極める捜査を検察官に期待している」(落合義和東京高検検事長就任会見)
元特捜副部長で、激しい取り調べで有名な落合義和氏が、黒川氏の長く務めていた高検検事長に就任するや、五輪汚職の扉が開いたのだ。これは偶然だろうか。
甲斐検事総長、落合高検検事長、市川特捜部長に妥協する様子はみえない。いまや、世論からの応援の声で庁内はかつてないほど熱気に包まれているという。検察官といえども人の子、国民からの声援がうれしくないはずはない。
仮に、元首相の逮捕となれば、あの田中角栄元首相以来46年ぶりのこととなる。果たして、検察の反撃はどこまで本気なのだろうか?

 
田中角栄以来46年ぶり首相級の逮捕か。森喜朗元首相の消えた“恫喝力"
 
■国葬が終われば、東京地検特捜部は最後の仕上げに動くだろう。
なにしろ特捜部の悲願は1976年以来の首相級の逮捕だ。当然、狙いはスポーツ(体育)利権のドンである森喜朗元首相だ。
国葬の日、大広ルートで新たに逮捕者が出た。高橋治之容疑者も三度目の逮捕となり、これで20日間(延長含む)の拘留は確定的になった。
大阪に本社がある大広は博報堂の100%小会社である。ちなみに、博報堂DYの「D」は大広、「Y」は読広のそれぞれ頭文字で、巨人・電通に対抗するスポーツ部門の強化のために作られた広告代理店の連合体である。
ただ、今回の大広ルートが政治家に到達することはないだろう。オフィシャルサポーターのECCから「語学通訳事業」の一部を奪い取り、大広に振り分けたのは高橋容疑者だ。高橋スキームの捜査の一環である。
では、あの政治家に至るルートはなにかといえば、繰り返し『ニューズオプエド』でも指摘しているように駐車場事業、つまりパーク24ルートの「築地市場跡地」や「秩父宮ラグビー競技場」の利権である。
とりわけ秩父宮ラグビー競技場については、2019年に開催されたラグビーワールドカップ以来、森元首相利権の中核でもある。政治資金収支報告書や還流する資金の流れは、当時(7年前)の拙著『悪いのは誰だ!新国立競技場』(扶桑社新書)に詳述しているので、そこは触れない。
検察の動きが激しい。安倍元首相の蓋が外れたのはもちろん大きいが、なにより森元首相の体調が思わしくなく、永田町への忖度の必要がなくなっていることが、検察を元気にさせているのだろう。
2016年の春、ともに東京都都知事選に出馬した山口敏夫元労働大臣と私は、完成したばかりの虎ノ門ヒルズ前で一緒に演説したことがある。2005年くらいから五輪問題の取材をしていた私と、かつて高橋治之容疑者の弟ともに逮捕された経験のある山口氏とは、ある意味、オリンピック利権の構造を知り尽くしている「同志」でもあった。よって、候補者同士にもかかわらず、自主的に合同演説会を開催することになったのだ。
「森喜朗君。そんなところにいないで、出てきなさーい。森君、君はいつも逃げ回っている。安倍晋太郎さんが危篤の時もそうだった。小渕総理の時もそうだった。今回もまた、君はこそこそして、月額6,000万円の高額家賃のそんなビルの8階に逃げ隠れているのではないのか?」(山口氏)
そのころ、選挙活動の後に、山口氏と私は、高橋治之容疑者と竹田元会長のステーキハウスである「そらしお」に出かけたものだ。そこでは、カウンターに座って、密談をする高橋氏と竹田前会長の姿を何回か見かけた。
今回の五輪汚職の萌芽は、すでにそのころから腐臭を放っていたのである。もちろん検察もチャンスをうかがっていた。というのも、その「そらしお」を舞台に繰り広げられる不正に、フランスの検察当局が関心を示しており、日本の捜査当局に対しても情報の確認が入っていたからである(つづく)。

有料メルマガらしく、小出しにしながら読者を引っ張て行くことは仕方がないであろう。
  
現時点では、電通の高橋治之容疑者は「みなし公務員」としての贈収賄事件に関しては否認している。
 
森喜朗もすでに検察の事情聴取を受けているらしいが、おそらくは簡単には逮捕につながるような自白は難しいのだが、その周辺の関係者等から容疑を固めて送検されれば、「本丸」の森喜朗が「来46年ぶり」の元首相の逮捕になる日は遠くはない、とオジサンは思う。
   

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