新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

ついに物証が出始めた「桜ゲート」

2019年11月28日 12時09分39秒 | 桜を見る会

週刊金曜日の11月22日号「話の特集」という矢崎泰久の企画・構成のコーナーがある。
 
その矢崎泰久がこんなコラムを書いていた。
 

【目に余る】①数が多くてみわたすことができない。②度を超していて黙って見ていられない。『広辞苑』
 いかなる権力も必ず腐敗する。これは世界的な真理である。ところが初めから腐敗堕落していたのが、日本の安倍政治だ。7年間で10人の閣僚が引責辞任した。森友・加計問題のように、次々に渦中の人に証言させ、危なくなると更迭してうやむやにする。それの連続で徹底的に隠蔽し、目的を果たしてしまう。安倍政権の闇は深い。
 森友学園は安倍晋三記念小学校の名で生徒を募集し、国有地の払い下げを受けて新校舎の建造に着手する。妻の昭恵は瑞穂の国小學学校の名誉校長に就任していて、安倍晋三夫妻と森友学園には深い絆があった。ところが問題が起きると、知らぬ存ぜぬを通し、森友学園の理事長を切り捨て、権力を利用して逮捕し、完全に口封じをしている。目に余る
 国政選挙で過半数の議席を獲得しているが、実際の得票率は常に25%以下である。つまり選挙制度のカラクリによって死に票の山を築き、数の上だけで勝利している。本来は砂上の楼閣に過ぎない。水と油のような公明党を与党に引き込み、政権の補完をしている。つまり、もともと腐敗体質なのだから、始末が悪い。
 それを率いる安倍晋三なる俗悪な権力亡者の存在が、目に余るのだ。
 とうに馬脚を現しているにもかかわらず、なかなか失脚しない。まったく不思議である。そろそろトドメを刺す時期に来ている。
 目に余る実態を列挙しよう。
 最近ことに顕著なのは、天皇徳仁の即位に関する5つの行事における振る舞いにある。
 象徴天皇制では、皇室を政治利用することは禁じられているというのに、大々的に即位の礼を行い天皇を神格化して、世界中に誇示した。先例に倣ったとしているが、もっと質素にすべきところを、必要以上に豪華絢爛とした。古事に依るとしているが、象徴としての天皇には、相応しいものではなかった。壇上に登った安倍首相は、祝辞を述べ萬歳三唱をした。誇らしげであったばかりか、自衛隊による祝砲に胸を張る姿は、滑稽そのもので、日の丸国民はともかくとして、背筋を寒くした人々も多かったに違いない。
 式典の内で、パレードの前夜に二重橋前で開催された奇妙な会では、安倍首相だけが、赤い大きな記章を胸に着け、他の要人は白としている。そんな必要がどこにあるのだろう。目立ちたいだけとしか思えない。しかも演出に違いないのだが、式典終了直後に、天皇陛下萬歳の嵐を巻き起こし、私を慄然とさせた。
 正しく紀元二千六百年の夜の再現だった。1940年の軍国主義華やかな時代へ後戻りした印象であった。おそらく意図された祭典の幕切れの怖さに、過去を思い起こした人もいただろう。
 その翌日のパレードをNHK総合テレビの中継で見て、さらに呆然とした。天皇・皇后の乗ったオープンカーの前に菅義偉官房長官車、その次に安倍首相車が続いていたが、安倍首相は窓を開けて笑顔を沿道の国民に向けたらしい。前回の即位パレードで海部俊樹首相も先導者の中に居たが、窓は開けなかった。まったく安倍首相は、目に余る
 8日午後、参議院予算委員会で、安倍首相は立憲民主党の杉尾秀哉議員の質問中、突然杉尾氏を指さしながら、「共産党!」と野次を飛ばした。何の脈絡もない野次に、場内は騒然となり、質疑はストップ。委員長から「不規則発言は厳に慎んで欲しい」と注意されたが、安倍首相はニヤニヤしている。6日の衆院予算委員会でも、安倍首相は野党議員に野次を飛ばして注意を受けたばかりだった。反省などカケラもない。
 内閣改造後、ほどなく1週間で2人の閣僚が辞任に追い込まれた。任命責任を野党に追及されるや、安倍首相は「責任は私にある」としながらも「即刻後任人事を行い、職務に支障のないようにしている」とトンチンカンな答弁に終始した。
野党もだらしないが、日本のメディアも役目を果たさない。結局、安倍首相にとどめを刺せないで、逃げ切られてしまう。実に情けない。
 8日の予算委での最終質問は日本共産党の田村智子議員だった。安倍首相が「桜を見る会」に例年地元後援会から招待者を多数参加させている事実を追及した。今年は850人を前夜都内のホテルに集め、妻の昭恵も交えて宴会を開き、翌朝バス17台に分乗させ開会前の新宿御苑に入場させ、記念撮影を行った。「桜を見る会」の趣旨に外れるばかりか、国費で支持者を饗応したことになる。この問題は現在も追及されている。安倍首相は「招待客のプライバシーを侵害するから言えない」としているが、釈明できなければアウトの可能性もある。こんな目に余る人は他に存在しない。


安倍政権の「度を超していてだまって見ていられない」とばかりに、最近の目に余る実態を列挙しながら、最後に「桜を見る会」に関する数々の疑惑について、「釈明できなければアウトの可能性もある」と結んでいたが、その可能性がかなり高まってきたようである。  
 
招待客の名簿の破棄という、安倍政権お得意の「隠蔽工作」に関して内閣府の嘘に嘘を重ねた哀れさが明らかになっている。
 
野党、シュレッダー視察 A4用紙800枚、34秒で細断 桜を見る会

 
一応物証の確認行為だったのだが内閣府官房総務課長レベルの小物をいくら問い詰めても、本人が口を割らない限りは本丸には追及の手が及ばない。
 
あんまり追い詰めると真面目な忖度官僚は真実を明かさずに人生を終わらせるということになりかねない。
 
ホチキスの針とか芯が云々というのは、小銃で敵を1人づつ倒すようなもので、敵の大将を倒すには大砲が必要である。
 
マスメディアができないのなら、やはり「文春砲」が息の根を止めるかもしれない。
 
安倍首相が代表の選挙区支部 『桜を見る会』に旅費支出の疑い
 

      【「桜を見る会」前日及び当日の日付の「旅費」の領収書】
 

      【注意書きには「集合写真は事務所カメラのみ」の文字が】 


「これらの行事に安倍事務所のスタッフが“政党支部″のお金を使って参加していたとすれば、問題はさらに深刻です。支部の代表は安倍首相ですから、れっきとした安倍首相主体の政治活動といえる。そうなれば、やはりツアーや前夜祭の開催について収支報告書に記載がないのは益々おかしい。また政党支部には税金が原資の政党交付金が支給されています。その使途について、支部の代表たる安倍首相は、きちんと説明する義務があります」と、神戸学院大学の上脇博之教授が解説するまでもなく、隠しようがない事実は、安倍晋三自身が国会で自ら説明するしかないことは当然であろう、とオジサンは思う。
  
 
 

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