新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

死んだ慎太郎ではなく生きている安倍晋三に鞭を打て

2022年02月03日 11時54分52秒 | 安倍晋三

昭和のレイシストであった石原慎太郎の死去に際しこの御仁のツイートに対するネトウヨ連中からも攻撃が凄まじかったらしい。
 
社民党の大椿裕子副党首、石原慎太郎さんを『レイシズム、性差別』と批判 炎上し反論
 


 
頼もしいのは、誹謗中傷ツイートに対しても最大限、反論しているところである。

 
まだまだ低俗な偏見に満ちたツイートがあったが、一つずつ丁寧に反論していた。
 
もちろん、好意的なツイートも散見された。

 
弱小野党の名も知られていない、しかも選挙で落選した女性というかなり弱い立場の者と見くびった浅はかな連中の低レベルなコメントだったのだが、こんなNHKの提灯報道に対しては、かなりまともな批判コメントがあった。
 
石原慎太郎氏が死去 89歳 東京都知事や運輸相など歴任」 
 
◆「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものは「ババア」」「業病のALS」といった暴言・問題発言を歯に衣着せぬ発言と表現するのは止めてほしい。
 
◆不謹慎だと言われようが、冥福を祈る気持ちに一切ならない訃報は久しぶりだ。こいつの発言や政治でどれだけはらわた煮え繰り返されたことか。
 
◆石原慎太郎・東京都知事は14日、東日本大震災に関して、「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と述べた。
      
◆ヘイトスピーチのコモディティ化についてこの人ほど寄与の大きい人はなかなかいないだろう。都政も負の功績が多いし、差別をばら撒く人がこの世から一人減ったのも間違いないしなあ。
 
◆我欲三昧の結果、残されたのは息子の完全落選。奴の死に、イギリス人に習って祝杯をあげよう(はてブ始めてから一貫して反慎太郎な俺がお悔やみ申し上げますとかの方がおかしいし
 
◆五輪招致も豊洲騒動も藪の中。DNAなる血統主義、患者の詐病扱い、女性蔑視、外国人蔑視、その大言壮語は綿々とネット軍師らに引き継がれたわけだがね。
 
◆石原批判に「品性ガー」のマナー講師が散見されるが、口先だけでなく本質で誰より品性を否定し、否定し続けたのはレイシスト石原当人だろう。そんな自称中立の語る"品性"の薄っぺらさ。
 
大椿裕子に対するヘイトまがいのツイートに比べれば、正確に石原慎太郎の「罪」の深さを忘れてはいない者ならではのコメントである。
 
あえて言えば「死んでも決して仏になれない」石原慎太郎に贈る、「死者に対する愛の鞭」であったのだろう。
 
石原慎太郎ほど「大物」ではないが、その立場上の大きな権力を使って税金を私物化している筆頭は、現存している安倍晋三であることは今さら言うまでもない。
 
取り巻き官僚のささやきから実現した、「小さい」「汚い」「使えない」と最悪な製品として三拍子そろった「アベノマスク」。
 
本人は国民のため、当時のマスク不足の解消に役立ったと今でも思い込んでいるから始末に負えない。
 
その全世帯2枚配布すべきマスクがなぜか大量に残り、または返品され莫大な管理費により在庫されていた。
 
当初は岸田文雄は「廃棄処分」の方針であったが、そのために新たに6000万円の税金が必要との試算が明らかになり、希望者に配布することになったのだが、実際の応募件数は約37万件であり、安倍晋三が「2億8000万枚の希望があった」という希望枚数とは3桁違う。
 
最小単位を「100枚」としたことで積み上がった数字で、都合のいいデータを切り取るイカサマは相変わらずである。
 
昨年12月24日から年明け1月28日まで。岸田文雄が「今年度内廃棄」を決め、まさに「愚策」の烙印を押され、キングメーカー気取りの安倍晋三はイライラを募らせていたという。
 
ところが一変したのは1月27日の安倍派の会合だったらしい。
 
 ゴキゲンで現れた安倍晋三は「皆さまにご心配をおかけしておりました、安倍政権当時に国民の皆さまに配布をいたしました布マスクでございます。通称別の名前がございますが、あえて私が言うとそこだけ切り取られますので言いませんが」と冗舌。ご満悦で2億8000万枚希望を報告すると、笑いと共に拍手が沸き起こったという話が伝わっていた。

“費用は税金”アベノマスク配送料に10億円 廃棄なら6000万円」

厚労省のホームページ「自治体・個人・団体からの布製マスクの配布希望の申出について」にはこう記してある。

〈布製マスクの配布希望の申出 について、令和3年12月 24 日(金)から令和4年1月28 日(金)まで 受け付けたところ、合計で約37万件の申出がありました。
  配布希望の枚数については、現時点でサンプル調査に基づいて推計すると、約2.8億枚以上となり、国の在庫約8,000万枚を上回る見込みであることから、売払いは実施しないこととし ます。〉

 今後は1カ月程度で配布枚数などを精査し、その結果や配布方法を公表。3月上旬をメドに配送を順次開始する見込みだという。
  
会計検査院の報告によると、アベノマスクは調達契約に442億6338万円を要したが、その後汚れ付着や毛髪混入などの発覚による検品業務委託に7億75万円、在庫の配送・保管費用(昨年3月まで)に6億96万円を計上。
 
さらに在庫の「不良品率15%」を判明させた検品費用20億9000万円、処分費用6000万円、今年3月までの保管費用9億円ほどを追加したのだが、これに配送料が乗っかれば、約490億円になる。
 
まさに絵にかいたような「世紀の愚策」につぎ込まれた血税を思えば、過去にもこれほど酷い「総理大臣」は記憶がない。
 


まあいくらこんな風に批判されても安倍晋三にとっては「馬耳東風」であろう。
 
オジサンの知っているNPO法人が経営しているコミニュティーカフェでは、このアベノマスクの紐を外しマスク部分を「台ふき」にするという。
 
現実的にはこのオミクロン変異株の旋風下では、アベノマスクは全くの役立たずでむしろ危険であろう。
 
生きている間に、このような愚策を繰り返し「負のレガシー」を積み上げている安倍晋三は「仏」になっても、厳しい鞭を浴び続けることだろう、とオジサンは思う。
    
  

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