韓国漫画「食客」は、「東亜日報」連載開始が2002年9月2日。今年3月9日、第135話をもって完結しました。
全135話の各タイトルは韓国ウィキで知ることができます。韓国の食文化について、ほとんど網羅していると言っていいのではないでしょうか?
単行本は全27巻。
私ヌルボの韓国漫画歴は、カン・モリムの佳作「달래하고 나하고(タルレと私と)」に始まりますが、その後とくに継続して読んできたのがホ・ヨンマン(許英萬.허영만)作の「食客」でした。
2003年9月刊行の第1巻から順次読み進んでいったのですが、この漫画を通じて、韓国の食文化についてばかりでなく、各地方の方言(사투리.サトゥリ)や風俗・習慣、そして食を取り巻く社会問題等々、いろんな知識を得ることができました。
※たとえば、韓国風納豆汁というべきチョングクチャン(清麹醤)のことは、この漫画の単行本第4巻で初めて知りました。また日本で「臭わない納豆」が出回るようになったのと同様、韓国でも臭いを抑えたチョングクチャンが広まっていることも・・・。
ホ・ヨンマンさんは先行の料理漫画「美味しんぼ」を参考にしたと書いてますが(∴主人公を記者にしなかった、とも)、「美味しんぼ」よりも料理の作り手の側により重点を置き、また取材量は「美味しんぼ」を上回っているのではと思います。
・・・・ということで16巻までは新刊が出るとすぐ読んできたのですが、その後他の本を読むのに忙しくなって、この3年は何となく読まなくなっていました。
それがたまたま先日職安通りのコリアプラザで20巻を購入して読んで、この本の魅力を再認識しました。トンドンジュやマッコリ等の酒がこの巻のテーマ。
内容については記しませんが、「将太の寿司」(韓国では「ミスターチョバプ(寿司)王」)の作者寺沢大介がモデルの日本人漫画家鈴木氏が来韓して、主人公ソンチャンたちと真露の工場見学に行ったりする場面もあったりして・・・。
※真露の工場は利川にあるんですね。ネット上を探したら、同工場の見学記も少しですがありました。→<置酒歓談>
(この種のテーマ旅行はいいですね! 可能であればヌルボも行ってみようかな。)
※ホ・ヨンマンさんは時々日本に来ていて、いろんな所に顔を出しているようです。何回か寺沢大介さんとも対談をしています。→詳しい記事はコチラ。また寺沢さんも韓国に行った時にホ・ヨンマンさんとたとえば→こんな店に一緒に行ったりしています。

【「食客」全巻セット。「食客マガジン」(右端)というのが付いているとは知りませんでした。】
映画「食客」は昨年観ましたが、料理対決に重点が置かれて、かなり漫画とは雰囲気が違う感じでした。「食客2」は予告編しか観ていませんが、やはり同じ印象を受けました。ドラマの方は観ていないので、なんとも・・・。
一般に、漫画の映画化は、小説同様8割方は原作の魅力を超えられないといってよく、それはこの「食客」にもあてはまるようです。
この漫画の翻訳本は昨年講談社のKCデラックスで刊行が開始されました。原作が横書きで当然左→右というページの流れだったのを、コマわりをどう手直ししたのかは未確認ですが、日本の漫画同様右→左にページをめくる形式になっています。また原作の1巻に1~5話が収録されています。ところが第5巻が刊行された後6巻以降は出ない状態が続いています。売れなくて続刊発行をやめてしまったのかなー?
全135話の各タイトルは韓国ウィキで知ることができます。韓国の食文化について、ほとんど網羅していると言っていいのではないでしょうか?
単行本は全27巻。
私ヌルボの韓国漫画歴は、カン・モリムの佳作「달래하고 나하고(タルレと私と)」に始まりますが、その後とくに継続して読んできたのがホ・ヨンマン(許英萬.허영만)作の「食客」でした。
2003年9月刊行の第1巻から順次読み進んでいったのですが、この漫画を通じて、韓国の食文化についてばかりでなく、各地方の方言(사투리.サトゥリ)や風俗・習慣、そして食を取り巻く社会問題等々、いろんな知識を得ることができました。
※たとえば、韓国風納豆汁というべきチョングクチャン(清麹醤)のことは、この漫画の単行本第4巻で初めて知りました。また日本で「臭わない納豆」が出回るようになったのと同様、韓国でも臭いを抑えたチョングクチャンが広まっていることも・・・。
ホ・ヨンマンさんは先行の料理漫画「美味しんぼ」を参考にしたと書いてますが(∴主人公を記者にしなかった、とも)、「美味しんぼ」よりも料理の作り手の側により重点を置き、また取材量は「美味しんぼ」を上回っているのではと思います。
・・・・ということで16巻までは新刊が出るとすぐ読んできたのですが、その後他の本を読むのに忙しくなって、この3年は何となく読まなくなっていました。
それがたまたま先日職安通りのコリアプラザで20巻を購入して読んで、この本の魅力を再認識しました。トンドンジュやマッコリ等の酒がこの巻のテーマ。
内容については記しませんが、「将太の寿司」(韓国では「ミスターチョバプ(寿司)王」)の作者寺沢大介がモデルの日本人漫画家鈴木氏が来韓して、主人公ソンチャンたちと真露の工場見学に行ったりする場面もあったりして・・・。
※真露の工場は利川にあるんですね。ネット上を探したら、同工場の見学記も少しですがありました。→<置酒歓談>
(この種のテーマ旅行はいいですね! 可能であればヌルボも行ってみようかな。)
※ホ・ヨンマンさんは時々日本に来ていて、いろんな所に顔を出しているようです。何回か寺沢大介さんとも対談をしています。→詳しい記事はコチラ。また寺沢さんも韓国に行った時にホ・ヨンマンさんとたとえば→こんな店に一緒に行ったりしています。

【「食客」全巻セット。「食客マガジン」(右端)というのが付いているとは知りませんでした。】
映画「食客」は昨年観ましたが、料理対決に重点が置かれて、かなり漫画とは雰囲気が違う感じでした。「食客2」は予告編しか観ていませんが、やはり同じ印象を受けました。ドラマの方は観ていないので、なんとも・・・。
一般に、漫画の映画化は、小説同様8割方は原作の魅力を超えられないといってよく、それはこの「食客」にもあてはまるようです。
この漫画の翻訳本は昨年講談社のKCデラックスで刊行が開始されました。原作が横書きで当然左→右というページの流れだったのを、コマわりをどう手直ししたのかは未確認ですが、日本の漫画同様右→左にページをめくる形式になっています。また原作の1巻に1~5話が収録されています。ところが第5巻が刊行された後6巻以降は出ない状態が続いています。売れなくて続刊発行をやめてしまったのかなー?