ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[5月6日(金)~8日(日)]

2011-05-10 21:49:30 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 たとえば「美味しかった」とか「おもしろかった」とか言う時に、「ふつうに美味しかった」「ふつうにおもしろかった」などと「ふつうに」をつける言い方をふつうに聞くようになったのはいつ頃からだったのかなー? とくに感動するほどではないけれど、期待通りorそれ以上だったということなんでしょうか?
 諸映画関係サイトで好評のようなので、「阪急電車 片道15分の奇跡」を今日観てきましたが、「ふつうによかった」ですね。各俳優の好演もあるでしょうが、基本的には原作(有村浩)の力でしょう、って読んでないですけど。読まずに観るのが正解ですよ、ほとんどの場合。いろんなエピソードが盛り込まれている中で、「翔子と翔子の話。泣けました」と書いてるレビューがいくつかあり、私ヌルボも同感! 反対意見にはふつうは気分が悪くなるものですが、例外的ともいえる否定的な感想の→コチラは興味深く読みました。
 「阪急電車~」の予告編6作品中に韓国映画が1つ。6月18日公開の「あなたの初恋探します」。このタイトルについては原題「김종욱 찾기(キム・ジョンウク探し)」じゃどうしようもないからOKでしょう。予告編も、いいフンイキ。日本では<ロマンティック・ラブストーリー>と銘打っていて、そんな作りになってますが、韓国版予告編はもっとコメディっぽくて、ずいぶん印象が異なります。本来はそういう映画のようですが、ターゲットの客層の違いなんでしょうね。


     【ヒロインのイム・スジョンはあまり美人じゃないところがいい。】

 韓国映画情報では、5月7日からシネマート新宿で「昼間から呑む」が始まりました。ヌルボは明日行こうかな、という心づもり。
 それから<トキメキ☆イケメンフェスティバル>というのが始まっているんですね。5月6~19日、全国のワーナー・マイカル・シネマズで上映。「イケメンですね」「トキメキ☆成均館スキャンダル」の各劇場版。前者の内容はよく知らなかったのですが、後者と時代は違っても基本的な設定がここまで似ているかと驚きました。
 そして5月28日~6月17日新宿のK's cinemaで<真!韓国映画祭 2011>。上映作品紹介は→コチラ、スケジュールは→コチラ。とりあえず、今回はそれだけ。
 あっ、6月4日からシネマ・ジャック&ベティ「大韓民国1%」と北朝鮮映画安重根 伊藤博文を撃つ(1979)が上映されます。特に後者はぜひ観ておかなくっちゃ! ・・・とこれは私ヌルボの備忘録。

    ★★★ Daumの人気順位(5月10日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①なくな、トンズ(韓国)  9.6(1077)
②あなたを愛しています(韓国)  9.6(1478)
③茂山日記(韓国)  9.4(20)
④サニー(韓国)  9.3(734)
⑤小さな村の小さなダンサー  9.3(70)
⑥クレヨンしんちゃん  9.3(38)
    超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(日本)
⑦番人(韓国)  9.2(76)
⑧世界で一番美しい別れ(韓国)  9.1(237)
⑨逮捕王(韓国)  8.9(336)
⑩Source Code  8.9(328)

 初登場は⑥と⑩。④と⑨は先週興業成績の方でランクインしてます。
 ⑥、「クレヨンしんちゃん」は韓国でも人気! ただ、タイトルは「チャングは止められない」(짱구는 못말려)です。この「劇場版:超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(극장판:초시공! 태풍을 부르는 나의 신부)」は日本では2010年4月公開。
 ⑩は後述。

【専門家による順位】

①トスカーナの贋作  8.3(6)
②Another Year  8.0(6)
③茂山日記  7.9(11)
④番人(韓国)  7.6(6)
⑤ウルトラミラクルラブストーリー(日本)  7.5(2)
⑥豆満江(韓国)  7.4(7)
⑦Source Code  7.4(5)
⑧告白(日本)  7.3(9)
⑨ジェイン・エア  7.2(4)
⑩泣くな、トンズ(韓国)  7.0(1)

