新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

10分の対策会議で死者を増やしてしまった安倍晋三

2020年02月22日 12時11分50秒 | 安倍晋三

国内で大規模災害が発生した場合、必ず官邸内に「〇〇対策会議」が設置され、連日その場面がテレビのニュースで放映される。
 
国民はこのシーンを見て、「安倍政権はチャンと国民のことを心配しているんだ」と思い込まされていた。
 
ところが、昨年の台風19号発生時には、「NHKが台風19号接近のさなか台風情報に安倍政権PR紛れ込ませ! 高市早苗総務相の無内容な災害対策会議を強引に報道」という記事が出ていたのだが、今回の「新型コロナウィルス感染」に関しても、やはり同じようなことが繰り返されていた。
 
安倍政権が「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置したのは、1月30日で、2月18日まで、土日を含めて計11回も開いている。
 
当然ながら安倍晋三が「本部長」をつとめ、全閣僚が出席することになっている。
 
小泉進次郎環境相が、地元の新年会に出席するために、政務官を代理出席させたのが、この11回目の「対策本部」であった。
 
縦割りの官僚体制では的確な判断と指示が出せないので政治家が主催してコロナ対策を話し合う最高機関の位置づけである。
 
ところが、なぜか大手メディアは伝えようとしないが、会議時間は毎回10分程度であり、安倍晋三が冒頭に挨拶したら、すぐにお開きになっているという。
 
わずか10分の会議では、どう考えても効果的なコロナ対策を話し合えるはずがなく、その後の国内感染者の拡大が見事に物語っている。
 
わずか10分間という意味のない対策会議を11回も開いているのは、安倍首相が挨拶するシーンをテレビカメラに撮らせるためです。要するに、国民に“やってる感”をアピールするのが目的です。小泉環境相、萩生田文科相、森法相が会議をさぼったのも、国民向けのパフォーマンスだと分かっているからです。“やってる感”を演出する、安倍首相のいつもの手口ですよ。本気でコロナ対策をやる気があるのか疑問です」と話す政府関係者もいるという。
 
2月13日に国内初の死者が出たため、翌日の対策会議には注目が集まっていたが、その日の安倍晋三の動きはどうだったのか。

 
【首相の一日】2月14日(金)」によれば、首相番記者はこう記録していた。
 
5時26分、新型コロナウイルス感染症対策本部。6時39分、東京・内幸町の帝国ホテル。宴会場「桃の間」で日本経済新聞社の喜多恒雄会長、岡田直敏社長らと会食。9時44分、東京・富ケ谷の私邸
 
しかしその日の対策会議でも冒頭の8分ほどのメディア撮影が終わると安倍晋三は即座に退席して帝国ホテルに向かったらしい。
 
問題は、「安倍首相グルメ三昧 コロナ対策会議わずか10分のデタラメ」である。
 
     
          【日刊ゲンダイより】
         
人命がかかっているのに、安倍首相には真剣さが感じられない。いつものように、うわべだけです。いま多くの日本人は、相手に迷惑をかけないように会合を控えている。なのに、美食三昧なのだから、どうかしています。もちろん、医療関係者と会食するのはいいですよ。しかし、会食相手は、メディアのトップや森喜朗元首相、自民党議員でしょう。精神を疑いますよ」と政治評論家の森田実が安倍晋三の精神状態を疑うのも無理はない。
 
こんな政府を支える与党の自民党内の対策本部はどうなのかといえば、さらに酷い状況らしく、その本部構成メンバーは極めて危ういいわくつきの連中がいるらしい。
 
自民党コロナ対策本部がヤバイ! 青山繁晴、杉田水脈らネトウヨ議員だらけ、中国人入国拒否、殺菌スプレー、細菌兵器説を本気で主張」 
 
政府・与党がこんな体たらくなので、「クルーズ船乗客の死亡は安倍政権の人災だ!『船内感染は留め置いた5日以前』という厚労省の言い訳の嘘」という批判につながってくる。
 
さて、衆院予算委員会で立憲民主党の辻元清美議員から、桜を見る会の前夜祭における支払い費用疑惑に関して会場の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の広報担当とのメール内容により過去の国会答弁の「虚偽」を指摘され絶体絶命に追い込まれた安倍晋三に、産経新聞は素晴らしい救いの手を差し伸べたらしい。
 

<ANAホテル領収書 桜夕食会の宛名は「上様」 首相答弁と一致>
 2020.2.21 17:5 産経新聞
 「桜を見る会」前日に安倍晋三首相の後援会が主催した夕食会に関し、会場となったANAインターコンチネンタルホテル東京(旧全日空ホテル)が発行したとする領収書を参加者が実際に受け取っていたことが21日、分かった。宛名は「上様」と記され、首相の国会答弁と一致している。
 産経新聞は、参加者が保管していた領収書を確認した。ANAホテルが会場となったのは平成25、26、28年の夕食会。確認したのは26(2014)年の領収書で、桜を見る会前日の「’14・4・11」との日付が記されている。宛名欄には「上様」、金額は「5000円」で、「夕食懇談会として」となっている。
 係名や「通し番号」が書かれ、支払い済みを示す赤色のスタンプも押されている。参加者は取材に「会場で会費を支払い、首相の事務所職員からホテルの領収書として渡された」と話している。
 野党議員は17日の衆院予算委員会で「宛名が空欄のまま発行することはない」などとするホテルの見解を示し、首相の答弁と矛盾すると追及。首相は「宛名は空欄」と説明してきたが、17日は「上様」の可能性に言及した。ホテル側も取材に「上様で発行することはあった」と回答した。
 今回確認した領収書について、ANAホテル広報担当者は「お客さまのプライバシーを尊重し、また日本の法律に従い、守秘義務を順守いたしております。つきましては、ホテルのプライバシーポリシーに準じ、お問い合わせをいただいた内容につきましては一切、情報開示することはできかねます」と回答した。


 
「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の営業担当責任者(?)が自民党本部に呼ばれ恫喝されたらしいというニュースが出回った直後には、当ホテルはすべてのメディアからの問い合わせを拒否していた。
 
そんな中で、2014年の4月11日の前夜祭に参加したらしい安倍晋三事務所後援会の参加者らしき人物が受け取った領収書を突然産経新聞に提供したということになる。
 
6年も前の領収書が存在しているならば、昨年の約800枚以上発行したとされている領収書が1枚くらい出てきてもよいはずである。

ましてや安倍晋三の支持者ならば安倍晋三の答弁通りに自分の領収書をメディアに見せれば、すぐに疑惑が晴れたはずである。

安倍晋三応援団のメディアの記事なのでにわかには信じられない人も多い。

   
「パノラマ・ホテルズ・ワンって沖縄のリゾートみたい」という疑問には、こんな答えがあった。

  
たしかに2015年には、「ANAインターコンチネンタルホテル東京など4ホテル、シンガポール政府系ファンドが取得へ」という記事がでており、2014年当時には「ANAインターコンチネンタルホテル東京」は存在しなかったはずである。
 
いまさらなんだが、財務省の公文書を平気で改竄させてしまった安倍晋三なので、いまさら驚くことはないが、「そこまでやるか産経新聞」とオジサンは思う。   

 

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