新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

アウェイ状態での君が代

2019年01月08日 11時39分52秒 | 日記

昨年の12月に、「フェイクは許せないが創作は大歓迎」というつぶやきの中で、元民主党の最後の首相となった野田佳彦に関する記事とネットの反応を紹介した。
 
野田前首相 立憲会派入りへ最終調整
 

「あーぁ、と思わずため息を漏らしてしまった。立憲民主党にとってこの人が入ることに何の意味があるのだろう。消費増税反対の効果を薄めるだけでなく、旧民主党の息の根を止めたという印象をどう払拭するのだろう。」
 
財務省に洗脳され、消費税増税を積極的に推し進めてきた野田佳彦には、「民主党最後の戦犯」という負のイメージが残っており立憲民主党支持者からは不快感が漂っていた。
 
年が明けて、一転して「野田氏、立民会派不参加へ」となった。
 
政策的に大きく隔たりがある人間がのこのこと古巣に戻ることに対する拒否反応を感じたのであろう。
 
やはりネット上では「歓迎!」の声が聞こえてきた。  

まあ、どうでもよい話であり政局には全く影響もないことである。
 
さて、話は変わるが3年前にオジサンは地元のNPO法人の理事長に就任した。
 
それまでの10数年間は「監事」として総会前の会計監査と総会当日の会計監査報告を行い、総会後のパーティーでは「幹事」として司会を続けてきた。
 
歴代の理事長が高齢だったり、市内の別団体の責任者になったりして、オジサンにお鉢が回ってきた。
 
NPOは定款に則り事業計画を策定しそれに基づき活動する組織である。
 
当NPO法人の定款第5条には、「市民活動を支援するための事業の企画と実施」がうたわれており、それに基づく活動計画案には、「さまざまなグループへの参加と応援」と「他団体に団体役員として参加」が明記されている。
     
その「他団体」の1つには市内の商工会議所が含まれている。
 
昨日は、その商工会議所の「新年賀詞交換会」に歴代の理事長としては初めて出席した。
 
同じ日には、経団連、日本商工会議所、経済同友会という経済中央団体による「2019年賀詞交歓会」も開かれていたらしい。
 
過去には、労働組合の大手単産の「○○周年記念パーティー」や労働争議を闘い抜いた組合の「勝利報告集会」などには幾度となく出席したが、経済人、即ち「使用者側」の集会には全く縁が無かった。
 
主催者挨拶が、商工会議所の会頭、主賓が県知事と市長と県議会議長、そして与党の政治家等が多数という、まさに「敵地」のような環境であった。
 
そして会場の檀上の脇には大きな日の丸が掲げられており、一瞬ある種の不安を覚えたが、それはすぐに現実となった。
 
弁舌さわやかな和服を着た女性の司会者が、「開会に先立ちまして国歌斉唱をいたします。最初の2小節の後に続いてください」と促し、「サックス四重奏 FOUR SEASONS」の女性たちの伴奏に合わせてオジサンも思わず口を開いていた。

       
 
この時ばかりは、サッカー日本代表が中東の国との試合前に、会場を埋め尽くした相手のサポーターに囲まれれて「君が代」を歌っている心境になった。
 
その後は「賀詞交換」どころか企業のトップと「名刺交換」することもなく、上野精養軒の豪華な食事をつまみながら、1人で FOUR SEASONSの彼女たちのサックスが奏でる素晴らしい四重奏に酔いしれながら早々に退散した。
 
 
       
 
    
  


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