 初登場は①と⑦。
 ①、日本では今年2月公開。友人からも薦められましたが、未見。しまったかな? 韓国題は「사랑을 카피하다(愛をコピーする)」です。
 ⑦は後述。

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[5月6日(金)~8日(日)] ★★★
         韓国映画「サニー」がトップに

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数

1・・サニー(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・338,254・・・・・・・・・・・・・・619,838・・・・・・・・・538
2・・Source Code・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・292,523・・・・・・・・・・・・・・534,097・・・・・・・・・498
3・・マイティ・ソー・・・・・・・・・・・・・・4/28・・・・・・・・・230,664・・・・・・・・・・・・1,249,629・・・・・・・・・516
4・・逮捕王(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・172,519・・・・・・・・・・・・・・383,934・・・・・・・・・497
5・・ワイルド・スピード MEGA MAX・・4/20 ・・・・・140,697 ・・・・・・・・・・・・1,312,902・・・・・・・・・384
6・・クレヨンしんちゃん(日) ・・・・・・5/05 ・・・・・・・・・53,360・・・・・・・・・・・・・・223,176・・・・・・・・・344
     超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
7・・危険な顔合わせ(韓)・・・・・・・・3/31・・・・・・・・・・38,517・・・・・・・・・・・・2,479,913・・・・・・・・・217
8・・劇場版イナズマイレブン(日)・・5/05 ・・・・・・・・・18,952・・・・・・・・・・・・・・・76,935・・・・・・・・・183
     最強軍団オーガ襲来
9・・怪しい顧客たち(韓) ・・・・・・・・・4/14・・・・・・・・・・18,433・・・・・・・・・・・・1,031,752・・・・・・・・・161
10・・サーカス象に水を・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・・15,487 ・・・・・・・・・・・・・・33,718・・・・・・・・・215

 2・6・8・10位が新登場。
 2位、列車爆破テロ事件の犯人を捕えるため、犠牲者の死ぬ直前8分間の意識に侵入し、記憶を体感できる装置に乗る兵士の活躍を描くSFサスペンス。「Source Code」とは、政府が開発した、その意識に侵入するシステム。死ぬ間際の8分間を何度も繰り返す、なんてねー・・・。そんなアイディアをひねり出すよりも、アメリカの人たちには、テロと戦っているはずの自分が実はテロリストだった、という平凡なアイディアをちょっとでも思い起こしてほしいものです。(反則的映画紹介?) 韓国題は「소스 코드」とそのまんま。日本公開は未定、かな?
 6位は前述。
 8位。6位同様日本のお得意ジャンルですが、あいにくヌルボにとっては数多い盲点の1つ。ムービーウォーカーのMovie Walkerのレビューによると、主人公・円堂守は「試合が終われば、お互いサッカーを愛する仲間」と言ったりしてるそうですが、ヌルボとしては「オマエの闘争精神はせいぜいそんなレベルか!?」と言ってやりたいです。韓国題は「썬더일레븐 극장판:최강군단 오우거의 습격」。「襲来」が「습격(襲撃)」に変わってますね。日本では昨年12月に公開されました。
 10位、サラ・グルーエンの小説の映画化。日本公開は8月6日の予定だそうで、原題は「Water For Elephants」。日本題はたぶん日本の翻訳本と同じになるだろうとのヌルボの推定。93歳の老人が、大恐慌のさなかの1931年、獣医学の学生だった頃のいろいろ(サーカス列車に飛び乗った等々)を回顧しつつ、70年という時空を行き来しながら進行する物語。・・・これはおもしろそうかも。韓国題はそのまま「워터 포 엘리펀트」ですが、発音は「ウォトゥ・ポ・エルリポントゥ」となります。英語の発音、日韓どっちもどっちの一例。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする